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2011年6月30日 (木)

「犬飼さんちの犬」

Inukai テレビ番組の映画化が多いのは今更説明するまでもないのだが、中には言われないとわからないものがある。
 アニメや深夜ドラマがそうで、映画を観てもテレビ番組の映画化かどうかわからない。
 「幼獣マメシバ」や「ねこタクシー」は、言われないとテレビ番組と関係していることなんか一生わからなかったかもしれない。
 この映画もテレビドラマとの連動している動物映画の1本らしい。
 名前は犬飼なのに犬が嫌いな犬飼さんが、自分が単身赴任先から久しぶりに帰ってきたら、勝手に犬が飼われており、仲良くなるため努力するという心温まるお話。
 犬のかわいさで動員を図ろうとしているのが露骨にわかるのだが、昨今の狙い過ぎてあざとさが目立つフジテレビ映画よりは、遥かに面白い。
 予定調和なところはあるが、ダレずに終わるのが良い。
 ただ、1800円払って観るようなものかどうかは微妙だったりする。
 主演は小日向文世。
 「幼獣マメシバ」の佐藤二朗が、この映画でもいい味を出している。
 監督は「幼獣マメシバ」「ねこタクシー」の亀井亨。
 犬嫌いの人が右往左往しているのは笑いになっているが、本当に嫌いな人は苦痛なのでそこらへんはわかってもらいたいな。

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2011年6月29日 (水)

「アンダルシア 女神の報復」

Andarusia
 都合のいい偶然に頼る微妙な話展開に、ネットでは目にアマルフィなどとうまいこと言われている「アマルフィ 女神の報酬」。
 テレビドラマではメキシコ大使館に謝罪、さらには震災の影響で放送が無茶苦茶。
 「あんたが来てるってことは、また面倒臭いことが起きるってことか」を地でいく外交官・黒田康作。、
 映画2作目で、最後のミッションとどや顔で言われても、打ち切りみたいに思われるだけなのでマイナス効果じゃないの?

 スペインとフランスに挟まれた小国アンドラで、日本人投資家の殺人事件発生!
 パリにいた外交官・黒田康作が調査に乗り出すが、遺体の第一発見者の女性銀行員は何者かに狙われ、インターポール捜査官は捜査情報を隠蔽しようとする。
 何故、彼女が狙われるのか?
 黒田とインターポール捜査官が対立しながらも、事件の真相を追求していく…。

 海外でロケをしているので、物凄く壮大な話かと思いきや、話展開は意外に地味!
 事件の真相も、そんだけ?と言いたくなるくらいだ。
 映画館なら金払っているので最後まで観てくれるだろうが、テレビ放送だったら、間違いなく途中でチャンネルを変えられそう。
 それだと、映画館を番宣として使っているフジテレビには面白くないんじゃない?
 これだと、主演の織田裕二が動員力がないみたいに思われそうだが、彼ではなくこの映画の企画に問題があるのかもしれない。
 さすがに、無理矢理盛り上げるのにも限界があるような気がする。
 共演は黒木メイサ(B78ーW56ーH82)、伊藤英明、戸田恵梨香(B75ーW56ーH78)、谷原章介、福山雅治などやたらと豪華なのだが、大作気分は十分満たしているんだけどなあ。
 ちなみに、黒木メイサは顔が怖くて、犯人顔はちょっとまずいっしょ。
 監督は前作に引き続き西谷弘。
 最後のミッションといながら、ほとぼりがさめたら続編作ってしまうんだろうなあ。

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2011年6月28日 (火)

「アリス・クリードの失踪」

Alice 若い男と中年男の2人は、綿密な計画のもとに富豪の娘アリス・クリードを誘拐する。
 ところが、若い男とアリスには過去に関係があり、そのことが完璧な計画を狂わせていく…。

 登場人物が3人。
 大きな意味で密室劇に近い。
 いかに飽きさせず最後まで見せていくかが、制作側の力量なのだが、上映時間も短いせいか、あっという間だった。
 それぞれかけ引きが面白い。
 誘拐の人質の扱いが妙に細かくリアルだった。
 考えてみれば、人質を生かしておくことは色々な意味で大変であり、長期になればなるほど、人質も誘拐犯も消耗してしまうのだ。
 この映画は小便とか大便、さらには水や食料など、犬を飼うよりも面倒であることがわかった。
 話展開は面白いのだが、一方では若い男とアリスの関係が唐突すぎないのか?等の疑問がないわけでもないのだが、そうしないとあっさり誘拐成功で終わってしまうので、やっぱり何か盛り上がりがないとね。
 出演はジェマ・アータートン、マーティン・コムストン、エディ・マーン。
 監督はJ・ブレイクソン。 
 とりあえずん小便と大便の合図はマスターした。

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2011年6月27日 (月)

「デンデラ」

Dendera_2 姥捨て山のその後を描いたもので、捨てられた老婆たちは実は生きていたという話。
 雪深い山あいの小さな村では、70歳になった者は掟に従って口減らしのため山奥に捨てられる運命にあった。
 70歳になった斎藤カユも山奥に置き去りにされてしまう。
 死を覚悟し意識を失なったカユは、老婆たちによって助けられる。
 カユと同じように捨てられた老婆たちが、ランボー並のサヴァイバル能力で生き残り、力を合わせてデンデラと呼ばれる共同体を作り、自分たちを捨てた村人への復讐を計画していた…。

 ここまで聞くと、老婆を通して、生きるとは何か?をテーマにした人間ドラマになると思うのだろう。
 ところが、後半はそんなものはどこかに行ってしまい、デンデラを襲った熊の退治の話になってしまうのだ。
 え、どうしてそんな展開?
 戸惑う高齢の客の雰囲気が感じられるが、頭を切り替えて熊とのバトルを楽しめるかと思ったら、あまりにも緊迫感のない演出と、さらには熊が、1956年の「漫才学校 第三部 ゴリラ大暴れ」のゴリラのような安っぽさ。
 もうちょっと「ジョーズ」を観て勉強した方がいいと思うよ、マジで。
 もし、動物パニック物じゃないからいいというのであれば、人間ドラマも微塵も描けてないから。
 出演は、浅丘ルリ子、倍賞美津子、山本陽子、草笛光子…など、年配女優の佃煮状態なのだが、どれも小ぎれいすぎて悲壮感が待ったくない。
 特に浅丘ルリ子は、いかにもヒロインですとばかり浮いている。
 そう考えると「楢山節考」の坂本スミ子は相当気合が入っていたことを実感。
 監督は「楢山節考」を手がけた今村昌平監督が父親の天願大介。
 とりあえず、父親に謝ってこい!
 それから、宮崎駿の息子もそうだけど、映画監督の世襲制は禁止な。
 間違いなく2011年上半期ダメ映画に当確!
 入場料一律千円でも精神的苦痛はプライスレスだしね。

