「しあわせの雨傘」
ジョギングと詩作りが日課の裕福なブルジョア主婦が、心臓発作で倒れた夫の代わりに雨傘工場を仕切っていくうちに、意外な才覚を発揮し、新しい生き方を見出していく…。
今更、女性の自立の話?と思ったら、一応、時代設定が1977年から1980年にかけての「昔」の話だった。
あまり期待していなかったのだが、意外に面白い!
ユルユルなコメディなのだが、小手先に走らずじっくり見せていくのが良い。
舞台っぽいところもあるのだが、舞台劇の映画化なので当たり前かもしれない。
主演がカトリーヌ・ドヌーヴなので、「シェルブールの雨傘」を思わせる日本語タイトルにしたのはOK!
実際、映画の中でも傘の工場が出てくるので二重の意味でありだと思う。
ところが、カトリーヌ・ドヌーヴは「シェルブールの雨傘」の面影は全くなくなっている。
すっかり太っておばさんだ。
初期型ドヌーヴを愛する人には、時間の経過に伴う人の変化を思い知らされるだろう。
ムチムチ熟女が好きな人にはたまらないものがあるかもしれない。
ただ、この映画の中のブルジョア社長夫人という役にはピッタリで、意外に年の割りにはかわいいんだなあ、これが。
監督は「8人の女たち」のフランソワ・オゾン。
おそらく工場での小競り合いとかは当時のフランスの社会事情があるっぽいので、そこらへんがわかるともっと楽しめる映画なんだろうなあ。
参加してます。よろしくで~す
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» 【映画】しあわせの雨傘 [★紅茶屋ロンド★]
<しあわせの雨傘 を観て来ました>
原題:Potiche
製作:2010年フランス
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平日昼間の時間帯なのに、満席ってどうなのよ。
場所柄、作品柄、まぁうなずける結果ではあるけど。(銀座・有楽町で、この作品だったらね)
他の映画より、ちょっとマダムでセレブっぽい人を多く見かけました。
作品によって、どういう人が見に来ているんだろ~と観察するのも楽しいです。
フランスの女優、カトリーヌ・ドヌーブが主演のフレンチコメディ。
雨傘工場を経営する夫ロベールと、毎... [続きを読む]
» 映画「しあわせの雨傘」全編カトリーヌ・ドヌーヴの映画 [soramove]
「しあわせの雨傘」★★★
カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー、
ファブリス・ルキーニ、カリン・ヴィアール、ジュディット・ゴドレーシュ出演
フランソワ・オゾン監督、103分 、2011年1月8日公開、
2010,フランス,ギャガ
(原作:原題:POTICHE)
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