「華麗なるアリバイ」
今の子供はどうなっているかは知らないが、自分らの子供の頃はポプラ社のホームズやルパン、江戸川乱歩を読んでその後、本格的に推理小説に興味を持って読み倒していくというのがパターンだった。
そして好きな作家がアガサ・クリスティーとエラリー・クイーンに分かれてしまうことが多い。
自分はクリスティー派で、ポアロを中心に読んでいた。
いやもちろんクイーンだって国名シリーズは読んだし、悲劇シリーズだって読んだけど、クリスティーの方が読み物として好きだった。
ちなみに早川文庫と創元推理文庫の好き嫌いも分かれるのだが、自分は早川文庫派で、やっぱりポワロじゃなくてポアロだし、ジェームズ・ボンドじゃなくてジェイムズ・ボンドだよ。
しかし、これらの小説も今や古典というか時代小説の域に突入している。
果たして今の子供はこれらの小説を読んでいるのだろうか?
アガサといえば、「名探偵コナン」のアガサ博士なんだろうなあ。
そんなわけで、クリスティー大好きな自分としては「ホロー荘の殺人」の映画化となれば観にいかなくてはいけない。
クリスティーの映画化というと、地方では「ルパン三世」と同時上映だった「ナイル殺人事件」、ピアーズ・ブロスナンがチョイ役で出ている「クリスタル殺人事件」等結構多い。
個人的には「オリエント急行殺人事件」がお気に入りだ。
まあ基本的にポアロが出ているのが好きなんだけどね。
ところが、この映画にはポアロが出てこない。
それに舞台がフランスになっている。
何故?と思ったら、演劇版の映画化で、演劇版はポアロが出てこないらしい。
ちょっとテンションが下がってしまったが、逆に新鮮なものあり。
大邸宅でのパーティーに集まる男女、発生する殺人。
王道っちゃあ王道。
確かに今時、これを真面目にやっているのは金田一少年だけだしね。
終盤の高い建物の屋根の上でのやりとりが意外に怖く、高所恐怖症の人は覚悟して観るべし。
参加してます。よろしくで~す
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