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2011年5月 7日 (土)

「八日目の蝉」

Youkamenosemi  不倫相手の赤ちゃんを誘拐した女性が、いかに捕まるまでの4年間にわたって<母と娘>として過ごしたか?
 その誘拐犯に育てられた少女がいかに成長し、自らの過去と向き合っていくか?

 直木賞作家・角田光代の小説を映画化。
 優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした・・・というキャッチコピーから「塔の上のラプンツェル」を思い出させるが、あの映画をリアルにしたらこんな感じかもしれない。
 上映時間も長いし、内容もドロドロしていそうなので、あまり期待していなかったのだが、これが思った以上に面白い!
 ぐいぐい引き込まれて最後まで飽きさせない展開。
 夫の不倫相手に誘拐され、やっと帰ってきた頃には誘拐犯を母親と思い込んでいる子供にどう接していいかわからない母親。
 いけないこととはわかっていても不倫相手の子供を誘拐し、愛情を注ぎ実の子供のように接する女性。
 母親だと思っていた女性が誘拐犯で、本当の母親とはしっくりいかない子供。
 成長しても、どこかいびつであり、<二人の母親>の過ちを犯したくないと考えてしまう、
 それぞれに問題があるのに、何故か気持ちがわかってしまう。
 3人に共通するのは女としての業かもしれない。
 そして、冷静に考えなくても一番悪いのは家庭があるのに不倫をしている男であることは明白で、一番の元凶であるにもかかわらず、社会的にはともかく、全く罪に問われないのが世の理不尽さを感じさせる。
 重たく暗い話なのに、手に汗握ってしまう。
 最初でオチもわかっているのだが、語り口がうまいのと、物語を動かすための<何が何でも>という状況がきちんと作られているからだと思う。
 出演は井上真央(B79-W60-H85)と永作博美(B82-W58-H84)。
 この二人の演技力も凄いが、意外に良いのが小池栄子(B91-W59-H87)だったりする。
 深読みすると、井上の格好がボーイッシュなのは、幼少の頃、男の子の格好をさせられていたからとか、小池が身体のラインを出さない格好なのは極度の男性恐怖症だからなのかとか思ってしまう。
 監督は成島出。
 とてもトホホな「ミッドナイトイーグル」の監督とは思えない。
 おそらく今年の何かしら賞をもらってしまう可能性は大きいし、損なこと関係なく必見の映画。
 あと意外に多くの人が「八月の蝉」といってチケット買っていくんだよなあ(苦笑)

  参加してます。よろしくで~す

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