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2011年10月31日 (月)

「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」

34 「三銃士」の映像化は今更感が強い。
 おそらく色々加工しやすい鉄板な古典なのかもしれない。
 個人的にはテレビアニメの「ワンワン三銃士」が好きだった。
 鶴光が声で出ていたからなんだけど。
 映画は、最近観たのはディカプリオの「仮面の男」なんだけど、これが微妙なできで、やっぱりリチャード・レスター版が一番好きかな。
 まあ、話は決まっているのであとは、誰がどの役を演じて、どうアレンジするかが、この手の古典の楽しみだ。
 ダルタニアンが三銃士の仲間入りをして、奪われた王妃の首飾りを取り戻すために、宿敵リシュリュー枢機卿や謎多き美女ミレディを相手に戦うという基本設定は同じなのだが、小道具として、レオナルド・ダ・ヴィンチの設計した飛行船が出てくるので、空中戦がある。
 実はそれが最大の見所だったりする。
 ダルタニアン役にローガン・ラーマン、バッキンガム公爵をオーランド・ブルーム、謎の美女ミレディをミラ・ジョヴォヴィッチが演じている。
 主演はもちろんダルタニアンなのだが、ど~考えてもミレディの見せ場がかっこよく、アクションはもちろん、お色気シーンも多い。
 まあ監督が彼女の旦那であるポール・W・S・アンダーソンだからそうなってしまったのかもしれない。
 アクションは迫力もあって良かったのだが、人物描写が雑で、ダルタニアンなんかどう考えてもドキュン野郎にしか見えない。
 何しろ事件の半分くらいは彼の行動に問題があるとしか思えないくらいだ。
 飛行船はあんな単純な図案で作れるとは思えないのだが、そこらへんは軽く流すということで。
 予告編でお馴染みの体をのけぞらせて罠を突破するミラ・ジョヴォヴィッチは意外にそんな見せ場でもなく、意外に早い段階で出てきて軽く流されてしまう。
 一応、3D映画なのだが、全く必要性がないので2Dで十分。
 続編が作れそうな感じで終わるのは、この手の映画のお約束だ。

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2011年10月30日 (日)

「ステキな金縛り」

Sutekana 三谷幸喜監督・脚本最新作は、妻殺害容疑をかけられた男のアリバイを証明するため、裁判に落武者の幽霊の証言台に立ってもらう奇想天外な裁判劇!
 果たして、前代未聞の幽霊の証言は認められるのか?
 
 三谷幸喜の映画はベースが演劇っぽいので、うまく映像化できないと白々しいものになってしまう。
 「ザ・マジックアワー」は演劇だとOKかもしれないが、映画だと全く成り立たない話だ。
 今回も幽霊が裁判に出るというアイディアは面白いものの、一歩間違えれば白々しく寒いものになってしまう可能性は大きい。
 ところが、今回は大成功!
 大変面白い。
 喜劇として成り立っている。
 裁判という現実的なものに、幽霊という非現実敵なものは水と油っぽくて合わなさそうだが、そういうのが成り立つ雰囲気になっているため違和感がない。
 そしてそれらが成り立つ要因は出演者によるものが大きく、特に弁護士役の深津絵里(B78-W56-H83)や落武者役の西田敏行、さらには彼らに敵対する敏腕カタブツ検事役の中井貴一の存在が大きい。
 特に深津のコメディエンヌぶりは見事だし、西田は「釣りバカ」の浜ちゃんでない演技で良かった。
 その他にも阿部寛、竹内結子(B80-W60-H82)、浅野忠信、草なぎ剛、生瀬勝久、佐藤浩市、深田恭子(B86-W63-H88)、篠原涼子(B83-W60-H85)、唐沢寿明と、むやみやたらと豪華!
 今までに三谷映画に出た役者は、そのキャラのまんまで出ているのが笑える。
 ただ残念なのは上映時間が142分と長すぎることで、2時間以内だったら、かなりの傑作になったに違いない。
 普通に考えて、佐藤浩市のエピソードなんか、お遊びでしかないので、いらんでしょ。
 個人的には生瀬勝久の落武者ネタに声を出して笑ってしまった。

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2011年10月29日 (土)

「メサイア」

Mesaia 北方連合と東連邦の2大勢力に分断されている世界。
 日本には警察省警備庁・特別公安局外事五係、通称サクラと言われるスパイ組織が存在していた。
 サクラの一員である海棠鋭利は、その相棒である御津見珀とともに、北方連合のテロリストである島田朝和の弟、文和を監視するため聖永学園に潜入する。
 やがてクラスメートとして接していくうちに、本物の友情を感じていく…。

 う~ん、イマイチ。
 脚本が「機動戦士ガンダム00」の黒田洋介。
 監督が「デスノート」の金子修介。
 こう聞くと物凄く期待してしまう。
 特に金子監督は幅広く何でもこなすし、女の子をきれいに撮ることにはおいては他の追随を許さないものがある。
 女の子をきれいに撮るのは、大林宣彦や今関あきよしの名前を出す人も多いが、自分は絶対に金子監督だと思っている。
 しかし、この映画では金子監督の才能は女の子ではなく男の子に発揮されている。
 昨今、流行り(?)のボーイズラブっぽい雰囲気は出ているのでそっち方面が好きな人は満足できるかもしれない。
 自分は男子は興味がないので、話が面白くてアクションに迫力があれば良かったのだけど、壮大な世界の設定の割りには、それが言葉以上に感じられなくて、確かに舞台が学校の中だけなので、予算的には安く済むのだが、逆にそれが裏目に出てしまっている。
 どうもサクラの存在が物凄く嘘臭く思えてくるのだ。
 じゃあ、アクションはというと、実は最後の方にチラッとある程度。
 学園潜入物だったら昔の「スケバン刑事」の方が面白いのではないかと思ってしまう。
 出演は荒井敦史、井上正大、木ノ本嶺浩、陳内将。
 ここらへんが好きだったらOKかも。
 かっこいい皆さんだけど、演技がちょっとわざとらしい。
 興行成績がよければ続編もできそうだ。
 

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2011年10月28日 (金)

「クイック!!」

Quick バイク便ライダーが、生出演に遅れそうなアイドル歌手をスタジオまで乗せていくことになったのだが、彼女がヘルメットをかぶると、謎の男から電話があり、30分以内に指定した 場所へ、爆弾が仕掛けられた荷物を届けるよう命じられる。
 ヘルメットを無理矢理外したり、2人の距離が10m以上離れると爆発する仕掛けになっている。
 仕方なく、爆弾に怯え、あっちこっちに迷惑と被害を出しながら2人で街中を疾走する…。

 思った以上の娯楽超大作!
 「ダイ・ハード3」なみに市街で爆破はあるし、「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」よりも遥かに気合の入ったバイクアクション、それでいて香港映画のようなユルイ笑いと、韓流のベタな泣かせが、ほどよく見事にブレンドされている。
 韓国映画なのに(失礼)、ハリウッド映画に負けていない。
 まさにノンストップとはこのことである。
 さすがに、4年の歳月と10億円を投じて作られたと言われるだけはある。
 大変面白いし、万人うけしそうだ。
 ところが、残念なことに、大規模でシネコンでも十分やっていけそうなのに、小規模公開というのが残念なところで、出演が「TSUNAMI-ツナミ-」でも共演したイ・ミンギとカン・イェウォンで、今の日本ではちょっと宣伝しにくいのかも。
 監督はチョ・ボムグ…と言われてもピンとこないしね。
 公開劇場数は少ないので、せめて将来的にテレビ放送したら実況で盛り上がるだろうなあと思ったけど、おそらくWOWOWやスカパーだけっぽいし、地上波のゴールデンタイムの映画枠はテレビ局の自社関係の映画か、公開間近の続編映画の前作公開くらいだから盛り上がらないかもしれない。
 残念なのは、主人公と爆弾魔の関係で、これだと主人公が狙われても仕方ないかなと思ってしまうのだ。

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2011年10月27日 (木)

