「ハンター」
オーストラリアのタスマニア島を舞台で、絶滅したといわれるタスマニアタイガーを追う一匹狼のハンターの運命やいかに!!
自分は予告を一度も観ていないのに、時間がちょうどいいからという理由だけで観てしまった。
まず大きな勘違いとして、スティーヴ・マックイーンの「ハンター」のリメイクかと思ってしまったこと。
タスマニアタイガーを大きな牙を持っている動物と思い込んでいたため、タスマニアタイガーが出てきてもすぐにわからなかった。
多くの人が指摘するだろうが、自分はサーベルタイガーをタスマニアタイガーだと思い違いをしていた。
そして最大の大きな間違いは主人公のハンターとタスマニアタイガーの息詰まる戦いだと思っていた。
まず、マックイーンの映画のリメイクではない。
タスマニアタイガーはサーベルタイガーに比べると派手さがない。
しかし、何よりも問題は、ハンターとタスマニアタイガーの壮絶な死闘だと思い込んでいたため。
ところが、これってハンティング映画じゃないんよね~。
主人公は凄腕のハンターで、70年以上前に絶滅したはずのタスマニアタイガーを捕獲し、その生態サンプルを採取するのが仕事。
仕事の依頼主は大手バイオ企業。
彼は現地で生活する家の家庭と仲良くなる。
母と子供2人。
父親は科学者で行方不明。
何となくタスマニアタイガーについて知っていたっぽい。
一方、現地では、環境保護派と森林伐採業者が激しく対立していた。
こう聞くと何か物凄く面白くなりそうなのだけど、どの設定もうまく生かしきれない。
全てに中途半端で、結局一番メインになるものが全くないのだ。
最終的に良い話にしようとしているのだけど、結局何が言いたいかよくわからない話になっている。
せっかく主演のウィレム・デフォーの無駄遣い。
もっといえば、デフォーは悪人面で良い人には見えない。
監督はダニエル・ネットハイム。
オーストラリアの映画なのでデフォー以外は知らない人ばっかり。
デフォーとタスマニアタイガーの息詰まる攻防戦や、復讐に燃えたデフォーが最後大暴れとか期待すると、脱臼するくらい肩透かしなので注意!
参加してます。よろしくで~す
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12-12.ハンター■原題:The Hunter■製作国・年:2011年、オーストラリア■上映時間:100分■字幕:伊東武司■観賞日:シネマスクエア東急(歌舞伎町)□監督・脚色:ダニエル・ネットハイム◆ウィレム・デフォー(マーティン・デヴィッド)◆サム・ニール(ジャック・ミン...... [続きを読む]
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