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2011年6月26日 (日)

「ロシアン・ルーレット」

Russian_roulette 大金を手に入れるには
 ロシアン・ルーレットで生き残るだけ。
 勝率1%。
 果たして生き残るのは誰だ?
  病気の父がいる青年が大金を手に入れるためにゲームに参加する。

 「ライアーゲーム」とか「インシテミル」とか大金を手に入れるために、知恵を絞る話はあるが、ロシアンルーレットは至って簡単。
 引金を引いて生きていればOKなのだ。
 だからこそ緊張感と緊迫感があるのだが、この映画の場合、17人が輪になって前にいる人の頭に銃を向けて引金を引いていくので、人に殺される恐怖と人を殺してしまう罪悪感が共存する。
 そして場合によっては、自分の後ろが弾が出る状態でも、先に死んで撃てない状態ならOK!
 運が良ければ違う要素で生き残るのこともできるのだ。
 主人公は父親が病気で大金がいるため、偶然知ったこのゲームに参加するといもの。
 普通なら色々心の葛藤があるのだが、この映画はそっちよりもルーレットの緊張感を優先しているが、それはありだと思うし、成功していると思う。
 監督はゲラ・バブルアニ
 主演はサム・ライリーだが、共演がジェイソン・ステイサムやミッキー・ロークとキャラが立ち過ぎて全く目立たない。
 ジェイソン・ステイサムが出ている時点で、誰も彼が死んだりするとは思えないので、ある意味ミスキャストなのかな(笑)

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2011年6月25日 (土)

「SUPER 8/スーパーエイト」

Super8 自分はどちらも使っていたけれど、メインで使っていたのはシングル8で、やっぱりフィルムの巻戻しができるし、ZC1000だと72コマでスローモーション撮影ができる。
 やっぱり特撮をやるならシングル8だな。
 日本だとシングル8の普及率が高いような気がするが、やはりアメリカではスーパー8が主流なんだろうなあ。
 ところが、スーパー8の色合いも捨て難いものがあり、一番良いのは「虹の女神」でやっていたみたいに、シングル8のカセットにスーパー8のフィルムを入れることかもしれない。
 この映画に出てくる少年達は、8ミリカメラで自主映画を作っている。
 タイトルのスーパー8は彼らの使っている8ミリカメラのフィルムの種類であることは言うまでもない。
 ところが、これを8人のメンバーが主人公の話と思っている人が多く、世代の違いを感じた。
 物語はできる限り情報を入れずに観にいった方がいいので、ここでは書かない。
 ただ言えるのは、自分たちが大好きだったスピルバーグの映画を凝縮した感じで、大変懐かしく嬉しかった。
 今でこそスピルバーグは巨匠扱いだが、昔は映画は面白いが娯楽専門で、何故か評論家受けが微妙な監督だった。
 だけど、一般の人にはスピルバーグの映画と言えば確実に面白い映画の代名詞だった。
 この映画にはドキドキワクワクのスピルバーグ映画の要素が詰まっている。
 そして、かつての8ミリで自主映画を作っていた連中の目指すのがスピルバーグだったので、この映画はその両方が共存している。
 だから、意外にツッコミ所が満載で、一般の人には肩透かしかもしれないが、わかる人には懐かしくて切ない映画なのだ。
 監督は「スター・トレック」のJ・J・エイブラムス。
 この監督はハッタリは凄いんだけど、詰め込みすぎて整理することがあまり得意ではないようだ。
 製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグ。
 もしスピルバーグの名前がなかったら、スピルバーグ映画のパクリとかバッタもんとか言われているに違いない。
 ただ、悲しいかな、同じような映画を監督したら、スピルバーグの方が絶対に面白いだろう。
 この映画の最大の見所はエンドロールであり、それまでの本編は壮大なメイキングなのかもしれない。
 正直、派手な宣伝の割りには残念感もあるが、自分は好きだ。
 おそらく自主映画で「シングルエイト」というタイトルのパロディを作る奴が出てくるだろうなあ、
 こういうのは早い者勝ちだから急げ!

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「127時間」

127 ロッククライミングをしていた登山家のアーロン・ラルストンは、落ちてきた石で右腕を断崖に挟まれたまま身動きが取れなくなってしまう。
 行き先を誰にも告げずにやってきて、人が来ないも荒野の真ん中では助けを呼べるわけもなく、水も食料もなくなり正に絶対絶命状態だった…。

 タイトルだけ聞くと、娘が誘拐されて救出に向かうお父さんの話のパチもんかと思ってしまう。
 その場合、あっちは96時間なのに、127時間はダメだろ!と思ってしまうのだが、そんな話では当然なく、娘どころかいかに自分を助け出すかの話なのだ。
 とはいいながらも、実話を元にしているのでどうなるかはもうわかっている。
 だから、それがメインの話ではなく、むしろそこに至るまでの心理状態を描いている。
 岩に手が挟まれて動けない状況は、ある意味密室劇のようなもので、さらに荒野の真ん中で何もない。
 こんな設定で飽きさせない話展開は見事としか言いようがない。
 さらに全体に漂う緊迫感と、心理状態を表現するイメージ映像の使い方がうまく、物凄く何か飲みたい気分になるのは、そこらのコマーシャルよりも遥かに効果的である。
 約5日後に彼が取った<最後の手段>は観ていて痛さが伝わってくる。
 自分が同じ行動を取れと言われたら絶対に無理!
 短い上映時間なのに、普通の映画よりも遥かに力が入り見終わった後はどっと疲れてしまうのだ。
 出演はスパイダーマン・シリーズのジェームズ・フランコ。
 監督は「スラムドッグ$ミリオネア」でアカデミー賞監督賞受賞のダニー・ボイル。
 とりあえず、出掛ける時は行き先をいうことにして、中国のナイフは買わないことにした。

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2011年6月23日 (木)

