「夜明けの街で」
東野圭吾の小説の映画化らしいが自分は未読。
予告編以上の情報は入れていない。
幸せな家庭がありながら、社内の派遣社員と不倫の関係に陥った男の話が悶々と悩むだけの話かと思っていた。
ところが、実は途中で殺人事件が絡んでくる。
本来なら盛り沢山の内容で面白くなるはずなのに唐突感があるのは、不倫と殺人事件がうまく展開していないからだ。
どちらかといえば殺人事件はとってつけたような感じなのだ。
不倫のパートはそれなりに中年男の滑稽さが出ていて面白い。
だから原作はともかく、不倫をつきつめていた方が面白いような気がする。
確かに不倫相手の女性が深田恭子(B86-W63-H88)だったら、仕方ないかなと思ってしまう。
彼女のメガネっこぶりや、妙にガッチリした体は魅力的だ。
一方、彼女にいれこむ中年男役の岸谷五朗はとても大手建設会社の役職者には見えないところが残念なところで、やっぱ彼のイメージは今でも「東京デラックス」の胡散臭いままだ。
さらに残念なのは中村雅俊で、彼の老けメイクはどう考えてもコントにしかみえない。
監督は「沈まぬ太陽」の若松節朗。
結局、バブル期のトレンディドラマっぽく、今更感を感じさせる。
ミステリーを期待すると肩透かしだし、これは深キョンみたいな女性と不倫できたらいいなあという妄想映画と思うのが妥当かも。
参加してます。よろしくで~す
« 「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」 | トップページ | 「女と銃と荒野の麺屋」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント