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2011年8月27日 (土)

「一枚のハガキ」

Ichimainohagaki 日本最高齢99歳の映画監督・新藤兼人。
 ここ最近は新作ができる度に遺作だと、失礼なことを言う輩がいるが、これだけ高齢でエネルギッシュに活躍をして、尚且つ作品が面白いという映画監督は世界中にも多くないはず。
 その新藤監督の自身の実体験を元に作られたらしい。

 戦争末期に招集された100人の中年兵の誰がどの戦地に向かうかは、上官がクジを引いて決めていた。
 仲間の兵士から一枚のハガキを託された男が、終戦後、そのハガキの送り主である兵士の妻を訪ねると、夫を亡くし、その後夫の弟と結婚するもその弟さえも戦死、さらにたて続けに家族を失い、古家屋に一人住んでいる女がいた…。

 これは傑作!
 何よりも映画としてのテンポの面白さがある。
 戦争の悲惨さを描いているはずなのだが、基本が喜劇なのだ。
 特に出征→戦死の繰り返しは、ほとんど同じアングルで、引きの絵で撮っていることにより、悲惨ながらも滑稽さを出している。
 そもそも、夫が戦死→再婚した弟も戦死→義父母も死亡という絵に描いたような不幸な女と、戦争から戻ってきたら父親と嫁ができていたというFAプロのAVのような男という組み合わせは、状況によっては笑うしかないのだが、それでいて戦争の末期のどうしようもない状況を描いている。
 そして、それは決してお涙頂戴ではなく、それでもたくましく生きた人達への応援歌でもあるのだ。
 これは、終戦記念日にとりあえず作るような戦争物ではなく、妙に生々しく怨念がこもっているのは、おそらく監督が戦中戦後をリアルに生きた監督だからかもしれない。
 出演の豊川悦司、大竹しのぶ(B80-W60-H83←「あゝ野麦峠」出演時)の鬼気迫る演技も良いが、意外に笑わせてくれる大杉蓮に注目!

  参加してます。よろしくで~す

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