「木洩れ日の家で」

Komorebi この映画にドラマチックな展開を期待しても無駄だ。
 何しろ、ワルシャワ郊外の林の中に佇む古い屋敷に住む老女と愛犬の淡々とした話で、さらに全編モノクロだ。
 若い時なら絶対に観ないし、観てもつまらないと思ってしまうだろう。
 何しろ、若い時はちょっと先の未来さえも考えないくらいなので、自分の晩年なんか知ったこっちゃねえと息巻いていたからだ。
 しかし、定期的に受ける人間ドックの結果を見て、何となく、健康に生きることに相当な努力がいることがわかってから、考え方が変わった。
 しかし、それでも自分の人生の決着のつけ方なんか想像もつかない。
 だけど、この映画を観ていると、こういう晩年もあるのかと思ってしまうのだ。
 主人公の老女は91歳。
 当然、最初から年寄りではなく、子供の時代もあれば、ピチピチとした若い時代もあって、恋愛の思い出だってある。
 お国柄、共産主義時代に政府から強制された間借人がいたりしたこともあったが、今や静かな余生を送っている。
 しかし、当然人生最後の時はやってくる。
 この映画は、多くの映画が人生賛歌なのに、終わりを淡々と描いて、だからといって気分がブルーになるわけでもなく、何か落ち着いた気分になってしまうところが良い。
 おそらく、演じているダヌタ・シャフラルスカの存在感につきる。
 撮影時、91歳のポーランドの女優だそうで、イーストウッドといい、映画人は何故こんなに元気な老人が多いんだろう?
 監督はドロタ・ケンジェジャフスカ。
 自分の深読みのしすぎかもしれないが、ラストの犬の目が涙ぐんでいるように見えたのはちょっと泣けた。
 これが演出なのか偶然なのかはわからないが、これだけでも、随分印象が変わるのでお見逃しなく!

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2011年6月22日 (水)

「魔法少女を忘れない」

Mahoushoujo 主人公は男子高校生。
 ある日突然、母親から血のつながらない妹を紹介される。
 妹は元魔法少女。
 父はいなくて、母も仕事で家にいないことが多い。 妹と同居開始。
 主人公には古風な言葉を使う女の子の幼なじみがいて、どうやら彼のことを好きらしいが素直になれない。
 プリクラやったり、夏は海に行ったり、充実した高校生活。
 しかし、魔法少女は、魔法が使えなくなると人々の中から彼女に関する記憶が消えてしまう。
 主人公と仲間たちは彼女を忘れないようにしようとするのだが……。

 
 年寄りだからなのかもしれないが、これだけのザクっとした話を聞くだけで、深夜アニメやラブコメ漫画にありそうなテンプレート的なものを感じる。
 しなな泰之執筆のライトノベルを映画化したらしいのだが、最近のライトノベルってこういう感じなの?
 昨今のコンテンツ商売はアニメや映画、ドラマ、漫画、パチンコなどに展開していくわけで、そう考えると、ある程度型にはまっていないとダメなのかもしれない。
 もちろん、面白ければ何でもOKなのだが、この映画は面白くないところが大変残念なところで、お約束の展開の中にも、ちょっと切ない幼なじみの恋愛や、物語の中心となる記憶から消えていく怖さと悲しみ、それでいて魔法よりも強い愛の力みたいなものが、心に響いてこないといけないわけなのだが、そういうものは全くなくて、とりあえず当てはめてみただけの感じがしてならない。
 そもそも魔法少女という現実から程遠く、さらに現役ではなく、元魔法少女という特殊すぎるケースは小説だと雰囲気的に脳内補完ができてしまうが、実写映画だと妙に生々しいものがあり、現実味に全く欠けてしまうのだ。
 そして小説から実写映画への昇華ができていないので、かなりの違和感が出てきてしまう。
 この映画の居心地の悪さはそこにあると思う。
 主演は高橋龍輝。
 気になる元魔法少女役は国広富之の娘の谷内里早(B78-W60-H80)。
 しかし、彼女よりも森田涼花(B80-W56-H80)のメガネっこぶりがかわいい。
 監督は堀禎一。
 「妄想少女オタク系」はまだ面白かったんだけどなあ。
 この映画はどちらかというと魔法少女を忘れたいの心境かな。

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2011年6月21日 (火)

「星守る犬」

Hoshimamoru ヤングジャンプで「ナマケモノが見てた」を初めて読んだ時に凄いギャグ漫画が出てきたなあと思った。
 それ以降、村上たかしの漫画はできる限りチェックしている。
 「エビ天」に出演した時もちゃんと見たしね。
 ところが、ギャグ漫画の宿命か、途中ギャグのキレが悪くなったりしてもうダメかなと思ったが、ほのぼの路線で復活!
 個人的には「ちゃうちゃうちゃうんちゃう」が好きだったのだが、竹書房が2巻を出してくれなかったので、雑誌を切り抜いて持っている。
 そんな彼も「ぱじ」の後、泣ける漫画「星守る犬」を描いているのには驚き。
 周りで「泣ける」と評判なのには衝撃を覚えた。
 まさか村上たかしの漫画で「泣ける」という言葉が聞けるとは、昔だと考えられないからだ。
 そして、映画化。
 監督が東山かいいの…でないのが残念だが、昔からのファンとしては素直に喜びたい。
 ただ、予告編で村上たかしの名前が前面に出ていないのは、一部のマニアへの売りにしかならないからか。
 市役所の職員・奥津が身元不明の男性と飼い犬の遺体の足跡を訪ね歩くという話から察する通り、単行本の「日輪草」を中心に、お父さんとハッピーを描いている。

 結論から言うと大変つまらない。

 別に漫画のように犬の気持ちを言葉にしろとは言わないのだが、原作の良いところが削られて、どうでもよいものが追加されていたりする。
 基本的に「星守る犬」はお父さんとハッピーの旅は、犬の目線で語られているし、「日輪草」は市役所職員の目線で語られている。
 、「日輪草」は「星守る犬」があってこその存在であり、それを中心に持ってくるには、この映画ではお父さんとハッピーの描き方が足りない。
 さらに原作には出てこないダンサー志望で家庭がうまくいっていない家出娘の話は全く不要。
 さらにはねぶた祭りも不要。
 だって。お父さんのキャラではそんなところに行かないから。
 まあ、ここらへんは制作上の大人の事情があるのだろうけど、やはり商業監督は、諸条件を踏まえてもうまくやってナンボということで。
 お父さん役が西田敏行は絶対的なミスキャストだと思う。
 キャラが「釣りバカ日誌」の浜ちゃんになっている。
 これは彼が悪いわけでなく、そういう演技指導をしたのが悪い。
 というか、原作読めば浜ちゃんキャラはありえないでしょ。
 実は奥津役の玉山鉄二もちょっと若すぎる。
 話もお父さんが何故旅に出ることになったかを最初から描く方が良かったと思う。
 監督は「イキガミ」や「スープ・オペラ」の瀧本智行。
 今後、村上たかしの漫画で映像化されそうなのは「ぱじ」の可能性が大きいが、妙に泣かせようとするのではなく、ちゃんとあの笑いを描いてほしい。

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2011年6月20日 (月)

