「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」
1995年に公開された「攻殻機動隊」を初めて観た時は衝撃的だったが、それが押井守監督作品のピークで、その後は何が何だかといった感じで、続編的作品「イノセンス」も、観念的な話に特価しすぎて面白くない。
それに比べると「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」は電脳犯罪捜査物としての面白さがある。
この映画はシリーズ3作目となる長編「攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society」を完全3D!
草薙素子の失踪から2年後、トグサが組織を率いている公安9課による超ウィザード級ハッカー傀儡廻の追跡を描いている。
老人問題などを取り込み、電脳世界の発達した世界とその危うさをきちんと描いているのは見事!
しかし、草薙素子が抜けた分を組織力で補おうという荒巻課長の気持ちはよくわかる。
おそらく学生時代だと、バトーや少佐の体を張った活躍に憧れて感情移入してしまうものなのだが、すっかりやさぐれた社会人になってしまうと、組織の管理職の動きに感情移入してしまう。
いつの間にか、荒巻課長やトグサの方に目線が行ってしまう。
そうなると少佐やバトーみたいな部下は有能だけど、ちょっと使いにくいところがあるし、一人の才能に頼ってそれがいなくなってしまう損失より、組織力ででカヴァーしていこうと考えるのは大切であり、ここらへんは若い時にはわからない。
さらに孤独に死んでいく老人も遥か先のことでもないことが、さらに緊迫感を増す。
その意味では、この作品は色々考えさせられる。
こんなことを考え出したら年とった証拠かもしれない。
話題の3Dはオープニングと電脳世界のところのみ効果を発揮し、相変わらず暗い場面は状況がわからないので、3Dメガネをはずして確認しなくてはならない。
そこに金を払うことに迷いがなければOKだが、それが嫌なら、耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ…ってことかな。
参加してます。よろしくで~す
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