「ステイ・フレンズ」
ぶっちゃけ、恋人なんかいらなくて、セックスだけやらせてくれればいいと思っている人は潜在的に多いはず。
この映画の凄いところは、普通ならまず最初に恋人もありきで、そこに至るまで、もしくは維持するために努力してその先にセックスがあるのに、まず最初にセックスありきで、恋愛感情ナシのセックス・フレンドの行く末を描いている。
LAで活躍していた敏腕アート・ディレクターと、NYのヘッドハンターが意気投合→2人とも失恋したばかりで恋愛にウンザリ→セックスへの欲求はあるので、恋愛感情抜きのセックスフレンドの関係に。
もちろん、ここで終わったら映画として成り立たない。
それじゃあデート映画としては失格!
そうじゃなくて、やっぱり体だけでなく、恋愛感情も大切だよという風に持っていかないと、見にきたカップルが気まずい雰囲気になってしまう。
だから、もうこの映画は観る前からオチはわかってしまうわけで、いかにそこに至るかが脚本家の腕の見せ所だ。
予定調和とはいえ、思った以上に面白かった。
よくよく考えてみたら体の相性は大切だし、そこさえクリアしていれば恋愛関係になるのはそんな難しいわけでもないし、ある意味理想的なカップルになれるかもしれない。
そんな妄想に近いけどリアルなことを考えさせられる映画だった。
出演は「ソーシャル・ネットワーク」のジャスティン・ティンバーレイクと「ブラック・スワン」でナタリー・ポートマンのライヴァル役でお馴染みミラ・クニス。
監督はウィル・グラック。
ちょっとわかり辛い会話は、おそらくアメリカ人にしかわからないネタなのかもしれない。
懐かしい音楽ネタは良かった。
参加してます。よろしくで~す
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