「ミケランジェロの暗号」

Miche ユダヤ人画商カウフマン家に代々伝わるミケランジェロの絵は、ムッソリーニも欲しがる位の国宝級だが、ナチスに強奪されてしまう。
 絵を使ってイタリアと優位な条約を結ぶつもりだったが、それは偽物で、本物の絵を隠し場所を知っているカウフマン家の父は息子に謎のメッセージを残して死亡する。
 ナチスに捕らわれの母親を救うため、息子はナチスとの危険な賭け引きに出る…。

 
 タイトルだけ聞くと「ダ・ヴィンチ・コード」みたいな謎解きものかと思ってしまう。
 確かに謎解きの要素はあるのだが、これはもう完全にコメディでしょ。
 ユダヤ人がナチスになり、ナチスがユダヤ人になる逆転劇や、主人公に迫る危機を緊迫感と脱力感の紙一重で擦り抜けていくのは見事!
 「ユダヤ人なら割礼している」とか真面目に語っている時点でコメディ以外何物でもない。
 謎解きは途中ですぐにわかってしまうのだが、おそらくそれをメインにしているわけでもないのでOK!
 どちらかといえば、仮想敵を作るのが難しく、宇宙人とゾンビしか許されない現在において、ナチスは世界共通の敵であることが重要なのかもしれない。
 おそらくユダヤ人を中心にヨーロッパあたりではバカうけなんだろうなあ。
 「ヒトラーの贋札」のスタッフが贈る…という「プール」「マザーウォーター」のスタッフが贈ると同じくらい微妙なキャッチコピーだが、確かに出演者もスタッフも言われてもわからないので、それしか売りがない。
 ただ映画としては純粋に面白いので、多くの人に観てもらいたいところ。
 

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2011年10月26日 (水)

「たまたま」

Tamatama こ、これはつまらない。
 1時間もない上映時間が果てしなく長く感じる。
 美しいアイルランドを舞台にした蒼井優(B78-W64-H85)の無駄使いとはこのこと。
 彼女が演じるのが「何か」はすぐにわかるのだけど、それ以上のものは何もないので極めて退屈。
 “たまたま、から生まれる希望の物語”というわりには、たまたまというより行き当たりばったりの感じが強い。
 監督は、CMディレクターの小松真弓。
 申し訳ないけど素人の自主映画っぽくていやだ。
 入場料千円でも得した感じが全くしない。
 こういうのは雰囲気なので好きな人はとことん好きかもしれないが、ダメな人はひたすらダメだと思う。
 自分がそうなんだけどね。

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2011年10月25日 (火)

「東京オアシス」

Tokyo_oasis 喪服を着た女性で職業・女優のトウコは、深夜の国道で出会った男性の車に乗せてもらう。

 小さな映画館で眠っていたトウコだが、劇場で働いていたのは、かつてシナリオライターをしていた友人だった。

 動物園でトウコが声をかけた女性は、動物園のバイトの面接にやって来た女性だった。

 それぞれの場所でウダウダと会話が展開する…。

 「めがね」
 「プール」
 「マザーウォーター」
 
 さすがにいつまでも「かもめ食堂」の劣化コピーの連発じゃまずいでしょ。
 それも新作ごとに劣化ぶりがひどくなっている。
 観客もバカじゃないんだから、もうそろそろ、いつまでも似たようなものばっかり見せられても困るんじゃないかな。
 スローライフ・ムービーって、ダラダラしている映画のことじゃないよね。
 制作側も薄々わかってると思うんだよね。
 もうそろそろやばいって。
 だけど、この路線だとスポンサーがつくんだろうなあ。
 そうなると、仕事なんでやっちゃうわけで、「かごめ食堂」っぽいだから、とりあえず小林聡美やもたいまさこを出しておかなければならない。
 この映画のもたいまさこは、もう出演したと証明するために出てきたような感じで、「死亡の塔」のブルース・リーくらい出演時間は無茶苦茶短い。
 もちろん、これが良いという人だっているだろうし、だから成り立っているのだと思う。
 だけど、確実にこの路線は飽きられていると思う。
 一応、メインの出演は小林の他に加瀬亮、原田知世、黒木華。
 それ以外はチラッと今までのスローライフ映画(笑)に出演していた役者が出ている。
 監督は「マザーウォーター」の松本佳奈とCMディレクターの中村佳代。
 タイトルに東京とあるのに、千葉県での撮影が多そうだし、そもそも言うほど東京の言葉の意味がよくわからん。
 東京砂漠に対抗して東京オアシスか?
 まさか、どうみてもドキュン女にしか見えない小林演じるトウコと話をすると、いやされるから、彼女が<オアシス>だからという理由はないよね。
 東京にいる人だけが疲れているわけでもないのだけどね。

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2011年10月24日 (月)

「スマグラーおまえの未来を運べ」

Smuggler 役者志望(だった?)25歳の青年が怪しげな儲け話で逆に300万円の借金を背負ってしまう。
 裏社会の便利屋から紹介してもらった日当5万円の仕事は、トラックでワケありのブツを運ぶ運送屋。
 初めての仕事がヤクザの組長の死体運びで、次は組長を殺した伝説の殺し屋を護送だったが、彼の失敗で絶体絶命の大ピンチに陥ってしまう…。

 「月刊アフタヌーン」に連載していた真鍋昌平の漫画を石井克人監督が映画化。
 正直、全く面白くない。
 個性的な登場人物は揃っているし、基本的な話は悪くない。
 じゃあ、何がダメなのか?
 それは演出で、PVやCMっぽいところは面白いのだが、全体を通しての映画としての<流れ>がないのだ。
 つまり、面白そうな感じの映像はあるのだけど、それが羅列されているだけで一本の映画としての流れを感じない。
 だから、観ていて居心地が悪い。
 さらに、制作側がかっこいいとか、面白いと思っているだろう箇所が、センスが古いというか今更な感じが漂っている。
 「鮫肌男と桃尻女」や「PARTY7」での映像センスは時代的に新しさがあったが、今や素人映像でもやってるし、いかにも小演劇っぽいタランティーノ映画の劣化コピーみたいな会話も、今更やられるとちょっと恥ずかしいものがある。
 それがダメというわけではなく。もっと昇華したものが見たかったのだけど、物凄く時代とのズレを感じてしまうのだ。
 話題の拷問シーンもそれらの演出が災いしてか、<痛み>が全く感じられない。
 どう考えても三池崇史の「オーディション」の方が遥かに痛さを感じる。
 話展開も何故そうなったか意味不明なところもあり実は細かく大事なところが放置状態で、これをノリで済ませることは難しい。
 出演は妻夫木聡、永瀬正敏、松雪泰子(B80-W54-H84)、満島ひかり(B75-W60.5-h89)、安藤政信、島田洋八…とかなり良い役者が揃っている。
 特に安藤政信は普通にかっこいい。
 永瀬は太っていたので、最初、木村祐一かと思ってしまった。
 髪形もあるんだけどね。
 満島ひかりは「愛のむきだし」の次にかわいいと思った。
 そんなわけで好きな人は好きだろうけど、合わない人には全くダメだろうなあ。
 自分も合わない方なんだけどね。

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2011年10月23日 (日)

「カウボーイ&エイリアン」

Cowboy_alien 西部開拓時代のアメリカで、記憶喪失のカウボーイが、対立していた町を支配する権力者と手を組みエイリアンと戦う!
 こう聞くと、戦国時代で忍者とエイリアンが戦う「AVN/エイリアンVSニンジャ」の西部劇版かと思うのだが、そのまんまだった。
 どう考えてもB~C級映画なのに、予算をかけて出演者とスタッフが一流だと物凄い大作っぽく見えるから不思議だ。
 実は西部劇としては、かなりツボを抑えた正統派であり、正直、エイリアンのパートは必要なしと思ってしまう。
 エイリアンのパートもリドリー・スコットの「エイリアン」を思わせる箇所もありニンマリしてしまうのだが、基本的に宇宙船を作る技術はあるのに、頭悪そう宇宙人は、この映画でも例外ではない。
 記憶喪失の主人公の正体が何者か?というミステリアスな要素も重要だが、話はツッコミ所満載。
 まあ、そこらへんは観ている間はそれ程気にならないのでOK。
 出演はダニエル・クレイグとハリソン・フォード。
 007とインディ・ジョーンズ豪華夢の競演だが、「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」の時もそんなこと言われてたんだけどね。
 ダニエル・クレイグの動きは初期のインディ・ジョーンズで、ハリソン・フォードは末期のロジャー・ムーアかな。
 監督は「アイアンマン」のジョン・ファブロー。
 製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ。
 しかし、話的には絶対に「カウボーイVSエイリアン」なのに何故か「&」なのが不思議。

