2011年の映画を総括というか雑感
2011年は震災の影響が大きく、映画も例外ではない。
上映中止や延期になったりしている映画もあったが、あの時の先行きのわからない時期では仕方ないのかなと思ってしまう。
デジタル上映についての話題も多かったが、素人が聞きかじった情報でああだこうだ言うよりも、それで食っている人はもっと早くから情報を得ているし深く考えているはず。
個人的にはフィルムがどうこうではなく、作品が面白いかどうかが重要だったりする。
有名人も多く亡くなったが、田中好子氏や原田芳雄氏もショックだが、年末の森田芳光監督はさらにショックだった。
好きな映画が多かったし、これからも期待している監督の一人だったので、あまりにも惜しい。
日本映画界の損失だ。
3Dは相変わらずナンチャッテが多いので困ってしまう。
それに3Dは観客動員に結びつかない。
むしろ親子連れは意図的に2Dを選んでいるような感じがする。
確かに親子の入場料は高く、映画よりも値段の高さに目が飛び出しそうだ。
最後にベストテンには入れなかったけど印象に残った映画を羅列しておく。
「塔の上のラプンツェル」
正統派ディズニーアニメであり、3Dを踏まえ新しい方向性を垣間見た。
「SOMEWHERE」
実は父親の深い愛情映画で、娘を持つお父さんは涙なしでは観ることができないかも。
「SUPER 8/スーパーエイト」
「虹の女神」とは違う種類で、8ミリで特撮自主映画を撮っていたかつての映画少年の胸に甘酸っぱい思い出が込み上げる。
「スーパー!」
アメコミヒーローの現実を見つめた傑作!
「サンザジの樹の下で」
くそ!最後にやられた。泣けたよ。
「アジョシ」
これほどかっこいい隣りのおじさんがいただろうか?
「ミケランジェロの暗号」
「ダ・ヴィンチ・コード」みたいな物を期待してはいけない。
何故なら根本が喜劇なので。
「ステイ・フレンズ」
何気に安心できるラブコメ。
こういうのは大切ですよ。
「クイック!!」
これ本当にもっと拡大公開して評価されてほしかったよ。
「ワイルド7」なんかこれに比べたらどうしようもない。
「マネーボール」
野球が商売であることを改めて教えてくれる。
「50/50フィフティフィフティ」
日本ではまず考えられない難病物。
「リアル・スティール」
日本のアニメをうまく昇華して実写化したのは見事!
「プリンセストヨトミ」
綾瀬はるか(B88-W61-H91)の乳揺れを見事スローで分析した貴重な映画。
「劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~」
前編後編でやっと筋が通って面白くなる。
往年のファン必見!
「高校デビュー」
時々、こういう明るい悩みのなさそうな映画は必要ですよ。
「津軽百年食堂」
いやこれ地味だけど面白い。
「マイバックページ」
正に言うだけ番長!
「一枚のハガキ」
監督が99歳でこれだけのパワーのある仕事ができるのが凄い!
「探偵はBARにいる」
シリーズ化希望!
「日輪の遺産」
やっと泣かせない戦争映画が出てきたかな。
「エンディングノート」
赤の他人のホームビデオで泣ける。
「電人ザボーガー」
当時、自分らが見たかったザボーガーが出てきた!
「がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~」
単に映画に便乗しているだけではない。
「恋の罪」
神楽坂恵(B92-W58-H87)は熟女AVに出たら人気者になれるだろうなあ。
「アントキノイノチ」
世間の評判は悪いけど嫌いではない。
「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー ~感度サイコー!!!~」
絶対的に構成が面白い!
「ダンシング・チャップリン」
映画と舞台の融合の成功例。
「この愛のために撃て」
フランス映画なので売り方が難しいが、かなり手に汗握るアクション&サスペンス。
そんなわけで明日から通常モードで映画の感想書いていくので、今年もよろしくお願いします。
« 2011年のダメ映画 | トップページ | 「劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント