「ベスト・キッド」
1984年の映画「ベスト・キッド」のリメイク。
成田美名子先生の「サイファ」でアニスが寿司屋に行った時の板前がこの映画に出演しているノリユキ・パット・モリタをモデルにしているのだけど、今わかる人は少ないだろうなあ。
母の転勤でデトロイトから中国の北京へと移住することになった12歳のドレは、引越し早々、メイと友達になるが、地元の少年たちに絡まれて、いじめられる毎日だ。
ある日、よせばいいのにせこい仕返しをして返り討ちになりそうなところを、アパートの管理人ハンに助けられる。
色々あって、少年たちとの決着は武術大会でつけることになり、ドレはハンからカンフーを習うことになる。
いやもう完全にリメイクで登場人物が黒人になったり、舞台が中国になっただけ。
ドレ役のジェイデン・スミスはウィル・スミスの息子で、ウィル・スミス夫妻がプロデュースもしていることから、バカ親、いや親バカぶりが全開!
普通だったら、そんなホームムービーなんか見ないのだが、カンフーを教える師匠役がジャッキー・チェンなので観ないわけにはいかない。
前にも言ったが、自分が有無を言わずに観にいく役者の映画はジャッキー・チェンだけだからだ。
ところが、結末なんかエスパーでなくてもわかってしまうのだが、思った以上に面白い。
お約束のベタな話も時には大切だと実感した。
ジャッキーのアクションはないと思っていたが、少しあったので得した気分だ。
オリジナル版のペンキ塗りのような特訓が若干少ないのは残念。
やっぱりこういうのは日常の全てが訓練というのがいいんだよね。
ヒロインのメイを演じている女の子は、日本人から見るとかなり不細工なのだが、外国人から見た東洋人の記号なんだろうなあ。
個人的にはドレの母親役のタラジ・P・ヘンソンのムチムチさ加減が良い。
監督はハラルド・ズワルト。
ただ上映時間140分は長いっつうの。
金髪の友達や紫禁城の見学とか、2回目のメイとのデートなんかいらんだろ!
まあいかにも中国観光的なロケ地は当局の指示なのかな。
吹替はジャッキーの声を石丸博也が担当していて良かった。
参加してます。よろしくで~す
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1984年に製作され大ヒットした『ベスト・キッド』のリメイク。ラルフ・マッチオとノリユキ・パット・モリタの師弟コンビを今回はウィル・スミスの息子のジェイデン・スミスとジャッキー・チェンが演じる。ストーリーの流れはオリジナルを継承しつつも、オリジナルの空手がカンフーに変わるなど新たな設定も。監督は『ピンクパンサー2』のハラルド・ズワルト。製作をウィル・スミスが務めている。... [続きを読む]
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