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2011年10月22日 (土)

「電人ザボーガー」

Denjin 「電人ザボーガー」はウルトラマンと仮面ライダーが一段落した<特撮空白期>に放送されていた。
 製作が「スペクトルマン」のピー・プロなので、安っぽいのは想定範囲内だが、バイクに変形するロボットには燃える要素があるので、意外に当時見ていた人は多い。
 それでも、特撮の代表はウルトラマンと仮面ライダーであり、「電人ザボーガー」はキワ物扱いだった。
 おそらく、この作品を語れるのは当時のリアルタイムで見るものがなくて見ていた世代であり、当然ネタとして語られることが多い。
 ところが、まさかの映画化!
 誰得?と思ったが、劇場は思った以上に人がごったがえしていた。
 話は「青年期の章」と「熟年期の章」の2部構成で成り立っている。
 現在のCG技術を駆使すれば、ザボーガーの変形も実に滑らかでかっこいい。
 当時はカット割りで工夫していたが、本当の理想の変形フォームを見ることができただけでも感動。
 「青年期の章」はオリジナルの雰囲気をそのままに作り直した感じで、色々な要素を再構築している。
 個人的にはフィルムに映っている父親と大門豊の会話が成り立っている第1話のシュールな展開を再現してくれて嬉しかった。
 「熟年期の章」は25年後で、大門豊はザボーガーを失い、秘密刑事も退職したて、総理大臣の車の運転手になっているという設定。
 確かに今あのテンションで動いていたら、かなり痛い奴になってしまう。
 監督が井口昇なのでグロくてベタな箇所もあるのだが、基本的にはオリジナルへの気配りはしているし、敬意が払われている。
 逆にどういう風に昇華しているかが興味深く、まさか日本映画で「猿の惑星 創世記」のように、過去の作品の要素を取り入れながら再構築されるとは思わなかった。
 出演は青年期の大門豊に青年期に「炎神戦隊ゴーオンジャー」の古原靖久、熟年期に板尾創路。
 大門博士は竹中直人、悪ノ宮博士を柄本明が演じている。
 ミスボーグは山崎真実(B84-W59-H87)。
 個人的にはオリジナルを再現した「青年期の章」が一番良かった。
 往年のファンは必見!

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2011年10月21日 (金)

「一命」

Ichimei 幕府による理不尽な御家取り潰しが相次ぎ、困窮した浪人があふれている江戸時代初頭。
 巷では、仕事も家もなくし生活に困った崖っぷち浪人が、裕福な大名屋敷に押しかけ、切腹するので庭先を拝借と願い出て、困惑する屋敷の者から金銭や職をもらう <狂言切腹>が大流行!
 そんなある日、名門・井伊家に切腹を願い出た侍がやってきた。
 どうやら彼は数カ月前に同じように訪ねてきて、刀を売り竹光で切腹した若い浪人と何か関係がありそうだった……。

 小林正樹監督「切腹」(1962)の原作である滝口康彦の「異聞浪人記」を基に映画化したらしいが、自分は映画も観ていないし、小説も未読。
 最初は狂言切腹で金をもらおうとしている浪人と、それをわかっていて本当に腹を切らそうとしている大名家の心理的攻防戦を描くものかと思っていた。
 実際、最初はその妙な緊迫感と腹の探り合いが面白かった。
 その時は狂言切腹の武士はマジで死んでくれないかなあと思ったが、実際は狂言切腹するには理由があったというもの。
 ところが、理由はわかったけど、それが狂言切腹を正当化するものではないような感じがしてならない。
 自分は武士の仕事はしたことがないせいか、武士道というのが全くわからなくて、この映画が武士道に基づいて展開しているというのであれば、ちょっと理解に苦しむところがある。
 別に狂言切腹をしなくても何とかなるんじゃないの?と思ってしまうのだ。
 そこに至るまでを延々と描いているのだが、甲斐性無しにしか思えない時点で、自分にはこの映画はダメかもしれない。
 主演の市川海老蔵は私生活の方が有名だが、この映画では嫁入りするような娘がいる浪人の設定。
 しかし、どう考えてもそんな大きな娘がいるような年齢に見えない。
 さらにボソボソと何を話しているかが聞きづらくて困ってしまう。
 どちらかというと共演で大名家老役の役所広司と役が逆のような感じがする。
 瑛太はそれなり。
 満島ひかり(B75-W60.5-H89)はいつもの半切れ演技は控えめ。
 監督はVシネから大作まで何でもお任せの三池崇史。
 一応、3D映画なのだが、全くもってその効果を発揮せず、これだったら暴れん坊将軍が出ている仮面ライダーの方が3Dの効果は出ていたかも。

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2011年10月20日 (木)

「エンディングノート」

Ending_note 誰かの家に遊びにいって困るのはホームビデオを見せられることで、赤の他人の結婚式や子供の成長記録を無理矢理見せられるのだからたまったものではない。
 家の人が熱く語ってくれるのだが、他人の家のことなんかどんでもいいんだよ~。
 ところが、この映画は正にホームビデオなのである。
 よくありがちな、社会的な問題を追求しているわけでない。
 ガンで余命を宣告された父と家族の残された最期の日々をカメラに収めたセルフ・ドキュメンタリーなのだ。
 つまり、ホームビデオを映画館で公開し、我々は他人のホームビデオを観るために1800円払うことになる。
 そんなもの誰が観るんだよ?と思ったが、劇場は意外にも満席近かった。
 そして、赤の他人の家族に涙した。
 被写体のお父さんは会社役員まで出世した人で、67歳で会社を引退して第2の人生を歩もうとしたした時にガンが見つかってしまった。
 手術も不可能で余命半年くらい。
 そこで、お父さんはエンディングノートを作成することにした。
 エンディングノートは遺書のような大層なものではなく、自分が死んだときに家族が困らないように書き残したマニュアルのようなものだ。
 営業畑のお父さんは段取りにこだわる人で色々細かく決めていく。
 その様子がユーモラスでもあり物悲しいものがある。
 実は自分もここ数年で周りでガンでなくなる人が多く、また父親もガンが発見されてドタバタしたこともあるので、観ていて他人事ではなく、気分もちょっとブルーに。
 一方では本物の家族ならではの人間関係がひしひしと伝わってくる。
 これはもう劇映画では難しいものがある。
 自分は難病物の映画は好きではないが、この映画は泣かせるのを目的としていないところが良い。
 だけど、自分が同じように余命わずかな身内を撮影できるかといえばできないし、自分が余命半年と言われてエンディングノートを作ることはできないかもしれない。
 おそらくやさぐれて、とりあえず死んだ後に見られたらかっこわるそうなものを廃棄するだけで終わってしまうかも。
 その意味では尊敬できる家族かもしれない。
 死に際の緊迫感と悲しさは手に汗握るものがあり、怖いものがあった。
 
 
 監督は砂田麻美。
 ドキュメンタリーは劇映画に比べると退屈するかもしれないし、ましてやそれがホームビデオだと辛い
 ところが、それでも普通に映画として成り立っているから凄い。
 配給が岩井俊二の映画でお馴染みロックウェルアイズなので、ふらふらした手持ち撮影かなと思ってかまえていたら、そんなことなくて良かった。

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2011年10月19日 (水)