「スカイライン-征服-」

Skyline VFXは表現手段であり、重要なのは脚本と演出である。
 この映画は、今更ながらそんな当たり前のことを再認識させてくれる。
 戦うすべのない普通の人達がエイリアンの襲撃を受けてしまう…という話で、「インディペンデンス・デイ」や「宇宙戦争」、「第9地区」を足して割ったような感じだった。
 こう聞くと物凄く面白く聞こえるのだが、実は微塵も面白くない。
 昔、大作の人気に便乗してパチモンの映画が同時上映で公開されていたが、それに近いものがある。
 制作費1000万ドルで作られたらしい。
 そう聞くと確かに<低予算>映画ではあるし、VFXは頑張っていると思う。
 だけど、面白くなければ話にならない。
 物語のほとんどはマンションの中で進んでいく。
 マンションにいる普通の人がエイリアンの侵略に巻き込まれていくというもので、確かに場所を限定することにより、密室的怖さを描くのは定番だ。
 「ミスト」はその最大の成功例だろう。
 外に何かわからないものがいる恐怖というのはありだ。
 ところが、この映画は外に何があるか見せ過ぎているので、得たいの知れない恐怖がまるでない。
 本来なら、正体がわかっているのなら、それによる物量的な怖さを描くべきなのだが、それを描けるだけの予算もなく、明らかに方法が間違っているのだ。
 主人公の職業が何か物語と関係があるのかと思いきや、全くそういうものはなく、さらにその仕事も特殊すぎて一般人目線の怖さを描く弊害になっている。
 また、最初の方に15時間前に話が戻るところがあるのだが、実は全く何の意味も持っていないのだ。
 監督は「AVP2 エイリアンズVS. プレデター」の兄弟監督、グレッグ&コリン・ストラウス。
 この兄弟はVFXで成功しているのだが、演出の力があるとは思えない。
 低予算でここまでできるというプロモーションだと考えれば納得できしまうが、映画としてはダメすぎて困ってしまう。
 ただ、この手の映画はボンクラ映画だ、おバカ映画だとか言われてもてはやされる傾向があるので、斜め目線の映画ファンにはウケるかもね。

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2011年6月19日 (日)

「孫文の義士団」

Sonbun かつての香港映画、特にカンフー物はバトルがメインであり、そこに至るまでの理由は、師匠や親や恋人などが殺されてその敵討ち…など、正直、もっともらしい理由があれば何でもOKなのである。
 さすがに、最近は少し工夫をしている。
 この映画は、日本から来た孫文が中国各地の同士たちと武装蜂起へ向けた協議をする会談が終わるまでの1時間を500人の暗殺団相手に戦い抜く義士団の話だ。
 さすがに21世紀にもなって親の敵討ちのため修行して倒すという話展開はないと思ったが、これは理由付のハッタリが歴史的壮大さがあって面白い。
 もちろん、孫文がどうなるかは歴史的事実から死ぬわけはないのだが、それよりもいかに守るか?と義士団のそれぞれのエピソードがメインとなっていく。
 大変面白い!
 歴史的背景があるため、正義対悪の図式ではなく、それぞれに大義があるので単純ではないのも良し。
 一番迫力があったのはドニー・イェンの戦いかなあ。
 監督は「アクシデンタル・スパイ」のテディ・チャン。
 500人の暗殺団と戦っているはずなのだけど、そこまでの人数は感じなかった。
 ひょっとしてこれは宣伝コピー?
 

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2011年6月18日 (土)

「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」

1999 幼少時代の心の支えだったウルトラマン・シリーズと仮面ライダー・シリーズだが、いつかは卒業する時があるもので、ウルトラマンはレオ、仮面ライダーはアマゾンで卒業した。
 そんな頃に登場したゴレンジャーに新しい何かを期待したのだが、なぞなぞやら、キレンジャーのカレー、敵も機関車仮面とか出てきて、ハードな展開を期待していた自分としては、もう特撮とかアニメとか観ている年齢じゃないと感じた。
 もっとも今は復学して、平成仮面ライダーやスーパー戦隊物を楽しんでいるんだけどね(笑)
 この映画は、「秘密戦隊ゴレンジャー」から「海賊戦隊ゴーカイジャー」までの全ヒーロー199人が集結して大活躍するスーパー戦隊シリーズ35作目記念作品。
 さすがに199人で暴れると、学生運動を見ているような感じで、壮絶なものがある。
 しかし、残念ながらゴレンジャーより後の戦隊物は適当にしか知らないので、仮面ライダーの40周年よりも懐かしさや思い入れは少ない。
 ただ、同じ歴代の戦隊を出すにしても、レンジャーキーの設定が無理がなくよくできている。
 そう考えるとディケイドは相当無理な設定であったことを実感した。
 おそらく震災の影響でゴーカイジャーの放送がずれたり、この映画の公開がずれたりして、本来なら公開日とテレビ放送の時期がリンクすると思われる箇所もあったり、199人のヒーローがそれぞれの見せ場を作るのも難しかったみたいだが、概ね面白かった。
 お祭り映画としては合格!
 しかし、すぐ後に夏の仮面ライダーとスーパー戦隊の映画が控えていて、中には「もう見たでしょ」とか言われて夏の映画には連れてってもらえない子供たちもいるのではなからろうか。
 まあ自分は大人なので関係なく観にいくんだけどね…ってせこい自慢(笑)

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2011年6月17日 (金)

