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2011年6月23日 (木)

「木洩れ日の家で」

Komorebi この映画にドラマチックな展開を期待しても無駄だ。
 何しろ、ワルシャワ郊外の林の中に佇む古い屋敷に住む老女と愛犬の淡々とした話で、さらに全編モノクロだ。
 若い時なら絶対に観ないし、観てもつまらないと思ってしまうだろう。
 何しろ、若い時はちょっと先の未来さえも考えないくらいなので、自分の晩年なんか知ったこっちゃねえと息巻いていたからだ。
 しかし、定期的に受ける人間ドックの結果を見て、何となく、健康に生きることに相当な努力がいることがわかってから、考え方が変わった。
 しかし、それでも自分の人生の決着のつけ方なんか想像もつかない。
 だけど、この映画を観ていると、こういう晩年もあるのかと思ってしまうのだ。
 主人公の老女は91歳。
 当然、最初から年寄りではなく、子供の時代もあれば、ピチピチとした若い時代もあって、恋愛の思い出だってある。
 お国柄、共産主義時代に政府から強制された間借人がいたりしたこともあったが、今や静かな余生を送っている。
 しかし、当然人生最後の時はやってくる。
 この映画は、多くの映画が人生賛歌なのに、終わりを淡々と描いて、だからといって気分がブルーになるわけでもなく、何か落ち着いた気分になってしまうところが良い。
 おそらく、演じているダヌタ・シャフラルスカの存在感につきる。
 撮影時、91歳のポーランドの女優だそうで、イーストウッドといい、映画人は何故こんなに元気な老人が多いんだろう?
 監督はドロタ・ケンジェジャフスカ。
 自分の深読みのしすぎかもしれないが、ラストの犬の目が涙ぐんでいるように見えたのはちょっと泣けた。
 これが演出なのか偶然なのかはわからないが、これだけでも、随分印象が変わるのでお見逃しなく!

  参加してます。よろしくで~す

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» 木洩れ日の家で [LOVE Cinemas 調布]
今年95歳になるポーランドの大ベテラン女優ダヌタ・シャフラルスカの主演作品。長い人生を生きてきた女性が、その最晩年を飾るために奮闘する。ドロタ・ケンジェジャフスカ監督は彼女の為に脚本を当て書きしたという。モノクロで描かれる世界にも関わらずそのコントラストの鮮やかさ、煌きが美しい。思いのほか元気な主人公のチャキチャキ振りには思わず笑いがこぼれた。... [続きを読む]

» mini review 12551「木洩れ日の家で」★★★★★★★★☆☆ [サーカスな日々]
芸歴80年を超えるポーランドの大ベテラン、ダヌタ・シャフラルスカを主演に迎えた心にしみる人生賛歌。人生の喜びも悲しみも知り尽くした女性が、素晴らしい終幕を迎えるために奮闘する様子を陰影に富んだモノクロームの映像でつづる。メガホンを取るのは、『僕がいない場...... [続きを読む]

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