「朱花(はねづ)の月」

Hanedunotuki 一応、海外で受賞したりして、それなりの評価されているので、新作が公開される度に観にいってる河瀬直美の監督している映画だが、実は今に至るまで1本も面白いと思ったことはない。
 感性に合わないのだ。
 だけど、これも映画ファンのノルマの一つみたいなもので、とりあえず観ておく。
 実は自分は世間で大人気で興行的にも稼ぎまくっているハリポタもシリーズ後半はあまり好きではないのだけど、話題作なので観ている。
 「2001年宇宙の旅」だって面白いと思ったことはない。
 だけど、劇場で数回観ている。
 ひょっとして数こなせば面白くなるかなあと思ったからだけど、結局時間の無駄だった。
 
 
 はい、すいません、実はかっこつけたいミーハーな映画ファンなんですよ~(自虐)
 奈良を舞台に、染色家の女性と編集者の恋人、そしてかつての同級生で木工作家の男性との関係を描いたもので、内容を聞くと昼の連ドラか韓国ドラマにありそうなドロドロしたものを感じるが、河瀬直美がそんな映画を作るわけもなく、いつも通り手持ちカメラでふらふらして、淡々としたドラマが展開していく。
 万葉集をモチーフにしているのも何となくわかった。
 だけど、面白いかどうかは別で、もう自分はいかにもドキュメンタリーっぽい感じという狙い過ぎる感じが好きではないのだ。
 だから、91分という手頃な上映時間にも関わらず、物凄く居心地が悪かった。
 出演は麿赤兒、樹木希林、西川のりお、山口美也子など有名人も出演しているけど、ちょっと浮き気味で、映像の雰囲気と会わない感じがするしね。
 もちろん個人的にそう感じるだけで好きな人は好きなんだろうなあ。

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2011年10月18日 (火)

「親愛なるきみへ」

Shonainarukimihe 21世紀になって脚本家を泣かせているのが携帯電話の存在だ。
 GPSがあるので「君の名は」のようなすれ違いもないし、メールがあるので手紙によるタイムラグもなし。
 映像も送れるので顔が見ることができないと嘆く必要もない。
 そのため、昔ならドラマが成り立つ話が成り立たなくなり、同じような話展開にしようとしたら、圏外の設定や電池が切れる状態を作らなくてはならない。
 もっとも携帯電話の存在そのものが昔はSFだったんだけどね。
 この映画は、兵役中でなかなか会えない男女が手紙で愛を育むものの、切ない運命を辿っていくという話で、いつの時代のメロドラマだよ?というツッコミをしたくなるのだが、原作が「きみに読む物語」ニコラス・スパークなので、ベタなのは仕方ない。
 当然、時代が2001年の設定なので、携帯電話は存在している。
 だから愛する彼氏は特殊部隊に所属していて、外部との連絡は勝手に取ることはできない。
 特殊部隊といっても、履歴を抹消されている暗殺のエキスパートという感じではないので、だから連絡が取れないのかと納得はしないように。
 さらに赴任地を転々とするので手紙しか連絡手段がない設定になっている。
 さらには、9.11同時多発テロで運命が変わっていくのが今風。 
 ところが原作はどうなっているのか知らないが、二人の関係がどうも無理がありすぎで、もうちょっとうまくできなかったのかなあと思ってしまう。
 例えば男が退役するはずだったのに、9.11同時多発テロで任務の延長をするのだが、色々悩んでの末なのに、何かとってつけたような感じで、女の方も自己中な感じがしてしまう。
 まあ、それ以前に二人が知り合い魅かれ合うのに、もうちょっと工夫が欲しいところなんだけどね。
 そうはいいながらも、自分のお目当てはアマンダ・サイフリッドだからいいんだけど、彼女の表記がセイフライドじゃなくなっていた。
 まるでスティーヴン・セガールがスティーヴン・シーガルから変わったがごとくか?
 監督は「HACHI 約束の犬」のラッセ・ハルストレム。
 盛り上がりそうな要素はあったんだけど、うまく生かしきれなかった感じかなあ。

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2011年10月17日 (月)

「ステイ・フレンズ」

Stayfriends  ぶっちゃけ、恋人なんかいらなくて、セックスだけやらせてくれればいいと思っている人は潜在的に多いはず。
 この映画の凄いところは、普通ならまず最初に恋人もありきで、そこに至るまで、もしくは維持するために努力してその先にセックスがあるのに、まず最初にセックスありきで、恋愛感情ナシのセックス・フレンドの行く末を描いている。
 LAで活躍していた敏腕アート・ディレクターと、NYのヘッドハンターが意気投合→2人とも失恋したばかりで恋愛にウンザリ→セックスへの欲求はあるので、恋愛感情抜きのセックスフレンドの関係に。
 もちろん、ここで終わったら映画として成り立たない。
 それじゃあデート映画としては失格!
 そうじゃなくて、やっぱり体だけでなく、恋愛感情も大切だよという風に持っていかないと、見にきたカップルが気まずい雰囲気になってしまう。
 だから、もうこの映画は観る前からオチはわかってしまうわけで、いかにそこに至るかが脚本家の腕の見せ所だ。
 予定調和とはいえ、思った以上に面白かった。
 よくよく考えてみたら体の相性は大切だし、そこさえクリアしていれば恋愛関係になるのはそんな難しいわけでもないし、ある意味理想的なカップルになれるかもしれない。
 そんな妄想に近いけどリアルなことを考えさせられる映画だった。
 出演は「ソーシャル・ネットワーク」のジャスティン・ティンバーレイクと「ブラック・スワン」でナタリー・ポートマンのライヴァル役でお馴染みミラ・クニス。
 監督はウィル・グラック。
 ちょっとわかり辛い会話は、おそらくアメリカ人にしかわからないネタなのかもしれない。
 懐かしい音楽ネタは良かった。

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2011年10月16日 (日)

「はやぶさ/HAYABUSA」

Hayabusa_2  前にも言ったが、映画はフットワークが悪い。
 テレビのニュースにはかなわないのは当然だし、企画を立ち上げて公開までに時間がかかるため、やっと公開に行き着いた時にはすっかりブームが終わっている。
 ところが、昨今は意外にフットワークが軽い。
 もちろん先読みして企画を立てているのもあるかもしれないが、昔のようにフィルム撮影ではなく、HD撮影になったことにより、撮影費用が安くなったことはもちろんプリント代が遥かに安くなったからかもしれない。
 さらには昔みたいな遥か先まで公開作品が決まっている直営館ではなく、シネコンの総合編成は作品をうまく調整して入れることができるようになったからかもしれない。
 技術の進歩や上映形態の変化は映画制作の状況を映画のあり方に変化をもたらした可能性は大きい(実際にはよくわからないが…)
 だから、2010年6月13日、日本から打ち上げられた小惑星探査機〈はやぶさ〉が地球に帰って来たというネタは、世間が覚えているうちにやった方がいいのは当然だ。
 そしてそれが今なら技術的に可能である。
 もっといえば、〈はやぶさ〉が無事に戻ろうが戻らないだろうが企画は淡々と進んでいたのかもしれない。
 結果的に複数のはやぶさネタの映画が出来てしまうわけだが…。
 そんなわけで20世紀FOX版は、〈はやぶさ〉のプロジェクトの関わった人達の苦悩と葛藤を描いている。
 どちらかといえば、〈はやぶさ〉の入門編という感じで、2時間以上使って〈はやぶさ〉の最初から最後までをわかりやすく説明している。
 最初はJAXAの若い研究生が<解説係>として登場する。
 最初はわからないことだらけなので色々質問をしていくことにより、観客の疑問も解決していくのだが、7年に及ぶプロジェクトであるため、当然仕事にも慣れるのでそんな質問をしていることが不自然になってくるからどうするのかな?と思っていたら、途中で〈はやぶさ〉オタクで無職の男が出てきて懇切丁寧に解説してくれる。
 ここらへんは賛否が分かれるところだが、ありでしょ。
 宇宙の〈はやぶさ〉がゴゴゴゴゴとか言う効果音で動いてなくて良かった。
 ちょっと残念なのは〈はやぶさ〉が色々危機に陥るのに緊迫感がないことで、確かに事実を元にしているのでわかっていることかもしれないけど、それでも危機感があってほしかった。
 出演は竹内結子(B80-W60-H82)、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎なんだけど、高嶋政宏が懐かしすぎてすぐに思い出せなかった。
 竹内結子のメガネっこはちょっとイマイチかな。
 監督は何でもこなす堤幸彦。
 とりあえず、比較の意味でもう1本の〈はやぶさ〉映画も楽しみ。

