2016年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »

2010年7月31日 (土)

「恐怖」

Kyoufu  確かに「リング」は怖かった。
 上映中に悲鳴が上がっていて、そっちの方が怖かったくらいだ。
 その後に便乗してホラー映画が作られまくったが、本家の「リング」さえも続編はうだうだになっている。
 まあ二匹目三匹目のドジョウを狙いすぎて、全体のレヴェルが下がるのは、よくあることだ。
 この映画は「感染」、「予言」、「輪廻」、「叫」、「怪談」に続くJホラーシアター最終章らしい。
 正直、Jホラーシアターが続いていたを全く知らなかった。
 一応、Jホラーシアターとは意識せずに全作品は観ているけど、つのだじろう先生の「恐怖新聞」を映画化した「予言」が一番面白い

 手術でむき出しとなった脳に電極で刺激を与えて反応を調べる実験の記録フィルムに映し出された白い光を見た幼い姉妹みゆきとかおり。
 17年後、みゆきは集団自殺の募集に引き寄せられて失踪。
 妹のかおりは姉の失踪を追っていくうちに、音信不通となっていた母・悦子に辿りつく。
 悦子は記録フィルムと同じ脳実験を繰り返すことにより、“人間が持つ感覚の先にある世界”を探し求めていた…。

 実は前から言っているが、物凄く怖がりなのでホラー映画は好きではない。
 じゃあ、何で見にいくんだよ?というツッコミはごもっともだけど、人を驚かせる演出は嫌いじゃないから…というのは理由になってませんか~?
 ホラーの演出の最大の効果は音なので、あまり怖くなりそうなら音を小さくすれば良い。
 そんなわけで、いつもホラー用の耳栓を持ち歩いているのだが、幸いなことに(?)この映画はあまり怖くなかったので耳栓を使用せずにすんでしまった。
 定義付が難しいが、この映画はホラーというよりSFに近い。
 マッドサイエンティストが出てるしね。
 実はロボトミーの話かと思っていたのだが、意外にゆるい話だったので安心と同時にがっかり。
 これだったら実際に起こったロボトミー殺人事件の方が遥かに怖いので、それをベースだと勝手に想像を膨らませている自分が悪いのか。
 主演は藤井美菜(B79-W61-H83)と中村ゆり(B80-W56-H84)。
 しかし、これだとあまりにも地味だが、共演に片平なぎさ(B85-W62-H88)を持ってくることにより、彼女の存在そのものがサスペンスの代名詞なので、何かあると思わせるのだ。
 しかし、Jホラーの仕掛人というべき一瀬隆重プロデューサーと、監督が「リング」の脚本家・高橋洋で、Jホラーシアター最終章という割りには意外に地味に小さくまとまった話なのにはちょっと驚き。
 自分の行った劇場はガラガラで、興行成績そのものが「恐怖」かもしれない。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月30日 (金)

