「ヤギと男と男と壁」
千原ジュニアが日本語タイトルをつけたことが話題になっているが、こういうのって映画ファンはあまり喜ばないし、千原ジュニアのファンが映画を観にくる確率は極めて低い。
芸能人を使うのは宣伝手段としては効果は大きいが、映画の本質に介入してくるようなものは避けた方がいいと思う。
もちろん、これは千原ジュニアが悪いのではなく、依頼する映画会社の問題なので念のため。
編集長に妻を奪われてヤケクソになったボブは、開戦間もないイラク戦争の取材のためにクウェートへ向かい、そこで偶然、米陸軍極秘部隊の優秀なエスパー兵士リン・キャシディと出会う。
面白い記事が書けると思ったボブは彼の旅に同行することになり、道中、超能力部隊の意外な顛末を知ることになる…。
超能力部隊
それは、ボンクラ少年達の憧れだ。
もちろん、そんなのは漫画や映画の中だけの話なのだが、アメリカが超能力を使った部隊の研究にマジメに取り組んでいたという話を時々聞くと、実は本当は非公式に存在しているのではないか?と思ってしまうし、それが物語のリアリティを作るのだ。
ヴェトナム帰りの軍人が、超能力部隊“新地球軍”を設立し、ラブ&ピース”の精神で戦争を終わらせるべく、超能力の研究開発に取り組んでいくのだが、これがもう奇妙奇天烈なやり方で、ここらへんはじんわり笑える。
しかし、一番の笑いどころは、やたらとジェダイやらフォーズという言葉が出てきて、出演がユアン・マクレガーということだろう。
あとはゆる~い笑いが全編に渡って展開しており、気分とタイミングが合致した時に笑えるかもしれない。
出演はユアン・マクレガー の他に、ジョージ・クルーニー、ジェフ・ブリッジス、ケヴィン・スペイシーと、むやみやたらと豪華!
ジョージ・クルーニーは製作にも関わっているらしく、気合が入っている。
監督はグラント・ヘスロヴ。
おそらく、日本人だとちょっとニュアンスがわからない映画だろう。
だからといって、映画館でバカ笑いしている奴はどっかいってほしい。
参加してます。よろしくで~す
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