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2011年10月15日 (土)

「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」

Captain_america  ここ最近、アメコミのヒーローの実写映画化が激しいが、彼らの存在はコミックの中だから許されるのであって、実際にあんあ原色派手派手な格好で出てきたら、ただの危ない人でしかなく、いくら正義の味方だと言ったところで警察に職質を受けることは間違いない。
 だからこそ、多くのアメコミのヒーローの映画化は、彼らのコスチュームがいかにかっこよく必然性があるかを説明し、観客を納得させなくてはならない。
 その最たるものが「バットマン ビギンズ」で2時間以上かけてコウモリのコスチュームの意味を延々と描いている。
 そして、コスチュームの意義をもっともらしく説明したものが面白い。
 キャプテン・アメリカの映画化の話を聞いて驚いた。
 まさか、時代錯誤のヒーローが現代で活躍する話だったらいやだなと思ったが、第二次世界大戦中の話で安心!
 愛国心は誰よりもあるが虚弱体質であるがために入隊テストをパスできないスティーブ・ロジャースだが、軍の極秘プロジェクトで超人的な肉体を獲得し、祖国のためにレッド・スカル率いるヒドラ党と戦う…という話で、これは戦時中の話にして正解!
 絶対的な敵であるヒトラーとナチス、世界の警察アメリカという概念は現在では全く成り立たない。
 キャプテン・アメリカの役目が軍の広報的扱いであり、だからこそ星条旗をモチーフにしたコスチュームであるという理由にしているのは説得力がある。
 それが後半になると、敵から見た恐怖の象徴であるという位置付けに変化していく。
 アメコミのヒーローの中ではバカっぽいキャプテン・アメリカのコスチュームの意味付けをきちんとしているのは良いと思う。
 敵であるレッド・スカルは、どう見てもジム・キャリーのマスクが緑色から赤色になったようにしか見えないのがご愛嬌。
 彼もキャプテン・アメリカと同じように血清を使って超人的な肉体になったが完璧ではなかったというところに、人間の善と悪を具体化したと深読みできるかもしれない。
 アイアンマンとマイティ・ソーと世界が繋がっていて、最終的には「ジ・アベンジャーズ」で共演することが前提となっているため、そのための伏線やお遊びが入っている。
 特にキャプテン・アメリカの装備を開発しているのがアイアンマンのスターク関係であるというのが、歴史物を見ているような面白さがある。
 戦時中が舞台とはいえ、この雰囲気は戦勝国アメリカだからこそ作ることができるものであり、日本では無理であることを実感した。
 主演はクリス・エヴァンス、共演は最近は缶コーヒーのCMで宇宙人の印象が強いトミー・リー・ジョーンズ。
 監督は「ジュラシック・パーク III」のジョー・ジョンストン。
 3Dも公開されているが全く必然性がなく、2Dで十分。
 
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2011年10月14日 (金)

「極道兵器」

Gokudou 日本を牛耳るヤクザの組長が殺され、その一人息子が、右腕にはバルカン砲、左ひざにはロケット ランチャーを仕込んで仇討ちをする!!
 スシタイフーン祭りの4本の中の1本で、石川賢の漫画の映画化。
 結局、ここのレーベルが作る映画って、血が噴水のごとく出て、手足が吹っ飛んでという、まあいつも通りといえばいつも通りで、それが売りなのでどうこう言ってても仕方ないのだけど、さすがに4本続けて観ると飽きちゃった。
 前に「片腕マシンガール」観ちゃったしね。
 ないものねだりをさせてもらうと、荒唐無稽な設定でも今の技術なら何でも可能なのだけど、バットマンみたいにもうちょっと、何故そうなのか追求していくとまた違ったものがあったのかなと思ってしまう。
 いや、もちろん場違いなことは承知してます。
 すいません。
 出演は坂口拓 鶴見辰吾 黒川芽以(B83-W58-H90)
 監督は坂口拓、山口雄大の共同。
 石川賢の漫画を使ったマーベルコミックのようなエンドクレジットは良かった。

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2011年10月13日 (木)

「監督失格」

Kantokushikkaku  アダルトビデオが出始めの頃、動く裸であれば何でもいいという時代であり、出演者もリアルといえばリアルな身近にいそうな女性。
 女子高生がおませという言葉では許容できないくらい大人っぽいというか、どちらかといえば女子高生の母親で通じるようなおばさんだったり、混沌としていた時代でもあった。
 その中でも林由美香(B84-W63-H87)のかわいさは異常であり、確かに貧乳は残念ではあるが、とりあえずそこは菊地えり(B94-W60-H86)で補完した人もいるだろう。
 いずれにしろ、今までだとポルノ映画館に通ったり、それさえもできない勇気のない奴はATGの映画を観にいってた時代は終わり、自宅で動く裸を観る時代が到来したのだ。
 林由美香が多くの人の記憶に残っているのは、彼女のAV女優人生が長く、また物凄い数の作品に出演しているからだろう。
 出入りの激しいAV業界において長く、一線で活躍するのは並大抵のことではない。
 そして、彼女は演技にもうまく、人気女優にもかかわらず、良い意味で仕事を選ばないところもあった。
 1980年代後半から90年代前半で彼女のお世話になっている男性は多く、実は色々な意味で最も愛された女優かもしれない。
 だからこそ、2005年に34歳の若さで亡くなったことはショックであり、これから熟女路線での活躍を期待していた男性たちに大きな悲しみを与えているはずだ。
 この映画は、林由美香と不倫関係にあったAV監督・平野勝之が、彼女に関わった約15年間の記録と、彼女が亡くなった後に新たに撮り下ろした映像で構成されているドキュメンタリーだ。
 言うまでもなく、平野勝之は北海道自転車旅行を記録した「由美香」を作っている。
 これじゃあカップルの旅行ビデオだろ!と思ったが、逆に演技とは別のリアルさはあったと思う。
 「監督失格」の前半は「由美香」を再構築したような感じだった。
 しかし、後半の林由美香の死体発見状況の映像は、生々しく怖いものがあった。
 彼女が亡くなった時に各メディアで色々な憶測が飛び交ったが、真実の映像にはかなうわけもなく、逆に愛した女性が死んだことへのリアルな反応が逆に胸に響く。
 平野勝之の私小説的なところもあり、その意味ではナルシストなところもない。
 一方、不倫関係であれば、本妻の証言があってもよいのだが、そこらへんは撮影が無理だったか触れていない。
 だから女性目線だと納得できないところもあるかもしれない。
 しかし、林由美香という女優の生きざまを知る上では重要な作品だといえる。
 ところが、この映画の最大の売りは「ヱヴァンゲリヲン」の庵野秀明監督 がプロデュースをしていることだ。
 確かにそれだけで観にくる人は多いかもしれない。
 そして恐らく多くの人が思うのは、早く「ヱヴァンゲリヲン」の続編を作れ!だろう。

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2011年10月12日 (水)

「スペイン一家監禁事件」

Spain_2 ある日突然、平和な一家に残忍な強盗グループがやってきた!
 覆面を被った3人組の男VS父・母・娘。
 彼らの長い夜が始まる…。

 世田谷一家殺害事件みたいな話かと思ったら違った。
 ヨーロッパでは10秒に1度、年間で300万件も自宅への押し入り強盗が発生しているらしい。
 治安の悪さでは「名探偵コナン」の米花町並だが、よくよく考えたらヨーロッパというくくりは大きいような。
 この映画はタイトル通り、スペインのちょっと裕福な家庭が餌食になってしまう。
 普通、この手の映画だと、お父さんが実は元CIAの腕利き工作員という話展開になってしまうのだが、残念ながら、お父さんは極めて普通の一般人だ。
 じゃあ、素人ながら冒険野郎マグワイヤーのように周りのものを使って家族を救うかと言えばそうでもない。
 ちょっとは反骨精神を出すのだが強盗に屈してしまうのだ。
 つまり、この映画はそういうものではなく、ごく一般家庭が強盗に押し入られ、容赦のない暴力や理不尽な扱い、安らぎの場所である家庭が地獄の密室化した恐怖などを描いている。
 そこには救いはないし、伏線もない。
 よくよく考えてみたら、実生活にそんなものはないからだ。
 ところが「ファニーゲーム」のように気分がブルーになるかと思えば意外にそうでもなかった。
 おそらく、全体的に乾いた感じでテンポよく進み、先行きの読めない展開が緊張感を生み、スリルとサスペンスが程よくミックスされているからだ。
 出演も監督もスペイン人なのでよくわからないという、映画会社の宣伝泣かせではあるが、面白さは抜群!
 ただし、デートには微塵も向かないので注意!

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2011年10月11日 (火)

「ツレがうつになりまして。」

Tureutu 夫がうつ病になったのをきっかけに、2人で困難と向き合い、少しずつ前へと進み、絆を強めていく夫婦の物語。
 細川貂々の同名コミックエッセイを映画化。
 NHKでドラマ化もされている。
 うつ病とはどういうものかはわかるのだが、うつ病になった人や周りの人の様子を描けているかといえば微妙。
 正直言ってしまうと、うつ病ネタの映画は「ぐるりのこと。」という傑作があったために、どうしても比較してしまう。
 どちらも似ている要素は多い。
 「ツレうつ」は漫画家で、「ぐるりのこと。」は法廷画家。
 どちらも絵を仕事としている人が出ていて、夫婦の話だ。
 しかし、「ぐるりのこと。」は徐々にうつ病になっていく様子がひしひしと伝わり、恐怖さえ感じた。
 何故ならうつ病とは言わずに進んでいくから。
 だから、実際にうつ病になるのはこんな感じだと疑似体験を知らない間にさせられているのだ。
 さらに、克服していく様子も丁寧に描かれていて、それがあまりにも自然で無理がなかった。
 ところが「ツレうつ」の場合、一番まずいのは一緒に闘病生活をしている夫婦の描き方が薄く、どれだけ大変かが伝わってこないのだ。
 旦那の職場に電話してくるクレーマーの正体とか、もっと面白くなりそうなのにうまく使いきれてなかったりする。
 あまりにも説明が多く、原作通りかもしれないが、もっと映像で見せるところは見せていいんじゃないかな?
 さらに映画を使った本のCMみたいな場面には興醒めしてしまう。
 出演の宮崎あおい(B77-W57-H82)と堺雅人は頑張っている。
 宮崎あおいの役の名前が「神様のカルテ」とかぶっているので混乱しそう(笑)
 監督は佐々部清。
 うつ病の対応方法は人によって違うと思う。
 この映画は会社をやめることを推奨してしまったが、人によっては諸事情により仕事をやめずにうつ病をな直す方法も知りたかったんじゃなかな?

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2011年10月10日 (月)

「とある飛空士への追憶」

Toaru 下級階層出身の飛空士が、たった一機の水上偵察機で敵陣を突破し12,000km先の皇子の元へ次期皇妃を送り届ける…。
 もうこれだけ聞くだけで、飛空士と次期皇妃の身分違いの恋というフラグが立っているし、空中戦があることもわかってしまう。
 あまりにもテンプレート的で、大体の話展開が予想できてしまうベタな話をいかにうまく見せていくのか?が制作サイドの腕の見せ所だ。

 しかし、大変つまらない。

 原作がどうなっているか未読なのでわからないが、想像できるベタな展開以上のものはなかった。
 身分違いの恋、実は二人は幼少の頃に色々あったとか、もうちょっと描きようもあるだろうし、二人の距離が縮まる描写も唐突。
 そもそも空では自由で身分は関係ないみたいなことを言っているが、全くそんな風には見えない。
 敵のエースパイロットも因縁の対決というわけでもないので、いきなり出てきて違和感がある。
 じゃあ、空中戦だけ迫力があればいいやと思うのだが、緊張感も爽快感もない。
 主人公の偵察機を取り囲んで撃っているシーンはどう考えても相撃ちだよ。
 そもそも主人公の飛空士は、任務だけでなく個人的な感情からも何が何でも次期皇妃を守らなくてはいけないし、たとえそれが報われないものであっても。
 だからこそ緊迫感と悲哀が出てくるのだけど、そこらへんが描ききれていない。
 しかし、もっと残念なのは声で、主人公役の神木隆之介はいいとしても、次期皇妃役の竹富聖花(B78-W59-H85)が絶対的なミスキャストで、これは彼女よりも彼女を選んだ制作サイドに問題がある。
 監督は宍戸淳。
 制作においては色々あったような感じだが、観ている方は金払っているので全く関係ないしね。

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2011年10月 9日 (日)

「牙狼<GARO> MAKAISENKI <Vol.1> 1話~3話」

Garo テレビ番組の映画化が当たり前になっている時代だが、さらにまんまテレビ番組を映画館で上映する時代に逆行したみたいだ。
 テレビ番組をそのまま上映するのは、昔の東宝チャンピオンまつりや東映まんがまつりでは当たり前なのだが、この作品はテレビ放送の前に先行して映画館で公開してしまうのだ。
 雨宮慶太の原作・監督による人気特撮「牙狼」のTVシリーズ第2期を、TV放映に先がけて3話ごとに映画館で公開する先行上映していくらしい。
 第1弾は1~3話を上映。
 ホラー・シガレインを討ち取った鋼牙が、赤い仮面の謎の男に不気味な破滅の刻印を胸につけられて、それを周囲の人に隠しながらホラー討伐を続ける……という話で、日曜朝の特撮物とは違った趣の、正に大人の特撮番組という言葉がぴったりなのである。
 おそらく夜中に見ている分には絶対に面白いし、映画館の大きなスクリーンで見ても劣化するわけでもない。
 だけど、もうしばらくしたらテレビで普通に放送してしまうわけで、あえてそれを映画館まで来て金払う人がどれくらいいるのだろう?
 さらにここで見たらテレビ放送を見ない人もいるわけで、視聴率至上主義のテレビの世界でそれはどうなの?
 おそらくフィルムではなく、プロジェクター上映なので費用はプリント代というよりダビング代は微々たるものだし、宣伝を兼ねたイベントなので興行収入を大きく見込んでいるわけではなく、むしろ先行で見に来た人が、ネットで書き込んで話題になることが大切なのかも。
 もう既にこうやって書いている自分が既にその術にはめられているのか?
 よくわからないけど、ソフトの販売も含んでトータルして収益が上がれば問題なしなんだろうなあ。

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2011年10月 8日 (土)

「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」

Rise_apes 「猿の惑星」はその話の面白さ、特に最後のオチ、さらには猿のメイクのリアルさで話題になり、続編が作られ、さらには影響を受けた作品も多い。
 日本でも明らかに便乗作品としか思えない「猿の軍団」が放送された。
 一応、言っとくと「猿の軍団」は作品的には面白いので誤解しないように。
 できれば、裏番組の「宇宙戦艦ヤマト」よりも、こちらを映画化希望。
 2001年の「PLANET OF THE APES/猿の惑星」はイマイチだったので、今回またもや映画化の話を聞いて、ちょっと食傷気味だった。
 というか、映画会社の企画がない時に出てくる過去のヒット作品に便乗するものだと思っていたからだ。
 まあその通りではあるのだが、実は予想以上の傑作!
 アルツハイマー治療のために開発した新薬を投与されて知能が驚異的に発達したチンパンジーが、やがて自我に目覚めて人類に反旗を翻していく…という話で、これまでのシリーズはなかったことになるのではなく、これまでの話に続くプロローグ的な扱いといって良いかもしれない。
 今までのシリーズの要素もうまく散りばめられていて、懐かしい猿の名前はもちろん、意外なところで一瞬出てくる自由の女神等、知らなくても問題ないし、知っていれば深読みすることもできる楽しみがある。
 さらに凄いのは猿の動きで、昔は猿の顔のメイクが評判だったものの動きは人間だった。
 しかし、この映画はパフォーマンス・キャプチャー技術を駆使し、人とは違った動きをしている。
 かつて、マルセ太郎氏は、「飛び降りる時、人間は足から下りるが、猿は手から下りる」と語っていたらしいが、この映画の猿は正に人間とは違う動きをしている。
 それでいて、時々見せる人間のような表情がいいのだ。
 話も、猿の世界がこうやって出来ていくと考えると面白い。
 まるで、チンピラかのしあがっていくヤクザのような痛快さもあり、「猿の惑星 ビギンズ」もしくは「猿の惑星始めました」というタイトルでも悪くない。
 出演は「127時間」のジェームズ・フランコ。
 だけど、 注目すべきは、ハリー・ポッター・シリーズのドラコ・マルフォイを演じたトム・フェルトンで、すっかりの悪役が板についてきている。
 
