「名前のない女たち」
ビデオデッキの一般家庭への普及を促進し、ポルノ映画を壊滅に追いやったアダルトビデオ。
おそらく世の男性のほとんどがお世話になっており、さすがに今ではセシールの下着の通販モデルを見て興奮している中学生はいないだろう。
そのアダルトビデオも年間にとんでもない数が発売されているわけで、当然その数だけ女優がいるわけだ。
もちろん皆が飯島愛(B86-W56-H85)のような女優そのものの人気で作品が制作される“単体女優”ではない。
企画ありきの作品で名前さえ紹介されずに起用される“企画女優”が多く存在している。
この映画は企画女優の女の子たちを取材した中村淳彦の同名ノンフィクションをベースにして、アダルトビデオに出演することになった地味なOLと元ヤンキーの友情と業界の裏を描いている。
AV業界物というと「18禁」を思い出すのだが、これはそんなエロコメではなく、もっとシビアな話だった。
よく、男性が「女は仕事がなくても風俗で働くか、AVに出ればいいじゃん」みたいなことを言うけど、そう簡単にはいくわけがない。
特にこの映画を観る限り、AVの世界もランクがあるみたいで、正に言葉どおり身を削って、凌ぎを削っているのだ。
ところがAVの業界の裏話的な話かと思いきや、実は真っ当な青春映画だった。
さえないOLがAV女優になるのではなく、演じることによりもう一人の理想の自分になりきろうとしている切なさや、どれだけ強がろうが惚れた男には弱い女の心模様など、大なり小なり誰しも思っていることは不変であり、それがAV女優でも同じなのだ。
「モノじゃねえんだよ、人間なんだよ」の叫びには泣けた。
出演は安井紀絵(B86ーW59ーH86)と佐久間麻由(B83ーW56ーH85)。
この二人はヘア丸出しで頑張っている。
特に裸でじゃれあっているところが良い。
安井紀絵はコスプレしているよりも、普通のメガネっこの方がかわいい!
う~ん、それよりも木口亜矢(B89ーW57ーH86)の乳でかっ!
いや彼女は脇役なんだけど、あの豊満さはちょっと映画に集中できんかったから、ある意味ミスキャストか?
監督は佐藤寿保。
この映画を観て、自分がオタク系コスプレのAVには全く興味ないことがよくわかった(笑)
参加してます。よろしくで~す
« 「チョルラの詩」 | トップページ | 「食べて、祈って、恋をして」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
初めましてm(__)m
木口亜矢の大ファンの者ですけども、木口亜矢ちゃんはこの「名前のない女たち」の映画で濡れ場みたいなシーンはあったでしょうか?
おっぱいのドアップがあっただけでも構わないので教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いしますm(__)m
投稿: 大和 | 2010年9月28日 (火) 20時44分
>大和さんへ
亜矢ちゃんはアイドルなので濡れ場はなかったと思いますが、胸のアップはありましたね。
それを見てちょっと映画に集中ができなかったですから(恥)
投稿: 管理人 | 2010年9月28日 (火) 23時33分