「東京オアシス」
喪服を着た女性で職業・女優のトウコは、深夜の国道で出会った男性の車に乗せてもらう。
小さな映画館で眠っていたトウコだが、劇場で働いていたのは、かつてシナリオライターをしていた友人だった。
動物園でトウコが声をかけた女性は、動物園のバイトの面接にやって来た女性だった。
それぞれの場所でウダウダと会話が展開する…。
「めがね」
「プール」
「マザーウォーター」
さすがにいつまでも「かもめ食堂」の劣化コピーの連発じゃまずいでしょ。
それも新作ごとに劣化ぶりがひどくなっている。
観客もバカじゃないんだから、もうそろそろ、いつまでも似たようなものばっかり見せられても困るんじゃないかな。
スローライフ・ムービーって、ダラダラしている映画のことじゃないよね。
制作側も薄々わかってると思うんだよね。
もうそろそろやばいって。
だけど、この路線だとスポンサーがつくんだろうなあ。
そうなると、仕事なんでやっちゃうわけで、「かごめ食堂」っぽいだから、とりあえず小林聡美やもたいまさこを出しておかなければならない。
この映画のもたいまさこは、もう出演したと証明するために出てきたような感じで、「死亡の塔」のブルース・リーくらい出演時間は無茶苦茶短い。
もちろん、これが良いという人だっているだろうし、だから成り立っているのだと思う。
だけど、確実にこの路線は飽きられていると思う。
一応、メインの出演は小林の他に加瀬亮、原田知世、黒木華。
それ以外はチラッと今までのスローライフ映画(笑)に出演していた役者が出ている。
監督は「マザーウォーター」の松本佳奈とCMディレクターの中村佳代。
タイトルに東京とあるのに、千葉県での撮影が多そうだし、そもそも言うほど東京の言葉の意味がよくわからん。
東京砂漠に対抗して東京オアシスか?
まさか、どうみてもドキュン女にしか見えない小林演じるトウコと話をすると、いやされるから、彼女が<オアシス>だからという理由はないよね。
東京にいる人だけが疲れているわけでもないのだけどね。
参加してます。よろしくで~す
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