 監督はルパート・ワイアット。
 エンドロール中にも話が進んでいくので注意!
 これがシリーズ1作目のラスト程でもないけど衝撃的!
 当然、続編も作ることができるようになっているのはお約束だ。
 個人的には家庭内の事情で、劇中に出てきたアルツハイマー治療薬が今すぐでも欲しい! 

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2011年10月 7日 (金)

「カンパニー・メン」

Companymen やっぱり映画を観にいくのはイヴェントであるべきだし、暗闇で大きなスクリーンを観ることにより、浮世のことを忘れて気分転換する一面もあるはずだ。
 ところが、観る映画を間違えると気分は一気にブルーになってしまう。
 この映画が正にそれだ。
 リーマン・ショック後の不景気により、長引く不況で高い失業率が深刻になっているアメリカで、会社をリストラされたエリート・ビジネスマン達の生きざまを描いている。
 映画としては面白いのだが、仕事の憂さを晴らしに映画を観にきた人は、さらに気分が滅入ってくること間違いなし。
 いくら不景気とはいえ、若ければ何とかなるかもしれない。
 しかし、一番あぶないのは、すっかり中年でそれなりの役職についちゃている人だろう。
 現場仕事はやってないし、体力も記憶力も落ちてるし、何より今の給料で当たり前にやってきたことができなくなることだろう。
 意外に生活レヴェルが下がるのは一番きついはず。
 これは学生時代とか金のない時期にはわからないけど、就職して当たり前のように毎月給料が入ってくる生活に慣れてしまうと、この痛みは相当なものであるはずだ。
 一方、この手の映画はリストラをする会社=悪のイメージが強いのだが、実際は経営する側も会社の維持をするが精一杯で全ての責任がのしかかってくるため責任も大きい。
 この映画は意外に誰も気にしていないようなところにもきちんと触れている。
 でも最終的には家族なんよね。
 出演はベン・アフレック、トミー・リー・ジョーンズ、クリス・クーパー、ケヴィン・コスナーと実は意外に豪華キャスト。
 監督のジョン・ウェルズはテレビの人で、これが長編デビューらしい。
 中年のおぢさん連中にはちょっと気分が滅入る話だが、アメリカの容赦ない雇用状態に比べ、日本はまだ若干ましと思えそうなところが救いかな。

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2011年10月 6日 (木)

「天国からのエール」

Tengokukaranoyell 沖縄で小さな弁当屋を営みながら、音楽への夢を持つ高校生を応援するために無料の音楽スタジオを作り、ガンと闘いながら若者たちの夢を後押しした仲宗根陽氏の実話を映画化。

 バンドと演劇は若い時代のハシカみたいなもので、卒業して仕事をしながら趣味程度で続けるのはいいが、こじらせて、アルバイトをしながらプロを目指すとか言い出したら手のほどこしようがない。
 いや、もちろん中には成功した人はいるだろうが、物凄く少ないはずなので、そんなものを例にしてたら、飛行機が墜落しても生きている人はいると言い張るのと同じようなものである。
 だから、多くの親は先生は口うるさく、勉強しろやら、まともに就職ししろやら言うのである。
 ところが、若い時はバカなので、己の力を過大評価しすぎるし、頑張れば何とかなってしまうと思ってしまうのだ。
 すっかり荒んだ大人になって、親や先生の言うことがほぼ正しく、今度は自分が若い連中に同じようなことをいうことになる。
 おそらく、遥か昔からこんな繰り返しをしていたのだろう。
 しかし、一方ではたとえ嘘でも夢を無条件で後押ししてくれるような大人がいたら、また違う何かがあるのではないかと思ってしまうこともある。
 この映画に出てくる弁当屋の親父が正にそんな感じで、妙に口うるさく、臭いことを平気で言う。
 おそらく、子供の頃の自分だったら絶対にうざいと思うだろう。
 ただ、年をとって、何者にもなれなかった自分が果たして、実の子供でもない若い奴にそこまでできるかといえば絶対にできないしやりたくない。
 だけど、正しいけど口に出して言いにくいことをバシバシ言って、若者に慕われる大人もありかなとこの映画を観て一瞬でも思ってしまった自分が情けない。
 演じているのが阿部寛というのが妙に説得力があるのだ。
 ちょっと間違えると「何故ベストを尽くさないのか?」と言いそうだが、あれくらいが大きな体と濃い顔で色々言われると納得してしまうんだろうなあ。
 それでいて、若者が桜庭みなみ(B79-W60-H87)みたいな娘だったらスタジオも立ててしまうよ。
 しかし、阿部寛は良いのだけど、話は調子よすぎるところがあって、実話の映画化なのに嘘臭いところが残念でならない。
 一番嘘臭いのは。あれだけのボリューム弁当で300円での販売だな。
 あれで300円なら毎日買っちゃうよ。
 監督は熊澤誓人。
 もちろん、若者に夢を諦させるのも大人の仕事なんだけどね。

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2011年10月 5日 (水)

「スイッチを押すとき」

Switch 「リアル鬼ごっこ」の人気作家・山田悠介の同名小説を実写映画化。
 10代の自殺が激増した未来、政府は青少年自殺抑制プロジェクトを発足し、全国から10歳の子供たちをランダムに選んで監禁、心臓に埋め込んだ自殺装置をいつでも起動できるようスイッチを持たせてその経過を観察していた。
 多くの子供たちが次々とスイッチを押していく中で、6名の子供たちが7年間生き続けていた。
 そんな彼らの前に新しく着任した看守が、優しく接して 心を開かせようとする…。

 これはつまらない。


 「リアル鬼ごっこ」も全国の佐藤を捕まえて処刑するというトホホな話だったが、意外に嫌いではなかった。
 何故なら全編走りっぱなしで勢いがあったから。
 つまり余計なことを考えなくてもいいからで、世の中の映画は冷静に考えたらツッコミ所満載だけど、そこをうまく見せるのが脚本と演出だ。
 この映画は自殺抑制プロジェクトという説得力のない設定が前提であり、他のサスペンスとは違って誰かが殺しにくるのではなく、自分で生死を決めることができるという、正に自分との戦いに緊迫感があるはずなのである。
 ところが演出が悪いせいか、全編メリハリのないダラダラとした展開で、心理的葛藤もうまく描かれていないので全く緊迫感がない。
 面白い要素はある反面、そもそもが中学生の発想みたいな設定なので、意外に映画化は難しいネタなのかも。
 出演は小出恵介、水沢エレナ(B80-W57-H85)、佐野和真、真司郎。
 監督は中島良。
だけど、これも実はまだ違う施設があって、生きている子供がいた…みたいな感じで続編を作っていくんだろうなあ。
 

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2011年10月 4日 (火)

