「ハンナ」
「キック・アス」のヒットガールとか、父親による殺人マシーン英才教育が流行なのか?
さらにお父さんが元CIAの凄腕エージェントとか、すっかり定番の設定だ。
この映画も、そこらへんの路線の話で、フィンランドの山奥で、元CIA工作員の父親(?)に よって殺人マシーンとして育てられた16歳の少女とCIA女性捜査官が送り込む刺客との壮絶な戦いを描いている。
弓月光先生の「瞬きのソーニャ」を思い出させる。
自分は女子のアクションが大好きなので、物凄く期待して観にいったのだが、正直微妙。
主人公のハンナが16歳になった時に、今まで育ててきたエリックが赤いボタンのついた装置を持ってきて、「押すか押さないかは自分で決めろ」と意味不明なことを言い、ハンナは何の迷いもないくボタンを押す。
実はそれは居場所をCIAに居所知らせる装置で、それが作動すると、CIAの女性捜査官マリッサ率いる刺客がやってくる…のだけど、何故?
正直、自分が頭が悪いのはわかっているのだけど、そんなことやる意味がさっぱりわからない。
もう初っ端からつまずいちゃってるよ。
だけど、とりあえずケミカル・ブラザーズの音楽に乗せて勢いで突っ走っていくので、違和感ありながらも見ることができる。
グリム童話も重要なアイテムなのだが、意外に効果的でなかったりする。
結局、面白そうな要素は沢山あるのに、あまりうまく使われていないのだ。
主演の「ラブリーボーン」のシアーシャ・ローナンなのだが、同じ殺人マシーン少女なら「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツの方が断然かわいい!
しかし、この映画で一番キャラの立っているのはケイト・ブランシェットで、もし「007/ロシアより愛をこめて」をリメイクするならローザ・クレップの役は彼女でよろしく!
監督は「つぐない」のジョー・ライトなので期待したんだけどな~。
「ごめんね、心臓、はずしちゃった」
どうやら、はずしたのは心臓だけじゃなさそうだ。
参加してます。よろしくで~す
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