「ナチス、偽りの楽園 ハリウッドに行かなかった天才」

Natisu 映画の悪役は、冷戦時代はソ連、最近はアラブ人だが、オールタイムの悪役はナチスだろう。
 戦後60年経過しても、戦犯が追いかけられ、悪役としての地位は不動である。
 今でもここまで叩かれるのに、戦中はもっと世間的な風当たりは強かったはず。
 当然、国際社会からの非難を避けるためには、イメージ戦略が必要だ。
 そんなわけで、この映画は、ナチスが国際社会の批判をかわすために虚飾を施した強制収容所テレージエンシュタットでプロパガンダ映画の製作を命じられたひとりの演劇人を追いかけたドキュメンタリーだ。
 音楽、映画、演劇あらゆる文化の香りに満ちたパラダイスな強制収容所……そんなものあるわけねえだろ!とツッこむのは今だからできることであって、その時代にその場所にいたら絶対にわからない。
 よく戦争映画やドラマでは「戦争はいけないことだ」と声を高らかにしている人が出てくるが、それは現代目線だからであって、当時の人に聞くと「戦争がいけないとは微塵も考えてなかった」という人が多い。
 国家規模の情報操作なのだから当然だろう。
 おそらく、今だって情報操作されている可能性が多く、その渦中にいれば何も疑問を持たないに決まっている。
 もちろん、おかしいと思っても個人ではどうすることもできないのだ。
 だから、マレーネ・ディートリッヒの「嘆きの天使」に出演していた俳優クルト・ゲロンの人生が先行きが読めなかったり、タイミングが悪かったりしても、彼の置かれている状況で精一杯の判断の結果かも知れない。
 医者を志してベルリンにやって来たクルト・ゲロンは、ナイトクラブにハマって、ショービジネスの世界に入る。
 ナイトクラブを中心として活躍していくうちに映画にも進出!
 あのマレーネ・ディートリッヒとも「嘆きの天使」で共演している。
 俳優だけでなく監督業にも進出!
 正に人生のピーク状態だ。
 ハリウッドからのオファーもあったが、それを断ってヨーロッパで活動をしていく。
 しかし、ナチスによるユダヤ人迫害が始まると、フランス→オランダへと渡り、監督や俳優の仕事を続けるのだが、ついに捕らえられ強制収容所テレージエンシュタットに送られる。
 そこで彼はナチスにテレージエンシュタットにはいかに良い場所かを宣伝するプロパガンダ映画の監督を命じられる。
 そして、映画が完成した直後、アウシュビッツに送られ処刑されることになる。
 ちなみに、翌日から処刑は廃止されるというタイミングの悪さだ。
 正に演出によっては悲劇にも喜劇にもなりそうな話だが、これが劇映画ではなく実際の話であるところに痛々しいものがある。
 あの時、ハリウッドに進出していたら、ナチス時代はすぐ終わると思わなければ、処刑があと1日ずれていれば…人生にたらればはないとはいえ考えてしまう。
 だけど、なるべきしてなったわけであり、我々は所詮未来に上から目線で観ているだけでしかないのだ。
 ただ、彼はアーティストとしての心意気があったんだろうなあ。
 そして、やっぱりナチスはオールタイムの悪役であるのは不動であることもよくわかった。

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2011年6月16日 (木)

「くノ一忍法帖 影ノ月」

Kunoichi 倹約を強いる吉宗とそれに反発し、贅沢を尽くす徳川宗春の戦いに翻弄されていく紀州のくノ一と甲賀の忍の壮絶な戦い!
 
 いや~色々な意味で壮絶な戦いでした。
 母乳飛ばしたり、M字開脚で股間が光ったり、とにかく何かする時に「忍法」とつければ何でもOK!
 山田風太郎の原作の映画化らしいが、小説もこんななの?
 まあ昔懐かしの東映エロ時代劇が復活したと思って観ると楽しいのかも。
 一応、中途半端なエロではなく、出演している女優の皆さんは乳首さらしての大活躍なのだが、入場料払ってしまうと、さすがにチープさは否めないものがある。
 出演は阿部真里(B83-W58-H86)、西野翔(B81-W57-H86)、森下悠里(B90-W55-H99)と微妙なのだが、唯一年はとっても水谷ケイ(B90-W60-H93)のお色気は健在であることを知る。
 監督は菱沼康介…って誰?
 しかし、後で調べたら阿部真里ってパンシャーヌじゃないですか!!
 アクションもお色気も微妙だし、誰得?な感じが漂っているが、さらに6月4日公開で、7月にDVD発売って、「劇場公開」の文字を入たいだけ?

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2011年6月15日 (水)

「クロエ」

Chloe 旦那が浮気しているかもしれないので、偶然知り合った娼婦に、旦那を誘惑させてどんな行動をするか報告させようとした人妻だが、旦那と娼婦の関係は想定範囲外の関係になっていく…。

 こんな話だとマドンナやビッグモーカルなどのAVメーカーから発売されている人妻物のエロDVDみたいだが、ジュリアン・ムーアやリーアム・ニーソンが出演していると官能サスペンスになってしまうわけやね。
 ただ、ジュリアン・ムーアはヌードにもなって頑張っているが、年齢的に熟女物を越えてマニア向けの領域に突入しているのが惜しいところで、もし自分がリーアム・ニーソン演じる旦那だったら、若くて巨乳のアマンダ・セイフライドが演じる娼婦の方に行ってしまうだろう。
 ここ最近の映画はアマンダ・セイフライド祭りだが、この映画では後ろ姿とはいえ、セミヌードは疲労しているし、ジュリアン・ムーアとのレズシーンも頑張っているし、そこそこ売れているのでそこまでしなくてもというくらいの体当たり演技っぷりだ。
 しかし、時々カエルっぽい顔になって冷めてしまうのが残念なところだ。
 監督はアトム・エゴヤン。
 正直、話的にはちょっと無理無理な感じもあって、本当は追い込まれる恐怖を描かないとだめなのだが、それが全く感じられないのが惜しい。
 じゃあせめてエロければいいのだが、それ程実用性があるわけえもなく、どれもこれも中途半端な感じが漂っている。
 とりあえずマンダ・セイフライドを楽しむしかないか。

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2011年6月14日 (火)

「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」

X これまでもスピンオフを含め、複数制作されたX- MENシリーズ。
 この映画はプロフェッサーXと宿敵マグニートーの若き日にスポットを当て、X-MEN誕生に至るまでを描いている。
 昨今お馴染みのビギンズものというかエピソード0的な話で、居酒屋風タイトルだと「X-MEN始めました」みたいな感じだ。
 すっかり話ができあがっているものに、いかにして帳尻を合わせるのかが、この手の話の醍醐味だ。
 それは正に歴史物に近いものがあって興味深い。
 プロフェッサーXは何故車椅子なの?とか何故ハゲてるの?という疑問はコミックスでは明らかになっているものの、そこに至るまでのドラマをどうやって描いていくのかが、制作側の腕の見せ所だ。
 これは相当難易度が高い。
 何しろ、アメコミそのものが冷静に考えたら、かなり嘘臭いというか現実味に欠けるものがあり、そもそも何故あんな派手派手なコスチュームで動く必要があるのか、さっぱりわからない。
 特に漫画なら軽くスルーできても、実写にすると、やっぱり違和感がある。
 だからこそ、もっともらしく存在理由をつけなくてはならない。
 、「バットマン ビギンズ」は2時間以上かけてコウモリの格好の意味を説明している傑作であることは今更言うまでもない。
 「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」は、歴史的事実であるキューバ危機を背景にすることにより、リアリティを出している。
 実は歴史の裏にはX-MENの活躍があったかもしれないと思わせるのが面白い。
 そして、この時代背景にすることにより、ミュータントへの差別や偏見を描くことにも成功している。
 監督はアメコミのパロディ的要素の強い傑作「キック・アス」のマシュー・ヴォーン。
 まさか、いきなりここまでの大作を任され、成功するとはっ!
 しかし、ミュータントって言葉はこの映画を観る時以来すっかり聞かなくなった言葉だなあ。
 全く根拠はないけど、宇宙英雄ペリー・ローダンのミュータント部隊はX-MENの影響を受けているような気がするけどどうよ?
 劇中、世界に隠れているミュータントを探しているエピソードでまさかの意外な登場人物が出てきたのには驚いた。
 ちなみにプロフェッサーXの車椅子の乗る理由は漫画と違った。
 ハゲる理由は今回は軽くスルーされた。
 これは次回ネタか?
 映画に出てくるミュータントの能力は一般生活で全く役に立ちそうもないのな。