「グリーン・ランタン」

Greenlantern 最近、やたらめったら映画化されているアメコミのヒーロー。
 当然、バットマンやスーパーマン、スパイダーマンは世界的に有名だが、中には知る人ぞ知るヒーローだっている。
 確かに日本でもウルトラマンや仮面ライダーは有名だけど、キョーダインや突撃ヒューマンとか言われると知らない人が多数かもしれない。
 グリーン・ランタンの映画化と聞いて、それ何?と思ってしまった自分がいる。
 個人的にはゴールドライタンの映画化希望だ(笑)
 銀河の平和を守る宇宙警察機構グリーン・ランタンの一員に選ばれた男が、地球を狙う敵と戦うという話で、主人公は指輪をはめて、緑色のコスチュームにSMクラブで使ってそうなマスク着用の格好になり、自分の思ったものを物質化して戦う。
 後で調べたら、日本では有名でないだけで、アメリカでは老舗のヒーローらしい。
 自分は知らないヒーローなので観なくてもいいかなと思ったが、後でDCコミック夢の共演みたいな感じになってついていけないといやなので、観にいった。
 ただし3Dじゃいやなので、2Dを探したので時間かかっちゃったけど。
 前から言っているけど、アメコミのヒーローって不自然なんだよ。
 実はあんな派手なコスチュームの必要性はまるでなく、だからこそ、そんな格好をする理由付けをもっともらしくするのだが、グリーン・ランタンはそういう理由付けは全くない。
 何故なら緑色の格好は、宇宙人が決めたことだからで終わってしまうから。
 そうなると、彼が選ばれた理由とか、彼がそれを受け入れる描写がもうちょっと丁寧に描かれてもいいのだが、残念なことにそういうのは軽く流されてしまう。
 だから、意外に軽いヒーローだったりするのだ。
 宇宙規模の壮大な話がさらに現実味を薄くしてしまっている。
 さらに敵がコンプレックスの固まりの男という、これまたせこいというか、宇宙規模の壮大な話には小規模なのだ。
 せめて、バトルが派手で勢いがあれば良いのだけど、それも言うほどでもない。
 何か中途半端なのだ。
 主演はライアン・レイノルズ。
 監督が007のマーティン・キャンベルなので、期待したんだけどなあ。
 続編も作る気が伺えるので次回に期待したい。
 あと、やっぱりグリーン・ランタンってバットマンのリドラーとキャラかぶってるよなあ。

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2011年10月 3日 (月)

「サンクタム」

Sankutam 退路を断たれ通信手段もなく洞窟に閉じ込められた探検隊が、海に通じているだろうという推測のもとに洞窟の先を進んでいく冒険サスペンス。
 震災の影響で公開が延び延びになって、やっと公開になったが、どういうわけか予定していた劇場で上映しなくなったりして、実は登場人物よりも映画そのものが不運な状況だったりする。
 洞窟物なので「ディセント」みたいに地底人が出てくる怖い話かと思ったが、地底人のような浮世離れしたようなものは出てこない。
 あくまで自然との戦いがメインで、父と息子の話だった。
 ジェームズ・キャメロン製作総指揮の3D映画なので、「アバター」のノウハウを生かしているかどうかは知らないが、昨今多いナンチャッテ3D映画のような、2Dで十分というものではなく、ちゃんと3Dの特性を生かした映像作りとなっている。
 洞窟の映画なので3Dメガネをかけたら何が何だかわからなくなるだろうなあと心配していたのだが、暗闇でライトのシーンが多いので逆に画面にメリハリがついて見やすくなり、さらには立体感が出ていた。
 水中シーンでの立体感は自分が浮いているような感じだった。
 話も暗闇、狭さ、空気がない等の定番の恐怖が目白押しで、しかし、それらは自分らの不注意で発生してしまうの。
 正に自分との戦いであり、地底人がいなくても恐怖は作れるわけやね。
 予想以上に面白かった。
 3Dもうまくやれば効果的であることを実感!
 出演はリチャード・ロクスバーグ、ヨアン・グリフィズ。
 監督はアリスター・グリアソン…とか言われてもすぐにわからない人ばっかりだが、星一徹のような厳しい親父役のリチャード・ロクスバーグはかっこいいよ。
 
 

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2011年10月 2日 (日)

「DOG×POLICE 純白の絆」

Dogpolice 刑事を目指し無駄に熱く正義漢が空回りしている警官・早川勇作は検挙率は高いものの、単独行動に走りがちで協調性に欠けるところがあった。
 そんな彼に辞令が出たが、刑事ではなく、警視庁警備部警備二課装備第四係という部署への配属だった。
 そこは、捜査を支援する警察犬ではなく、犯罪を未然に防ぐために活動する警 備犬とそのハンドラーが所属する部署だった。
 全くやる気のない早川だったが、優秀な血統ながらアルビノのため警備犬として期待されていシロとバディを組んで厳しい訓練をしていくうちに絆が芽生え、職場にも慣れてくる。
 一方、世間では連続爆破事件が発生していた…。

 実は警察で働く犬は全部警察犬だと思っていた自分は、災害時の人命救助の他に、爆発物捜索や犯人の制圧をする警備犬という存在は全く知らなかった。
 その意味では「エマニエル夫人」でスカッシュを知った以来の衝撃である。
 だけど、映画はかなり微妙というか、ツッコミ所満載。
 いやそれ以前に、色々な映画のヒットしそうな要素を交ぜて大ヒットを狙ったが、味がぼやけてしまったような感じだった。
 普通、この手の映画って主人公が成長していくものだけど、ほとんど成長していない。
 最後の最後まで単独行動&協調性なしで、普通、犬との訓練でそこらへんが目覚めるみたいな展開になりそうだけど、そうじゃないし、「君は変わらなくてもいい」みたいな感じになっているのだけど、それってちょっと違うんじゃない?
 連続爆破事件も、どこに隠しているのか?&発見した後はどうやって爆破を処理するのかの時間との競争がメインになってくるはずなのだけど、時間の配分というか描き方に問題があって、残り時間が実時間よりも物凄く長かったりする。
 もちろん物語上の時間なので伸びたり縮めたりする表現上の時間はあると思うのだが、この映画の場合、それが無茶苦茶で、残り5分といいながらも、観ていて「え、もう5分以上経過しているんじゃない?」と思わせてしまうところや、残り3分で移動できない距離を移動してしまったり、表現的に無理を感じてしまうのだ。
 一方、警察しか知らないような捜査状況をニュースで細かく説明していたりするのも何故?と思ってしまう。
 犯人もあの設定では爆弾を作る資金源を確保できるとは思えないし、動機を知ると後味が悪い。
 原案が「海猿」シリーズの原作者・小森陽一なので、日テレも「海猿」みたいな映画がやりたくて仕方ないのか?
 そういえば「252生存者あり」とか、そんな路線ばっかだしね。
 主演の市原隼人は相変わらず暑苦しい役柄が多いが、いつまでこんな高校生みたいな役をやるんだろう?
 もうそろそろ仕事を選んだ方が良いような。
 共演の戸田恵梨香(B75-W57-H78)はかわいいからいいとしても、上司役で時任三郎が出てくると「海猿」の劣化コピーに思えてしまう。
 監督は「猿ロック」の七高剛。
 上映中に「刑事犬カール」の映画化でもいいなと考えてしまった。

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2011年10月 1日 (土)

「AVN/エイリアンVSニンジャ」

Photo 戦国時代にエイリアンがやってきて忍者が戦うというタイトルまんまの話。
 映画ですぐにバトルに持ち込めるネタはゾンビとエイリアンで、特に低予算の映画にはもってこいだ。
 さらに今はCG技術が発展して、昔だったら手間隙かかっている特撮も比較的簡単に処理できる。
 この映画はエイリアンという何でもありの設定に加え、忍者というこれまた時代劇では何でもありの設定がプラスされている。
 これだけ揃えば場所なんかどこでもいいわけで、特に時代劇の場合は、映画村で撮影しなくても山の中でいいし、それ以前に登場人物全員が今風な髪形で、細かいことにこだわるのが間違いかもしれない。
 そう考えれば、意外に面白い!
 出てくるエイリアンが「宇宙大作戦」に出てくる、あの迫力のない宇宙人の戦いのみたいなのは狙っているのか?
 出演はの三元雅芸。
 監督は「女忍  KUNOICHI」の千葉誠治。
 だけどさあ、海外のマーケットをターゲットにしている映画らしいけど、本当にこんなんで大丈夫?
 外人なめてない?
 え、ハリウッド・リメイクも決定したの?

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