「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」
アクション仮面からのメッセージを受け取り、謎の少女レモンとスパイ修行に励むしんのすけ。
果たして、しんのすけがスパイに選ばれた理由とは?レモンの真の目的は?
やがて、しんのすけだけでなく、野原一家が恐るべき陰謀に巻き込まれていく……。
クレヨンしんちゃんのスパイネタは、「ブタのヒヅメ大作戦」でもあったので、今更感が強いのだが、今回は「ブタンのヒヅメ」よりも遥かに子供向きになっている。
どこまでも子供目線であり、最大の笑いがおならにお尻というくだらなさ。
だからといって侮ることなかれ。
劇場は爆笑の渦だ。
少なくともターゲットである子供の心はがっちり掴んでいる。
そう、今回はシリーズの原点に戻った言ってもいいだろう。
そのため、レイトショーや平日で観ても面白さはわかりづらい。
子供がパンパンに入っている劇場で観れば、大人からみたら下らないことでも、子供には面白くて仕方ないのだ。
そして、下らないとわかりつつも、子供と一緒に笑ってしまっている自分に気づくだろう。
もちろん、保護者用にはさりげなく「シャイニング」や「カリ城」のパロディがあったりするし、市原悦子を思わせるキャラは狙い過ぎなのに笑えてしまう。
ゲスト声優で主題歌も担当する関ジャニ∞の村上信五と大倉忠義は思った以上に悪くなかった。
監督は本作で長編映画デヴューの増井壮一。
正直、傑作ではない。
「オトナ帝国」のようなものを期待してしまうと肩透かしだ。
だけど、子供の心とは何かを確認できて自分は良かったと思っている。
次回はいよいよ20作だそうで、ちょっと感無量!
参加してます。よろしくで~す
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