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2010年7月26日 (月)

「おのぼり物語」

Onobori  地方在住、特に田舎だと日本という狭い国でさえも文化のギャップを激しく感じる時がある。
 特にテレビ、ラジオ、映画はそれが著しい。
 例えば、テレビだと「一部の皆さん、さようなら」という声と共に番組が突然終わったり、ラジオで「オールナイトニッポン」の2部が放送されなかったり、映画のミニシアター系が全く公開されないので、毎月買っている「スクリーン」と「ロードショー」の映画情報が全く役に立たなかったりする。
 しかし、一方では雑誌が予定日より遥かに早く出るのがせめてもの救いだろう。
 さらに東京でよくある有名人を見たという話も、外国人さえも発見できない状態で、有名人なんて無理というもの。
 また就職も放送や出版など、ボンクラ女子大生が憧れる業界は田舎にはない。
 だからこそ、地方の人間は東京に物凄い憧れを抱いてしまい、東京に行けばなんとかなってしまうのではないかと勘違いしてしまうのだ。
 この映画は、カラスヤサトシの自伝的4コマ漫画を映画化した青春ドラマだ。
 いやまさかカラスヤの漫画が映画化されるとは夢にも思わなかった。
 漫画家になるため仕事をやめて、大阪から上京して一人暮らしして、慣れはじめた頃に連載していた雑誌が休刊。
 貧乏漫画家から、無職の男になってしまい、追い打ちをかけるようにアパートの立ち退き勧告を受ける…といった感じで必要以上に障害が多いのが微笑ましい。
 これはもう、映画の最後に出てくる「すべてのおのぼりさんに捧げる」という言葉通り、地方在住で東京に憧れた人には染みる話である。
 結局、東京で成功した人なんか一握りなのに、それが極大解釈されて、誰でも何とかなると思ってしまうのが間違いで、成功する人はどこにいても何とかなってしまうものだけど、地方にいると東京じゃないからダメなんだ~と思いがちなのだ。
 カラスヤはまだとりあえず成功しているけど、彼の友人の30歳で成功していない女性のカメラマンの方が切羽詰まって泣けてくる。
 主演はミュージカル界で活躍しているらしいが、自分は今回初めて知った井上芳雄。
 共演は肘井美佳(B83-W57-H87)。
 監督は本作が長編デヴューとなる毛利安孝。
 しかし、東京に最初から住んでいる人は、こういうおのぼり気分は体験しないのか?
 教えて下さい>東京の人

参加してます。よろしくで~す
   

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

こんにちは
わたしは東京と神奈川の県境で生まれて小学校から大学まで都内の学校に実家から通い、就職しても都内に職場があったので都内に実家から通っていましたが、今回の映画、カラスヤさん=自分にみえて、泣けて泣けてたまりませんでした。
結局上京してくることがなくても、挫折や失望をくりかえしながら、たまにいいこともあって、それが励みになって、すばらしくはないけれど、それなりに幸せもたまに感じながら生きている、というのがすべての人の人生なんではないかなと思います。
おしんも海外でうけているそうで(もしご存知なかったらwikipediaでおしんをさがしてみてみてくださいね。)私は奉公制度とか、雪深く貧しい村とかそういうところに住んだことのある人や、身近にそういう村出身の人がいる地域の人しか、この「おしん」の物語はわからないだろうと思っていたのに、そのまま言葉だけ葺き替えて放送して、イランとかインドとか、暑い、雪のない地域でもものすごく視聴率が高く、人気なのだそうです。
これと同じで、おのぼり物語も、上京しているしていないにかかわらず、みんなの胸をつくものがあって、すぐれている映画だなと思います。

>みみこさん

 コメントありがとうございます。
 確かにこの映画は東京にいるいないにかかわらず感動する映画だと思います。
 地方の人は上京するというハードルがあるので、そこがちょっと大変かもしれません。
 東京に住んでいれば手に入るものやできることが、地方ではすぐにはできない。
 ひょっとしたら、今までの環境や友人を捨てて一大決心をしなくてはならない。
 意外にそこの部分が若干違うのかなと思ったりします。
 自分は映画に出てくる女性カメラマンのエピソードに泣けました。

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