「デイブレイカー」
ゾンビの次に、映画化されやすいヴァンパイア物。
基本が浸透しているので、設定説明をしなくてもいいので、テンポ良く見せ場に移行させやすいし、色々なアレンジができるので楽なのかもしれない。
ここ最近だとトワイライト・サーガが、ヴァンパイアを題材とした恋愛物だ。
正直、ちょっと食傷気味だったのだが、この映画はそんな思いを吹っ飛ばすくらい面白い。
人類の大半がヴァンパイアと化した社会では、血を得るための人類が減少して食糧問題が発生しており、それを何とかしようとする、残り少ない人間たちの話だ。
普通、ヴァンパイアは少数なので、人間の血を吸いたい放題だが、数が逆転すれば食料不足は当たり前で、この発想は面白い。
やっぱり定番のネタでも、まだまだ新しいアイディアはあるもんだなあと感心!
だからといって、人間の数が減ってゾンビの食料不足が問題化するとかのネタは禁止だ。
この映画はヴァンパイアの社会描写が面白く、コーヒーに血を入れて飲んでいるのには笑った。
おそらく注文すると「AB型入りました」とか言いながら働くバイトさんがいるんろうなあ。
そういえば、藤子F先生の漫画にも、ヴァンパイア目線での話があったなあ。
そんな、「もしもヴァンパイアの社会があったら」というドリフのコントみたいな内容でも、ホラー精神は健在で、結構驚かされるところがあるので気が抜けない。
出演はイーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、サム・ニールだが、一番美味しいところはデフォーが持っていってるんだな、これが。
監督はピーター&マイケル・ス ピエリッグ。
何となく、ウォシャウスキー兄弟みたいだ。
思った以上に面白いが、小規模公開なのが残念!
参加してます。よろしくで~す
« 「武士の家計簿」 | トップページ | 「ボトムズファインダー」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント