「アデル/ファラオと復活の秘薬」
あれ、リュック・ベッソンってもう監督はやらないって言ってなかったけ?
やっぱりデマか。
だって新作が公開されているくらいだしね。
つうことでアデってきました~。
時は1911年。
ジャーナリストのアデルは、仮死状態の妹の命を救うため、王家に伝わる復活の秘薬を入手しようとエジプトに来ていた。
しかし、宿敵のマッドサイエンティストのデュールヴーに邪魔されてしまう。
一方、パリではジュラ紀に絶滅した翼竜プテロダクティルスが現われ、人々を恐怖に陥れていた…。
女版インディ・ジョーンズを期待すると脱臼するくらい肩透かし。
あえていうとアクションらしいアクションは最初の方のエジプトにアクションのみで、残りはゆる~いコメディが続いていく。
さすがに監督が映画界の中学生リュック・ベッソンの映画だと考えれば想定範囲内なのかもしれない。
しかし、ベッソンって「レオン」以降はダメな映画ばっかりで、特にここしばらくは中学生の考えそうなバカ映画ばっかり。
さらにヒロインが不細工な奴ばっかりで、この映画のヒロインを演じるルイーズ・ブルゴワンは歴代のベッソン映画ではまだ比較的美人かもしれないが、それでも微妙だ。
まあそれ以前に、インディ・ジョーンズやハムナプトラなどの映画をパクったような感じなのに、劣化コピーにしかなっていない。
中学生や高校生がお父さんのビデオカメラで自分の好きな映画を真似みたいな映画で、文化祭ならOKかもしれないが、商業映画ではいかんだろ(笑)
結局、こんだけ大騒ぎして妹を救うためって他人に迷惑かけすぎだっちゅうの。
もちろん、登場人物が動くための、何が何でもの度合いが高い程に映画は面白くなっていくのだけど、この映画はアデルが妹を救うために何をやってもいいとう条件が成り立っていないし、その妹もあんなギャグの設定では主人公を応援できんでしょ。
とりあえずベッソンには期待しないけど、「96時間」とか「パリより愛をこめて」のようなヨーロッパ・コープ制作の他の監督作品には期待しているので、彼らのプロデュースだけに専念してくれ。
続編もできそうな終わり方だけど、監督がベッソンなのは勘弁してほしい。
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