「クレイジー・ハート」

Crazyheart  何というか青春のはしかみたいなものなのかもしれないけど、中学や高校時代はチョイ悪系の男子に憧れる時があって、そりゃあお母さんの言う通り真面目が一番というのは今はわかるんだけど、若い時はしょうがないんだよね。
 いやまあ、中学時代のMちゃんみたいに不良というよりヤクザと結婚しているのもどうかと思うんですけどねえ(苦笑)
 「キャンディ・キャンディ」だとアンソニーよりテリュース派という人の気持ちわかりますよ。
 アンソニーってやさしいけどバラオタクだし、つまらなそう。
 いや、もちろん結婚するのはアンソニーなんだけど、つきあうだけだったらテリュースっていう女性は絶対に多いはず。
 ど~してこんな話になったかというと、この映画に出てくるカントリーシンガーのバッド・ブレイクは、酒に溺れ、結婚にも失敗し、すっかり落ちぶれてドサマ回りで生活をしている。
 う~ん、ダメダメじゃん。
 ところがねえ、ダメダメで初老なのにかっこいい。
 久しぶりに不良に憧れていた中学生の気分を思い出した。
 「レスラー」のミッキー・ロークも社会的にはダメダメなのに、かっこいい。
 何というか男の渋みというか、いい感じで油が抜けたような感じがいいんよね。
 この映画のバッド・ブレイクがかっこいいんよね~。
 特に歌っていると最高~!
 カントリーってよくわかんないけどっ。
 演じているジェフ・ブリッジスがアカデミーの主演男優賞もらったのも納得。
 当然、女にもめちゃモテで、地方紙の女性記者ジーン・クラドックの取材を受けて、彼女といい仲に。
 バツイチで親子ほど年の離れていて、4歳の子供がいる。
 バッドから見たら孫みたいなもの。
 この親子と知り合ってバッドの中で何かが変わろうとしていた…という話で、じじいだし身体はガタが来ているし、だけど燃えつきていない。
 ここらへんの不屈の精神は、やっぱり大人じゃないとわからないかも。
 ジーンの気持ちは人によっては納得できない人もいるかもしれないが、これも年とって、特に子供がいると何となくわかるのよ。
 理屈じゃなくて。
 演じているマギー・ギレンホールは、ちょっと疲れた感じが色っぽくて良い。
 「ダークナイト」はケイティ・ホームズの代役としか意識していなかったが、この映画でやっと魅力がわかった。
 監督はスコット・クーパー。
 ジェフ・ブリッジスはかっこいいけど、多くの人はロバート・デュヴァルみたいな頭になってしまうんよね。
 この映画は、男目線と女目線では受け取り方が違うのでカップルで観るといいかもね。

加してます。よろしくで~す

人気ブログランキングへ   

2010年7月29日 (木)

「小さな命が呼ぶとき」

Chiisanainochi  ハリソン・フォードとブレンダン・フレイザー夢の競演!
 そう聞くとインディ・ジョーンズとリック・オコーネルが一緒になって冒険しそうな感じがして期待してしまうのだが、意外にも実録ヒューマン・ドラマだった。
 エリート・ビジネスマンのジョン・クラウリー(ブレンダン・フレイザー)は3人の子どもがいるが、そのうち2人が平均寿命のポンペ病と言う難病に冒されていた。
 普通の難病物だと、子供達と残り少ない時間を精一杯生きて終わりというパターンが多いのだが、この映画は、ハリソン・フォードが6年がかりで挑んだ意欲作だけあって、そんな70年代の映画のようには終わらない。
 ジョンは治療に有効な薬の開発を研究していたポンペ病研究の第一人者ロバート・ストーンヒル博士(ハリソン・フォード)を見つけ、尊い小さな命を救うためにバイオベンチャー会社設立をする。
 そう、これは難病物なのに限られた時間で、生きるために奮闘する話なのだ。
 インディ・ジョーンズとリック・オコーネルが共演する話ではないけれど、死なないための努力をするのは共通するものがあると無理矢理納得!
 自分は難病物が嫌いだが、この映画は例外。
 大変良かった。
 個人的には難病映画の中では「私の中のあなた」の恋愛パートの次くらいに好きだ。
  しかし、二人の子供の治療だけでもどんだけかかるんだ?
 アメリカって先進国のくせして国民健康保険制度がない不思議な国だしね。
 ハリソン・フォードはハン・ソロの頃から見ていると、随分年とったのにびっくりした。
 もうそろそろ、「ヤング・インディ・ジョーンズ」の年とったインディ役をリアルでできるかもしれない。

参加してます。よろしくで~す

人気ブログランキングへ   

2010年7月28日 (水)

「爆発!スケ番☆ハンターズ~総括殴り込み作戦~」

Img7090916090001_2  裏切り者のジュンコに殺されたはずのアサミが墓場から甦った。
 しかし、2年ぶりの帰ってきた町はヤクザの小龍会が牛耳り、かつての仲間だったジュンコが、組長の村川を利用して、スケ番狩りと称して昔の仲間たちの殺戮を繰り返していた。
 怒りを爆発させたアサミは、4人の“やくざハンターズ”と共に小龍会と戦う決意をする。

