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2011年1月21日 (金)

「愛する人」

Aisuruhito  14歳で妊娠して母親によって強制的に子供を養子に出され、今ではその母親を介護しているカレン。

 生まれてすぐに養子に出され、母の愛情を知らずに育った弁護士のエリザベス。

 カレンは手放した子供のことが今でも気になります。
 エリザベスは男性に対して肉体の関係以上は求めず、将来は孤独に死んでいくものだと思ってました。
 ところが、会社の上司との関係で予定外の妊娠をしてしまうのです…。

 この二人を中心に子供ができなくて養子をもらぷとする黒人夫婦の話などが絡んできます。

 ここまで聞くと、瞼の母系のベタな話だと思われそうですが、親子の関係=絶対だとは言っていないのです。
 血縁だけでなく、共に過ごす時間も大切であり、その時間さえも必ずしも物理的な量ではないのです。
 この映画は、一方的な方向からの決めつけをしていません。
 それぞれの立場から考えているのです。
 アメリカと日本の子供事情で大きく違うのは養子でしょう。
 血縁を何よりも優先する日本では、養子に物凄く抵抗感があるのは事実です。
 ところが、アメリカは養子が選択肢の一つになっています。
 そういえば「JUNO/ジュノ」という映画では高校生の妊娠をテーマにしていますが、妊娠して腹が大きく膨らんでいるのに普通に学校に通っています。
 これが日本だったら間違いなく退学だし、場合によっては中絶です。
 「14才の母」と比べると考え方が全く違うことがわかります。

 自分は養子をもらおうとする黒人夫婦の話にすっかり感情移入してしまいました。
 全く関係のない話が最後はきちんと一本の話につながるのは、調子良すぎな感じもしないわけでもないのですが、ちゃんと収まるとことに収まっているし、それぞれ条件つきながらも救われそうな雰囲気で終わるのが良いです。
 出演は「キングコング」のナオミ・ワッツ、「アメリカン・ビューティー」のアネット・ベニング、「スター・ウォーズ新三部作」のサミュエル・L・ジャクソン。
 監督はロドリゴ・ガルシア。
 おそらく、母親になる人や成り立ての人は必見だと思います。
 あと、好奇心で妊娠の可能性のある中学生~高校生の皆さんもね。

参加してます。よろしくで~す

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