2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 2011年日本映画ベストテン | トップページ | 2011年の映画を総括というか雑感 »

2012年1月 3日 (火)

2011年のダメ映画

 順不動で日本映画・外国映画関係なし。
 2009年の「白夜」というどうしようもない映画があったため、そのリハビリに相当時間がかかった。
 さすがにあそこまでひどいのは出てこないが、それでも毎年トホホな映画は確実に出てくる。
 もちろん、人それぞれなので、あくまで自分が感じたダメ映画のため、念のため。

 順位をつけないといいながらも、次に上げる映画は別格!
 2011年のダメ映画での上位4本である。

 「豆富小僧」

 日本の3DCGアニメはピクサーやドリームワークスが目標ではなく、この映画よりつまらない作品を作らないことである。
 原作が京極夏彦で、総監督が杉井ギサブローという正に死角なしの出演者&スタッフで、このがっかりな展開はどういうことだろう?
 豆富小僧のセリフ「手前、脅かすのは苦手ですから」は「面白がらせるのは苦手ですから」の間違いではないかと思ってしまう。
 いやある意味、日本の3DCGアニメの将来を脅かしている。

 「鬼神伝」

 選ばれし者とか、異世界にいって英雄になるとか、こんな中二病全開の話でいいのか?

 「たまたま」

 蒼井優(B78-W64-H85)の無駄使い。
 80年代に頭の悪そうな大学生が8ミリフィルムの自主映画で作りそうな話をやられてもなあ。
 

 「ワイルド7」

 もともと原作漫画は今のハリウッドアクションの先取りをしていたようなところもあり、いよいよ本家本元の登場かと思いきや、あまりにも適当な話展開にがっかり。
 原作漫画と別物であってほしかった。
 バイクアクションは、「クイック!!」の方が遥かに面白い。

 この4本は自分的にはダメすぎた。
 特に「豆富小僧」はこれからの日本の3DCGアニメーションの物差しになっていく。
 以下、適当に思いつくまま羅列していく。

 「僕と妻の1778の物語」

 主人公の男が気持ち悪いし、劇中妻が笑っている話が笑えない。

 「ジーン・ワルツ」

 
 海堂尊によるベストセラー医療ミステリーを映画化……らしいのだが、ミステリーでも何でもない。
 問題が山積の産婦人科医療の現場の話なのだが、説得力が全くないところが致命的。

 「洋菓子店コアンドル」

 ヒロインが見ていて不愉快だし気持ち悪い。

 「ONE PIECE ワンピース 3D 麦わらチェイス」

 
 普通に2Dの方が面白いって。
 3Dって飛び出すことに集中しすぎて、話がつまらない。

 「女忍 KUNOICHI」

 武田梨奈(B72-W57-H82)の無駄使い。

 「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」

 物凄く気合を入れて作っているのだが、誰を対象にしている作品なのかさっぱりわからない。
 タイトルに「手塚治虫の」とあるのに、手塚先生の絵の雰囲気は皆無。
 
 この映画を観る限り、ブッダは間違いなく中二病だ。
 三部作らしいが本当に作るの?

 「スカイライン-征服-」

 特撮は凄いんだけどなあ。
 話がつまらないというか、映画の形を借りた特撮会社のプロモっぽい。

 「デンデラ」

 いつの間にか動物パニック物に!
 それでいて説得力のない熊が出てきて、「リメインズ」もそうだが日本映画で熊が出てきたら間違いなくトホホな展開に。

 「アンダルシア 女神の報復」

 
 映画2作目で、最後のミッションとどや顔で言われてもなあ。

 「スノーフレーク」

 ミステリーなんだけど、トリックに無理がありすぎ!
 原作は知らないが、映像化すると厳しいの典型的な例。

 「うさぎドロップ」

 
 アニメの方が良かった。

 「とある飛空士への追憶」

 
 説得力のないベタな話は辛い。

 「朱花(はねづ)の月」

 河瀬直美の映画は根本的に合わないので。

 「スマグラーおまえの未来を運べ」

 PVやCMっぽいところは面白いのだが、全体を通しての映画としての<流れ>がない。
 つまり、面白そうな感じの映像はあるのだけど、それが羅列されているだけで一本の映画としての流れを感じない。
 だから、観ていて居心地が悪い。
 さらに、制作側がかっこいいとか、面白いと思っているだろう箇所が、センスが古いというか今更な感じが漂っている。

 「東京オアシス」

 さすがにいつまでも「かもめ食堂」の劣化コピーの連発じゃまずいでしょ。
 それも新作ごとに劣化ぶりがひどくなっている。
 観客もバカじゃないんだから、もうそろそろ、いつまでも似たようなものばっかり見せられても困るんじゃないかな。

 「ウォーリアー&ウルフ」

 全体的に画面が暗すぎて何をしているかわからない。
 交尾の場面多すぎで長すぎ。

 「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」

 スピルバーグ監督作品として良くないだけで、今までの羅列したものと比べたら絶対的に良いから勘違いしないように。

 「ハードロマンチッカー」

 根本的に映画としての<流れ>が全くなく、何もかもぶつ切れ状態で、観ていて大変居心地が悪い。
 さらに、全体を通して何が言いたいかさっぱりわからない。
 暴力もグロいかもしれないが、痛みを感じないのだ。
 そろそろこの監督も韓国ネタではない作品を作ってほしい。

 「源氏物語 千年の謎」

 「源氏物語」ネタは実は鬼門なのかも。

 「DOG×POLICE 純白の絆」

  色々な映画のヒットしそうな要素を交ぜて大ヒットを狙ったが、味がぼやけてしまったような感じだった。
 普通、この手の映画って主人公が成長していくものだけど、ほとんど成長していない。
 実はこれも「ワイルド7」と同じ系列で、ツッコミ所満載!

 自分に取り、ダメな映画は登場人物に共感できなかったり、話に無理がある作品なのだ。
 無理があっても勢いがあってもそれを感じさせなければいいんだけどね。

 
 

  参加してます。よろしくで~す

人気ブログランキングへ   

« 2011年日本映画ベストテン | トップページ | 2011年の映画を総括というか雑感 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2011年のダメ映画:

» 2011年映画観賞総括 [タナウツネット雑記ブログ]
色々あった2011年も、あと数時間を残すのみとなりました。映画業界では、震災の影響もあってか、今年の年間興行収益が去年の8割にまで落ち込む公算が大なのだとか↓http://megalodo... [続きを読む]

« 2011年日本映画ベストテン | トップページ | 2011年の映画を総括というか雑感 »