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2010年8月27日 (金)

「トルソ」

Torso  業界って言葉ひっくり返すことが多いじゃないですか。
 例えば「めし」のことを「しーめー」とか、「ビール」のことを「ルービー」とかね。
 だから、アンジェリーナ・ジョリーの新作を業界で「トルソ」といっても不思議ではないはず。
 そんな業界かぶれの輩がうっかり観にいって、派手目のメイクのアンジーのど派手なアクション満載かと思ったら、ノーメイクの女性のえらく地味な映画だった……ってそんな間違いする奴いねえよ。
 この映画はスパイ容疑をかけられた女性が、真実を追求するため、トラックの屋根の上を走り回ったりしている話ではなく、「誰も知らない」「歩いても 歩いても」のカメラマン、山崎裕の初監督作品だ。
 
 アパレル会社の独身OLヒロコは、ノーメイク、合コンは不参加、携帯電話も持たず、音も映像も無い自宅で自炊して毎日を過ごしている。
 そんなある日、異父妹で何かとはた迷惑なミナから、ヒロコの義父 に当たるミナの実父が脳梗塞に倒れ、間もなく他界したことを知らされる。
 しかし、義父のことを良く思っていなかったヒロコは葬儀にも出なかった。
 それから数日後、ヒロコの元恋人ジロウと付き合っているミナが、ジロウの暴力と浮気に愛想を尽かし、ヒロコの部屋に転がり込んできた…。

 ちなみにトルソというのは、顔と手脚の無い男性の身体を模した人形のことで、ヒロコは空気を吹き込み、一緒に風呂に入ったり、海に行ったり、時にはベッドを共にしたりして、愛を埋め合わせている。
 乱暴に言えば、女性版「空気人形」みたいな感じか。
 そんな「キャタピラー」の芋虫男の人形版みたいなのを相手にしているのには、若干の抵抗感はあるものの、それ以外は、女性の妙な生々しさが出ていて、その意味ではトルソも、人に言えないような性癖みたいなものと考えればリアルだ。
 また独立した妹と、何かに依存癖のある妹の、父親違いで正反対な性格の姉妹という設定も面白い。
 この二人が短い同居生活を通して、お互いを理解し、それぞれの悩みを越えて再生していく。
 演じているのが渡辺真起子(B75-W60-H89)と安藤サクラ(B83-W58H80)という絶対的に美人でないのがあまりにも現実的だ。
 渡辺真起子が裸になった時の下腹の出方が35歳という設定に有無を言わせないものがあり、安藤サクラの絶対的不細工さも、学校や職場に一人はいそうな存在感がある。
 正直、観ていて明るくなる映画ではないのだが、物語の中で「夢をかなえるためには何でもする」という女の子が出てきて、夢のためだったら妊娠していても堕ろすと言い切ってしまうのだ。
 もちろん、これには人によって賛否両論なのだが、その心意気にはちょっとだけ賛同!

参加してます。よろしくで~す

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» トルソ [LOVE Cinemas 調布]
『歩いても 歩いても』の撮影を担当した山崎裕の初監督作品。男性の胴体部分だけの人形・トルソを愛する独身女性と、奔放に生きる妹という対照的な女性像を繊細に描いた人間ドラマだ。出演は『殯(もがり)の森』『愛の予感』などの渡辺真起子と『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』などの安藤サクラ。徹底的にディテールに拘った映像表現が生むリアリティに驚く。... [続きを読む]

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