「ガールフレンド・エクスペリエンス」
実は正直言うとスティーヴン・ソダーバーグの監督作品が面白いと思ったことがなくて、世間的には有名で評判の「オーシャンズ11」もイマイチ感があったけど、あれはもうハリウッド版かくし芸大会として楽しんだのでOK。
「トラフィック」もアカデミーの監督賞をもらったらしいけど、全く面白くなかったし、「チェ 28歳の革命」や「チェ 39歳 別れの手紙」もかなり精神的に辛いものふがあった。
おそらくあのふらふらとした手持ちカメラと、淡々とした話展開が根本的にダメなんだと思う。
じゃあ、そこまでわかっていて何故観るのか?といえば、ひょっとして次は面白いかもしれないという映画ファンにありがちな夢を見てしまうのが最大の理由だが、一方では、かっこいい映画ファンのたしなみとして、この手の監督作品をおさえておかなくてはいけないという邪まな考えがあるからだ。
やっぱり、映画が趣味ですと言って、アクションとアニメが中心ですというのもねえ。
だけど、今回は義理で観にいったわけでなく、予告編が面白かったからで、ひょっとしてソダーバーグも自分色に染まってくれたかなあと思ったわけだ。(←どんだけ上から目線なんだよ)
この映画はニューヨークの高級コールガールについて描いたものだ。
結論から言うと、相変わらず自分のスタイルを貫き通している。
逆にこんな低予算の映画も演出している心意気は買いだ。
相変わらずドキュメンタリータッチと称した手持ちカメラは健在。
主演のサーシャ・ グレイはポルノ女優としてデヴューしたらしいのだが、自分はムチムチ系が好きなのでちょっと彼女はスレンダー過ぎる。
意外にもセリフの端々にアメリカの状況が語られており、これはこれで歴史的価値は将来にはあると思う。
参加してます。よろしくで~す
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