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2011年6月13日 (月)

「赤ずきん」

Akazukin_2 「ドラゴンボール」がハリウッドで映画化されるくらいだから、「赤ずきんチャチャ」の映画化だってあるかもしれない。
 当然、あるわけがない。
 この映画はグリム童話の「赤ずきん」をモチーフにしているが、赤ずきんちゃんはお色気たっぷりの大人の女性だし、狼ではなく人狼である。
 恐ろしい狼がいて満月の夜に出歩くのは危険な村では、狼と協定を結び、動物の生け贄を捧げることで村の平和を維持している。
 村に住む若く美しい女性ヴァレリーは、裕福な家の息子との縁談話があるものの、幼なじみと将来を誓い合って、駆け落ちをしようとしていた。
 しかし、その矢先に、ヴァレリーの姉が何者かに殺されてしまう。
 村人は狼の仕業と復讐に立ち上がるのだが、村にやって来た人狼ハンターのソロモン神父は、狼が人の姿で村人の中にいると言ったために、互いに疑心暗鬼となってしまう。
 話はヴァレリーの恋の行方と、誰が人狼かがメインとなっていく。
 グリム童話をこうやってアレンジしたというのは面白いが、意外に誰が人狼かはすぐにわかってしまう。
 もっと閉鎖された村のドロドロした丑三つ村的なものを想像していたら意外に健全だった。
 主演は、ここ最近出演作が目白押しののアマンダ・セイフライド。
 しかし、表記がアマンダ・サイフリッドとか、どちらかに統一してほしい。
 監督は「トワイ ライト~初恋~」のキャサリン・ハードウィック。
 しかし、赤ずきんって頭巾というよりケープなんだな。
  あと、英語カタカナ表記のタイトルにしなかった英断にも拍手!

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2011年6月12日 (日)

「さや侍」

Sayazamurai 松本人志監督作品第3弾。
 さやしか持たない侍が、娘連れで脱藩の罪で捕まり、無罪放免を懸けて三十日の業に立ち向かうという時代劇。
 ちなみに三十日の業は、母を亡くして以来、笑顔をなくした若君を、一日一芸で30日の間に笑わせられたら無罪放免、できなければ切腹というもので、これまで多くの罪人が挑戦したものの、誰一人成功していない。
 物語は若君を笑わせるため、あの手この手で笑わせようとするもので、当然すべりっぱなしというのはお約束の展開だ。
 「大日本人」→「しんぼる」と、新作ごとにつまらなくなっていく松ちゃんの映画には期待していないが、何だかんだ話題だし、昔のコントが面白かったことを覚えている世代といては、やはりちょっと期待してしまう。
 凄いオチがあってネタバレがあったらいやなので、初日に観てきた。
 本当は普通ににコントをやってくれるだけで絶対に面白いのだけど、何故か映画は無駄な方向に力が入り過ぎて微妙だったりする。
 そう考えると、今回の映画は比較的大衆的で見やすくなっている。 
 相変わらず北野武を含むお笑い芸人にありがちな、笑えないギャグはあるのだけど、この手のギャグは映画のテンポで笑えないだけなので、念のため。
 ちょっと良い話っぽいところもあって、ここらへんは松ちゃんが結婚して子供が生まれたから何か心境の変化があったのかもしれない。
 出演は野見隆明で、調べてみたら何かのテレビ番組に出ていた素人だそうな。
 だけど良い味を度出している。
 でも一番良かったのは子役の熊田聖亜だな。
 板尾創路と柄本時生の狂言回し的なコンビも良し。
 三十日の業はつまらないことが前提なのに、結構笑っている人が多かった。
 おそらく、今回はこんな映画もできるという松ちゃんのポーズみたいなもので、段階的には成功だと思う。
 ただ長編映画的テンポは若干もたつき感があるのが惜しい。
 こういうのは数こなせば何とかなる場合もあるので、次回作に期待。
 
 

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2011年6月11日 (土)

「マイ・バック・ページ」

Mybackpage  学生運動が佳境を迎えた1970年前後を舞台に、理想に燃える若手ジャーナリストが、革命を<目指す>活動家の青年と出会い、奇妙な絆で結ばれていく…。

 自分が学生運動ネタが好きだということを差し引いても大変面白い!
 予告を見ると、カリスマ学生運動家に翻弄されていくジャーナリストの話っぽく見えるのだが、実はそれは巧妙にミスリードであり、出てくるのはカリスマどころか、活動しない学生運動家なのだ。
 正に言うだけ番長という言葉がぴったりなのだ。
 ところが、虚言癖というか確信犯なのかわからないが、自分の言うことに全く根拠のない自信に満ちあふれており、それがあまりにも堂々としているため、騙されてしまいそうなのだ。
 最初は、謎めいた男の正体を追っていく謎解きのような面白さがあり、後半はどんどんボロが出てくる破滅への怖さが出ている。
 そして、彼と共に崖っぷちに追い込まれていく若きジャーナリストの、理想と現実の間で右往左往するのが見ていて微笑ましくもあり痛々しい。
 基本的にこの二人は根本が青臭い学生でしかなく、大人になりきれない悲しさがある。
 出演は学生活動家に松山ケンイチ、若きジャーナリストに妻夫木聡。
 松山は「デスノート」のLもそうだが、胡散臭い役をやらせるとハマリ役。
 一方、妻夫木はもういい年なのに、相変わらず学生っぽい役が似合ってる。
 監督は「リンダ リンダ リンダ」や「天然コケッコー」の山下敦弘。
 しかし、昔の学生の熱さは半端ないものがある。
 本当に日本を何とかできると思ったのかどうかは、その時代の人しかわからないが、これも青春のはしかみたいなものなのか?

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2011年6月10日 (金)

「軽蔑」

Keibetu  家が資産家で東京で堕落した生活を送る若者(というよりバカ者)カズと歌舞伎町で働く踊り子の真知子。
 激しすぎ二人の恋愛劇!!