 「逆襲!スケ番☆ハンターズ~地獄の決闘~」は面白い要素はあったのにイマイチだったが、それに比べたら面白い。
 何しろ初っ端から胸をさらけ出している主人公を演じる亜紗美(B86-W58-H84)の気合の入り方もさることながら、敵の小嶺麗奈(B80-W58-H83)の凄まじさが見ていて気持ちがいい。
 さらに小龍会の組長を演じる佐藤二朗の怪演も忘れてはならない。
 今回はつまらない、<どこかでやったものの真似>もあるのかもしれないが、勢いがあることが大切だ。
 さすがに仲間がいると集団戦なので見応えはある。
 デートに全く向かないが、非モテ系の人達が軽く観る分には面白い。

参加してます。よろしくで~す

人気ブログランキングへ   

2010年7月27日 (火)

「彼とわたしの漂流日記」

Hyouryuu  人生に絶望し、ソウル市内に流れる漢江に飛び込んで自殺をするはずだったサラリーマンのキムだが、見事失敗、中洲に漂着して自給自足の無人島生活をするハメになってしまう。
 そんな彼の様子を対岸の高層マンションから観察するそ引きこもりの女。
 果たして不器用なふたりが奇跡的に出会うことはできるのか…。

 無人島といっても大海原のにあるのではなく、都会を流れる河の中洲というのが面白い。
 確かに橋の柱は登ることはできないし、泳げなければ河を渡ることはできない。
 遠くに街が見えているのにたどり着くことはできない。
 そういえば「オープン・ウォーター2」という映画で、ハシゴがないために海からクルーザーに上がることができないという話が妙にリアルな怖さがあったが、それに近いものがある。
 自分もぎっくり腰で身動きできなくなった時があったが、意外に街の中でも孤立無縁というのはあることを実感した。
 さらに、この映画は精神的無人島と言うべき引きこもりを登場させることにより、同じような境遇の男女が近くなのに遠い存在のお互いを意識しながら、出会うまでを描いている。
 バカバカしい設定なのに、真っ当な人間再生を描いているのは見事。
 出演はチョン・ジェヨンとチョン・リョウォン。
 監督は「ヨコヅナ・マドンナ」のイ・ヘジュン。
 映画の重要な要素である民間防衛訓練が、韓国が休戦中であることを改めて感じさせる。
 そういえば昔、韓国に行った時に、ガイドさんが何かにつけて「有事の際には」を連呼していたなあ。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月26日 (月)

「おのぼり物語」

Onobori  地方在住、特に田舎だと日本という狭い国でさえも文化のギャップを激しく感じる時がある。
 特にテレビ、ラジオ、映画はそれが著しい。
 例えば、テレビだと「一部の皆さん、さようなら」という声と共に番組が突然終わったり、ラジオで「オールナイトニッポン」の2部が放送されなかったり、映画のミニシアター系が全く公開されないので、毎月買っている「スクリーン」と「ロードショー」の映画情報が全く役に立たなかったりする。
 しかし、一方では雑誌が予定日より遥かに早く出るのがせめてもの救いだろう。
 さらに東京でよくある有名人を見たという話も、外国人さえも発見できない状態で、有名人なんて無理というもの。
 また就職も放送や出版など、ボンクラ女子大生が憧れる業界は田舎にはない。
 だからこそ、地方の人間は東京に物凄い憧れを抱いてしまい、東京に行けばなんとかなってしまうのではないかと勘違いしてしまうのだ。
 この映画は、カラスヤサトシの自伝的4コマ漫画を映画化した青春ドラマだ。
 いやまさかカラスヤの漫画が映画化されるとは夢にも思わなかった。
 漫画家になるため仕事をやめて、大阪から上京して一人暮らしして、慣れはじめた頃に連載していた雑誌が休刊。
 貧乏漫画家から、無職の男になってしまい、追い打ちをかけるようにアパートの立ち退き勧告を受ける…といった感じで必要以上に障害が多いのが微笑ましい。
 これはもう、映画の最後に出てくる「すべてのおのぼりさんに捧げる」という言葉通り、地方在住で東京に憧れた人には染みる話である。
 結局、東京で成功した人なんか一握りなのに、それが極大解釈されて、誰でも何とかなると思ってしまうのが間違いで、成功する人はどこにいても何とかなってしまうものだけど、地方にいると東京じゃないからダメなんだ~と思いがちなのだ。
 カラスヤはまだとりあえず成功しているけど、彼の友人の30歳で成功していない女性のカメラマンの方が切羽詰まって泣けてくる。
 主演はミュージカル界で活躍しているらしいが、自分は今回初めて知った井上芳雄。
 共演は肘井美佳(B83-W57-H87)。
 監督は本作が長編デヴューとなる毛利安孝。
 しかし、東京に最初から住んでいる人は、こういうおのぼり気分は体験しないのか?
 教えて下さい>東京の人

