「ステキな金縛り」
三谷幸喜監督・脚本最新作は、妻殺害容疑をかけられた男のアリバイを証明するため、裁判に落武者の幽霊の証言台に立ってもらう奇想天外な裁判劇!
果たして、前代未聞の幽霊の証言は認められるのか?
三谷幸喜の映画はベースが演劇っぽいので、うまく映像化できないと白々しいものになってしまう。
「ザ・マジックアワー」は演劇だとOKかもしれないが、映画だと全く成り立たない話だ。
今回も幽霊が裁判に出るというアイディアは面白いものの、一歩間違えれば白々しく寒いものになってしまう可能性は大きい。
ところが、今回は大成功!
大変面白い。
喜劇として成り立っている。
裁判という現実的なものに、幽霊という非現実敵なものは水と油っぽくて合わなさそうだが、そういうのが成り立つ雰囲気になっているため違和感がない。
そしてそれらが成り立つ要因は出演者によるものが大きく、特に弁護士役の深津絵里(B78-W56-H83)や落武者役の西田敏行、さらには彼らに敵対する敏腕カタブツ検事役の中井貴一の存在が大きい。
特に深津のコメディエンヌぶりは見事だし、西田は「釣りバカ」の浜ちゃんでない演技で良かった。
その他にも阿部寛、竹内結子(B80-W60-H82)、浅野忠信、草なぎ剛、生瀬勝久、佐藤浩市、深田恭子(B86-W63-H88)、篠原涼子(B83-W60-H85)、唐沢寿明と、むやみやたらと豪華!
今までに三谷映画に出た役者は、そのキャラのまんまで出ているのが笑える。
ただ残念なのは上映時間が142分と長すぎることで、2時間以内だったら、かなりの傑作になったに違いない。
普通に考えて、佐藤浩市のエピソードなんか、お遊びでしかないので、いらんでしょ。
個人的には生瀬勝久の落武者ネタに声を出して笑ってしまった。
参加してます。よろしくで~す
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やっぱり、三谷幸喜さんの映画って定評があるからなのか人気ですね(*^_^*)
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