「ちょんまげぷりん」
観てきましたよ、「ちょんまげぷりん」
業界ではより優雅に「まげぷ」と言うらしいですが。
江戸時代からやってきた侍が、シングルマザーの家に居候することになり、ある日、彼女の息子のために作ったプリンがきっかけで、お菓子作りの才能が開花する…という話。
江戸時代の侍が居候して子供と仲良くなる…って「コロコロコミック」や「コミックボンボン」、小学館の学習雑誌に載りそうなネタをひたすら真面目に作っている。
これが予想以上に面白い。
江戸時代の侍が現在の文明に驚くというベタネタを極力使っていないのが逆に新鮮だ。
確かに文明のギャップに驚いているが、武士であるため顔に出さないようにしている。
しかし、それでも予想外のことには気が動転して顔に出てしまう。
それが逆に滲み出る笑いを出している。
しかし、何よりもこの映画の魅力は気分が心地よくなってしまうことだ。
侍が居候のお礼にと家事一切を引き受けるのだが、きびきびと家事をこなし、礼儀正しい。
おそらく女性から見ると理想の男性であり、ましてや演じているのが錦戸亮のようなイケメンであれば文句なし。
おそらく多くの女性が映画を通して疑似体験をしていることだろう。
それでいて、男女の仕事や家庭のあり方を提議している。
また、時間SFとしても面白く、伏線がパ~ンと決まると気持ちがいいのが醍醐味だが、この映画は数こそ少ないものの、ホロっとさせるところがいい。
シングルマザー役がともさかりえ(B78-W56-H81)で、ちょっと前まで「友子の場合」や「金田一少年の事件簿」で女子高生役だったのに、もう母親を演じていることに感無量だ。
監督は意外にハズレなしの中村義洋。
とにかく不思議と心地よくなる珍しい映画なので必見!
参加してます。よろしくで~す
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「ちょんまげぷりん」★★★★オススメ
錦戸亮、ともさかりえ、今野浩喜出演
中村義洋監督、108分 、2010年7月31日公開、2010,日本,ジェイ・ストーム
(原題:ちょんまげぷりん )
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