 原作は中上健次の小説らしいが、毎度おなじみ自分は未読。
 客観的に見れば正にバカップルでしかなく、特に男は完全にダメな男の見本で、普通に考えたら結婚したら間違いなく不幸になるのは火を見るより明らか。
 そして、彼に惚れ抜いてついてくる女もどうかと思うが、このあまりにもダメダメ男女のなりふりかまわぬ破滅型人生が、うらやましくはないのだが、何故か目が離せない。
 よくよく考えたらここまで徹底してバカはできないので、怖い物見たさみたいなものがあるのかもしれない。
 どうしようもない男も高良健吾みたいなイケメンだったら女子は納得できるのか?
 しかし、この映画の最大の話題はフルヌードで文字通り体を張った演技の鈴木杏(B78-W64-H85)だろう。
 ちょっと前まで女子高生役だった彼女が、しばらく見ないなあと思って久しぶりに映画出演で胸を放り出してからみまくり。
 どんな心境の変化かわからないが、とりあえず脱いでいだきありがとうございます。
 監督は「ヴァイブレータ」は面白かったが「雷桜」はイマイチの廣木隆一。
 とりあえずカップルで見て、自分らはまだ大丈夫と思えればいいかもしれないが、、映画の男女より不幸だったら、ちょっとやばいので注意!

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2011年6月 9日 (木)

「劇場版 戦国BASARA -The Last Party-」

Sengokubasara  実はゲームもやってないし、アニメも見ていない。
 明らかにファンがターゲットの映画なのに、観にいく自分が悪いことは重々承知はしているが、アニメ好きの魂が騒ぐからさ。

 しかし、本編前に設定を懇切丁寧に説明してくれるので、本編には迷うことなく入り込むことができた。
 織田信長が滅び、覇王・豊臣秀吉の時代も過ぎ去った今、関ヶ原での最終決戦もため、伊達政宗、石田三成、徳川家康などの戦国武将が集う…というシンプルな話で、あとはひたすらバトルが展開する。
 劇場の音響システムで観ていると、音響が腹に響き、さらには全編叫びっぱなしのセリフが、まるで「フルメタル・ジャケット」の軍曹の罵声を浴びているような感じ。
 正にトランス状態に近い体験ができてしまうのだ。
 ファンはどう思っているか知らないが、自分はそれなりに楽しめたし、戦国武将をこんな形で描くのも面白いと思った。
 平日でも客入りがいいのは人気のある証拠だが、上映中に会話をしている女子二人組がいたのは勘弁してほしい。

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2011年6月 8日 (水)

「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」

Budda  手塚治虫先生の「ブッダ」の初のアニメ映画化で、合計3部作の第1部。
 シッダールタの誕生からブッダとなる前の姿を描く。
 いわゆるブッダ・ビギンズってやつだね。
 東映創立60周年記念作品らしいのだが、それだったら東映動画を何かリメイクするべきで、一応ライヴァル的ポジションにいた手塚プロダクションの作品を作るのには違和感あり。
 また内容が内容だけに毎度お馴染みの東映の宗教枠かなと思ったが、映画を観た限りそんあ雰囲気は出ていない。
 物凄く気合を入れて作っているのだが、誰を対象にしている作品なのかさっぱりわからない。
 おそらく、宗教関係かもしれないが、それを除外したとしても、アニメファンの食指が動きそうな感じがあまりにも少ない。
 タイトルに「手塚治虫の」とあるのに、手塚先生の絵の雰囲気は皆無だ。
 原作は、最初ちょっと立ち上がりが遅いのだが、途中で物凄く面白くなって来る。
 しかし、今回の映画は原作の面白くなる前の段階であり、映画用にアレンジはしているものの、どちらかといえば導入部で終わったような感じだ。
 そして、この映画を観る限り、ブッダは間違いなく中二病でしかなく、人々を救うのなら王としての仕事をきちんと全うした方が良いと思うぞ。
 声の出演は吉岡秀隆、堺雅人が主演のはずなのに、何故か一番に出てくるのは、ナレーションとチャプラの母親役の吉永小百合(B80-W59-H80←1960年当時)。
 日本映画の彼女への過剰な持ち上げ方は異常だ。 
 しかし、誰よりもうまいのは「クレヨンしんちゃん」のひろし役の藤原啓治で、エンドロールが出て来るまでわからない場合が多い。
 正に七色の声だ。
 三部作の2作目がいつ公開されるかは知らないが、どうせなら「聖☆おにいさん」の映画化希望!

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2011年6月 7日 (火)

「ブルーバレンタイン」

Bluevalentine_2   結婚7年目を迎え、娘と共に3人で暮らすディーンとシンディ。
 資格を取り、病院で忙しく働くシンディと、朝から酒を飲み、まともな仕事に就こうとしないディーンの間の溝は深くなっていくばかりだ。
 夫婦関係を修復するため、ラブホテルへいく二人だが、思ったほどうまくいくはずもなかった…。

 一組のカップルの始まりから終焉までを描いているが、これがあまりにも生々しくて無茶苦茶気分がブルーになってしまう。
 確かに恋愛映画は数あれど、ここまで観客に追体験をさせるのは珍しい。
 確かに冷静に考えてみたらこの二人の価値観は全く違うし、こんな働かない旦那は、絶対的基準からありえない。
 だけど、恋愛中はそこらへんを冷静さに見ることができないのかもしれない。
 いや、もっといえば恋愛時代は気にならないことも、結婚すると色々気になってしまうのだ。
 そして一度壊れたものは元に戻せない。
 それは恋愛も同じで、いくら努力しても元通りにはならないのだ。
 この映画は二人の仲が終わっていく様子がリアルなので、観ていて息苦しいものを感じた。
 そして、最後は言葉にできないやるせなさが残ってしまうのだ。
 出演は「ラースと、その彼女」のライアン・ゴズリングと「ブロークバック・マウンテン」のミシェル・ウィリアムズ。
 監督はデレク・シアンフランス。
 明らかにデートに向かないし、見た後は気まずい沈黙が流れる可能性は大きい。

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2011年6月 6日 (月)

「パラダイス・キス」

Paradisekiss  どういう理由なのかわからないが、全く連載の再開の兆しばなく、「クッキー」の売上を下げまくっている「NANA」。
 その作者である矢沢あいの「パラダイス・キス」を今更映画化。
 一応、原作もアニメも見ていたので、実写化はどうするか興味あり。
 いや~「もしドラ」みたいに、アニメと映画の時間が離れていて良かった。
 話は基本的に原作通り。
 ただ、ちょっと思ったのは漫画では許されることが、実写だと妙に生々しくなってしまうことで、例えば学校に乗り込んで紫を連れ出すのも実写だとちょっと違和感あり。
 もともと浮世めいたファンタジーなので、下手うつと大失敗なのだが、この映画はギリギリセーフだと思う。
 キャスティングは紫役に北川景子(B76-W55-H76)。
 もう完全にセーラーマーズの過去は封印だな。
 顔だって違うし(笑)
 ジョージ役に向井理。
 個人的には「ゲゲゲの女房」のメガネをかけた方が好き!
 一歩間違えればギャグ要員になりかねないイザベラ役の五十嵐隼士が悪くなかったのは良かった。
 実和子ちゃん役の大政絢(B82-W60-H86)は胸の谷間を見せてくれる大盤振る舞いだ。
 監督は「ただ、君を愛してる」「僕の初恋をキミに捧ぐ」の新城毅彦。
 公開初日は客入りが良いのに驚いた。
 実はファッションネタが好きなのか、それとも原作ファンなのかは知らないが、ちょっと意外だった。
 この映画がヒットしたら「ご近所物語」の実写映画化も夢ではないな。

