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2010年12月15日 (水)

「ゲゲゲの女房」

Gegegenonyoubou  この映画はあらゆる意味で不利だ。
 NHK朝の連続ドラマと同時に企画がスタートしたらしいのだが、ドラマ版が朝の連ドラの中では近年稀な成功作で、その後にあえて、金払って映画館で同じような話を観る気になれるかどうか。
 これがテレビドラマ版の続編ならまだしも、全く別の出演者でと言われると、もういいよって感じになってしまう。
 もっといえば、「ショムニ」のテレビ版と映画版のような匂いが漂っている。
 映画は、貧乏生活のみを生々しく描いて終わる。
 貧乏を耐え忍んで、その先に成功があるのは事実としてわかっていることとはいえ、そこを描いていないため観ている側はいたたまれなくなってしまうのだ。
 映画は、NHKでは描けないところに踏み込んでいて、それが一番顕著に出ているのは水木しげるの左手がないことを曖昧にしていないところだろう。
 さらには夫婦の性生活があることも匂わせている。 それは同居した翌朝に布枝が帯び紐を探しているところからも想像できるだろう。
 つまり、ドラマと同じことがやれないので、逆の描き方を狙ったものなのだが、こういうのは大抵うまくいかない場合が多く、この映画も例外ではない。
 水木しげる=妖怪ということで、時々その手のものを出しているのだが全く意味がない。
 もっといえば、家の中が昔で、外が今の風景は、おそらく今と昔が混ざり合っているとか、今も昔も変わらない夫婦愛とか色々意味があるのだろうけど、中途半端すぎて何も伝わらない。
 おそらく多くの人が混乱し、拒否反応を起こしてしまうだけだろう。
 これはもうどんな意図があろうが失敗だと思う。
 出演者もヒロインの吹石一恵(B86-W59-H86)は個人的にはドラマ版の松下奈緒(B86-W62-H92)よりも好きなのだが、水木しげる役のクドカンは歯並びが悪すぎて見ていて気持ちが悪い。
 妖怪みたいな雰囲気は出ているし、確かにお見合いして5日で結婚、あんなキモい男と一緒に住むのは辛いというやるせなさは出ている。
 ドラマ版の向井理の場合は、イケメンすぎて、まあいいかなと思ってしまうので、これはこれで不本意ながらありなのかもしれない。
 監督は「私は猫ストーカー」の鈴木卓爾。
 せめて映画がドラマの前だったらまた違った評価になったかもしれない。
 その意味では色々な意味では不利というか運が悪かったとしか言えない映画だ。

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コメント

水木の苦闘は十数年あり
結婚生活はその中では4年だけなのだから、
映画では結婚までを描くのが正解で、
屋外は当時を描いた水木漫画の背景を
とりこんでいくぶん立体的に展開するとか
或る程度の予算でできそうなものです。
私は彼の自伝を読みましたが
もちろんすごく面白い。
なぜそっちを映画化しないのか~。

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□作品オフィシャルサイト 「ゲゲゲの女房」□監督 鈴木卓爾□脚本 大石三知子□原作 武良布枝□キャスト 吹石一恵、宮藤官九郎、坂井真紀、村上 淳、柄本 佑、鈴木慶一、徳井 優、南 果歩■鑑賞日 12月11日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想>  久しぶりに納得のいかない邦画を観てしまった。 NHKのドラマは観ていなかったが、もちろん布枝夫人の書いた原作は読んでいた。 この映画はその一部分を拡大して描いたものなのだろうが、「貧乏」という... [続きを読む]

» 「ゲゲゲの女房」映画的な何かを期待したが見当たらない。 [soramove]
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