「さすらいの女神(ディーバ)たち」
トラブルを起こして業界を干されてしまったTVプロデューサーのジョアキム。
全てを捨てて渡米し、再起するため、ニュー・バーレスクのダンサーたちを引き連れ、フランスでの凱旋ツアーをする。
ステージは評判は悪くないのだが、最終目標のパリ公演には程遠く、今日も今日とて地方巡回するのだった・・・。
いわゆるロードムービーで、RCサクセションの「ドカドカうるさいR&Rバンド」を思い出させる。
ニュー・バ-レスクは我々が考えるストリップとは違い、裸になるけれどちゃんとしたダンスショーだ。
しかし、「NINE」のようなスタイルの良いお姉ちゃんが踊りまくるわけではない。
熟女という便利な言葉があるが、単刀直入に言えばおばちゃんで、さらに豊満という便利な言葉があるが単刀直入に言えばデブが肉体をさらけ出している。
前にも言ったが、デブ専は潜在的に多く存在するので、そっち方面のファンの人は絶対的に必見!
これ程までに粒揃いのデブが出てくる映画は多くないし、ましてや肌を露出しているとなると、この映画しかないかもしれない。
もちろん、そっち方面の趣味がない人でも、映画として純粋に面白い!
どんどん状況が悪くなるのをいかに切り抜けていくかという面白さもある一方、人生の悲哀を感じさせるものがある。
監督であり主演は「潜水服は蝶の夢を見る」や「007/慰めの報酬」のマチュー・アマルリック。
最近の007シリーズはいかにもな悪役ではないので、印象は薄かったが言われてみれば彼だったなあと思い出した。
今回の彼は当然主役なので目立っているが、ダンサーの女性たちが濃すぎるので少し薄まっているかな。
参加してます。よろしくで~す
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