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2011年6月 5日 (日)

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」

Moshidora  「スーパージャンプ」の漫画を読んで、震災の影響でつい最近アニメまで見て、すっかり食傷気味の「もしドラ」の実写映画化。
 弱小高校野球部の女子マネージャーが、ピーター・ドラッカー「マネジメント」を読んで、本にある至言や理論を野球部の活動の中で実践していくという話は今更説明するまでもないだろう。
 ここまで来ると、もはや古典というかスタンダードになっているので、誰がどの役を演じて、どういう語り口で見せていくかが見所となっていく。
 そんなわけで、女子マネージャーみなみ役はAKB48の前田敦子(B76-W55-H80)が演じている。
 夕紀を川口春奈(B75-W60-H84)、後輩マネージャーの北条文乃 を峯岸みなみ(B80-W60-H86)が演じている。
 どちらかというと、個人的にはこの二人の方が前田よりもかわいいと思った。
 男性陣はどうでもいいけど、仮面ライダーキバの瀬戸康史が地道に頑張っていた。
 話は今更なのだが、まあそれなりかなあ。
 監督は「うた魂(たま)♪」の田中誠。
 「プリンセストヨトミ」以来、出演女優の乳揺れが気になって仕方ないない自分だが、この映画では前田敦子と峯岸みなみが走っているところで確認できる。
 峯岸みなみの方が振り幅が大きいことだけ報告しておく。

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2011年6月 4日 (土)

「コリン LOVE OF THE DEAD」

Colin  世界的なゾンビの発生で壊滅状態に陥ったロンドンを舞台に、自らもゾンビと化した青年が、消えゆく意識の中で恋人との思い出の場所を目指してさまよう…。

 またゾンビ映画か~と思ったが思った以上に面白い!
 確かにゾンビ映画は世界各国で、それこそゾンビのように増えつづけていく。
 ところが、この映画の一番の話題は、制作費約6000円ぽっち。
 自分のこの前参加した忘年会の費用より安い!
 明細はテープ代とカナヅチ代(笑)くらいで、スタッフと出演者をフェイスブックで呼びかけたりして有志によるボランティアで何とかしたとのことだ。
 どちらかといえば、メイキングの方が面白そうだ。
 確かに制作費を聞いたら仕方ないなと思うくらい、微妙な画質で、暗い場面だと何が何だかわからない。
 だけど、それが逆に良い味になっているのも確かで、思った以上に面白い。
 これはもう監督、製作、脚本、撮影、編集を1人で務めたマーク・プライスの才能だろう。
 正にアイディア勝ちだ。
 もちろん、この手のネタは最初にやったもの勝ちであり、これからは全て二番煎じになってしまうことは言うまでもない。
 そしてハリウッドあたりでリメイクを考えていたら、それはもう金をかけて普通のゾンビ映画なんよね。

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2011年6月 3日 (金)

「ショパン 愛と哀しみの旋律」

Chopin  モーツアルトやベートーヴェンなど、クラシック系の音楽家の映画は数多い。
 この映画はショパンが題材だ。
 祖国ポーランドを逃れ、パリに辿り着いたショパンと女流作家ジョルジュ・サンドとの関係を中心に描いている。
 やっぱりアーティストたるもの、パトロンがついてナンボの典型的な例。
 ところがショパンはジョルジュ・サンドだけでなく、娘にもモテモテで、正に親子丼状態。
 そりゃあサンド夫人の息子がやさぐれるのも当然だろう。
 このドロドロさ加減がこの映画の見所はかもしれない。
 出演はピョートル・アダムチク、ダヌタ・ステンカ、ボジェナ・スタフラ…って言われてもポーランドの役者を知っている程マニアでもないのでわからない。
 監督のイェジ・アントチャク。
 当然、誰かわからない。
 とりあえず、有名な音楽家は天才故に許されているが、実は困った連中が多いというのを改めて認識した。
 

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2011年6月 2日 (木)

「処刑剣 14 BLADES」

Shokeiken  14世紀後半に成立した明王朝を支える錦衣衛は、秘密警察的存在であり、武芸に秀でた最も優れた者には、青龍の称号が与えられ、最強の武器14本の剣が授けられる。
 ある日、青龍は大臣の罪証を奪う任務中に、謎の集団に襲われ全滅。皇帝の証し玉璽を奪われてしまう。
 青龍は何とか生き残ったが、事件は彼が起こしたクーデターとされ、追われる立場となってしまう…。
 
 次世代アクション俳優ドニー・イェン主演で大暴れ!
 といっても結構いい年齢なんだけどね。
 自分は箱に入っている14本の刀が、007やバットマンの秘密兵器くらい大活躍するかと思って期待しまくっていたのだが、意外に活躍しないというか構造的に持ち運びに不便で、ちょっと邪魔くさい。
 アクションはまあそれなりに迫力はある。
 一番最強なのはケイト・ツイが演じるターミネーター3ばりの殺し屋かな。
 ヒロインのヴィッキー・チャオは管野美穂(B81-W57-H82)に似ている。
 監督はダニエル・リー。
 ちょい役でサモ・ハン・キンポーが出ているが、最近は何故かかっこいい役しかやらないような。
 デブゴンは遠い昔の話なのか。

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2011年6月 1日 (水)

「キミとボク」

Kimitoboku  猫と青年の10年間にわたる心の交流を猫の視点から描いたもので、やまがらしげとが実体験を基に制作したFlashアニメーションを実写映画化したもの。
 漫画家になりたい青年が上京…ってどこかでそんな話あったなあと思っていたら、「おのぼり物語」だった。
 これはもう猫好きにはたまらない映画で、普通に買ったら高価なアメリカンショートヘアを拾うというのは、ある日突然かわいい女の子が家に転がり込んできて一緒に住むのと同じような感じだろう。
 だけど、自分は猫というより動物全般に興味ないので、この映画の根本が理解できていないのかも。
 猫はかわいいけど、熱い思いはイマイチわからなかった。
 それより青年が漫画家になれるかどうかの方が心配だった。
 主演は中村蒼。
 猫の声は坂本真綾。
 一応、ここぞというところはおさえている。
 監督は「BADBOYS」の窪田崇。
 上映時間45分程度というのが良い。
 これ以上長いと辛い。
 いや間が持たないだろうな。

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