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2010年7月14日 (水)

「レポゼッション・メン」

Repomen  「銀河鉄道999」は鉄郎とメーテルが機械の体を無料でもらえる星に行く話だが、結局は機械の体より限りある命だからこそいいんだみたいな展開になっていく。
 その当時はそうだよなあと納得していたが、人間ドックの結果や、体が思った以上に動かない現実を知るにつれて、機械の体が欲しいと思ってしまう。
 この映画は機械の体というより、人工臓器が普及している世界の話だ。

 ユニオン社の人工臓器で延命が可能となった近未来。
 しかし、人工臓器は高額なため、人々はユニオン社が用意する高利のローンを組まなければならい。
 滞納した場合は、ユニオン社の回収人であるレポメンが、有無を言わさず強制的に人工臓器を回収していく。
 ユニオン社の腕利き回収人であるレミーと相棒ジェイクだが、レミーは妻がこの仕事に反対のためやめる決心をしていた。
 最後の仕事で機器の故障がが原因の事故で気絶したレミーが目覚めると、彼の身体にはユニオン社の高額な人工心臓が埋め込まれていた。
 やがて返済も滞り、ついには自分がレポメンから追われる身となってしまう…。

 健康に自信がない自分としては、人工臓器欲し~と真剣に思ってしまう。
 いや年老いたご両親をお持ちの人なんかもっとそう思うはずだ。
 強制で無理矢理臓器回収よりも、寿命が伸びているので、細く長く金利を取った方がいいと思うし、定期的に専門店で更新しないとダメみたいな設定にしておいた方がいい…って何を真剣に考えてるんだか(笑)
 生きながらにして臓器をえぐって回収する人間が、回収される側となって追いかけられるというサスペンスを楽しむべきものであって、臓器ビジネスを真剣に考える映画ではない。
 主人公が何故人工臓器をつけられることになったかという謎解きもあり、これに関してはちょっと疑問なところもあるのだが、最後のオチが途中で予想はつくとはいえ面白い。
 まあ細かいことはいいんだよっつうことで。
 出演はジュード・ロウ、フォレスト・ウィテカー。
 監督はミゲル・サポチニク…ってすいません、全く知らない人です。
 人工臓器いいなあと思っていたら、劇中に好きな夢を見ることができるという「コブラ」のトリップムービーみたいな機械も出てきて、望めば死ぬまで自分の好きな夢を見ていられるらしい。
 う~ん、自分としては人工臓器よりもこっちの方が欲しいと真剣に思う。

参加してます。よろしくで~す
   

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