「英国王のスピーチ」
吃音症に悩みながらも歴史的演説を成し遂げ、戦争に立ち向かうイギリス国王ジョージ6世姿を描き出す伝記映画。
自分はこの映画で、何故イギリスが王様でなく、女王様の国かやっと理解した大バカ者です(泣)
大変面白い!
本来王になるべき兄が結婚するため王位を返上、そのため、希望していないのに国王になって、吃音なのに人前で話さなくてはならない。
この絵に描いたような最悪な状況をどう克服するかが最大の見所。
もちろん、史実を元にしているので結末はわかっているのだが、だからといって面白さが半減するわけではない。
演説に至るまで、演説中の緊迫感は並のアクション映画よりも手に汗握ってしまうのだ。
一方では、好き勝手やっているような王様が、実は本人の実力や器とは関係なしで、物凄い責任が伴うことを認識!
考えようによれば、オーナー会社のボンクラ息子が仕事を継いでしまうのと同じで、そいつが努力しているならまだしも、何もしていなかったら会社が傾く。
今回の場合、それが国家レヴェルなので、そりゃあ大変だよなあと思ってしまうのだ。
だからこそ、話に親近感を覚えるのかもしれない。
出演はジョージ6世役にコリン・ファース、彼の吃音症を克服させるスピーチ・セラピストにジェフリー・ラッシュ。
ジョージ6世の妻役にヘレナ・ボナム=カーター。
監督はトム・フーパー。
しかし、ここまで王室ネタで映画が作れてしまうところが凄い!
日本で皇室物は絶対に無理だろうなあ。
あ、もちろん渡辺文樹の監督作品は別ね。
参加してます。よろしくで~す
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