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月25日 (日)

「インセプション」

Inception  映画会社の諸事情で新作公開の目処が立たない007シリーズ。
 せっかく、ダニエル・クレイグで新しい展開を期待していたのに、これではティモシー・ダルトンの時と同じになってしまう可能性が高い。
 一方では現代の007の監督が誰がいいかというのもファンの間では最も盛り上がる話だ。
 自分も色々考えてみたのだが、間違いなくクリストファー・ノーランだと思った。
 ご存じ「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」の監督として有名だが、新作の「インセプション」を観て、彼が一番007の監督にふさわしいと感じた。

 人の夢に入って潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリストのドム・コブだが、国際指名手配犯だけでなく、死んだ妻モルの殺害容疑者として逃亡
中だ。
 ある時、サイトーと名乗る男から、人の潜在意識に任意のアイデアを植え付けるインセプションの依頼をされる。
 報酬は、再び幸せな人生を取り戻すことだ。
 相当危険とわかっていても引き受けたコブは、それぞれのスペシャリストとサイトーを含めた6人でターゲットの夢の中に潜入する…。

 人の夢の中に入り込み、潜在意識から情報を引き出す企業スパイの話なので007シリーズを思い出すが、どちらかというとスペシャリストたちの活躍なので「スパイ大作戦」に近い。
 しかし、全編に渡るアクションのキレが素晴らしく、またどこか007シリーズを思わせるところもあり、特に最初のアクションは見事としかいいようがない。
 しかし、夢の中という、一歩待ち合えれば、本当の意味で夢オチという何でもありの状況になるところを、ややこしい話展開にするのではなく、あくまでアクション映画の設定としているのが良い。
 それでいて、深読みできる要素もきちんと盛り込んでおり、おのずともう1回観たいという気分にさせる…って、こ、これが潜在意識に植え付けられたインセプションってやつなのか?
 出演はレオナルド・ディカプリオ、エレン・ペイジ、渡辺謙。
 デカプーは主演だから当たり前だが、渡辺謙が出ずっぱりなのには驚いた。
 「バットマン ビギンズ」くらいだと思っていたのに意外だった。
 後で調べたらクリストファー・ノーラン監督は007が大好きらしいので、イオンプロは早急にオファーしてくれ。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月24日 (土)

「さんかく」

Sankaku  すっかりマンネリ気味の同棲カップル百瀬(30歳)と佳代(29歳)のところに、佳代の妹で中学3年生の桃が二人の住むアパートに転がり込む。
 中学生と思えないわがままな身体なのに下着同然の無防備な格好で部屋をうろつく桃に百瀬はどんどん惹かれていく…。

 最初はよくありがちなほのぼの三角関係のラヴコメかと思ったら、後半が予想もしない展開になって驚いた。
 監督が「机のなかみ」の吉田恵輔なので、一筋縄で終わるはずがない。
 とにかく、恋愛の滑稽さと怖さの共存が見事。
 主役の3人が見ていてあまりにも痛い。
 特に高岡蒼甫演じる百瀬なんか、自分の顔がデザインされている本当の意味での痛車に乗っているし、職場で後輩をいじめまくり。
 そんな彼が30歳のおっさんなのに中学生に入れあげてしまう。
 「青い体験」とか「課外授業」とか、年上の大人の女性に少年が憧れる話はあるのだが、その逆はさすがに甘く酸っぱいものはなく、気持ち悪さが最優先になってしまう。
 女子中学生なんか好きになるのロリコンだけでしょ…と思ったが、演じている元AKB48の小野恵令奈(B78-W59-H84←これ嘘だな)が妙にエロいというか、なめ回すような撮影などエロくみえるように演出しているので納得してしまうのだ。
 AKB48は小嶋陽菜(B82-W58-H85)が一番好きなのだが、彼女も捨て難いと思ってしまう。(いやもういないんだよね)
 ちなみに大島優子(B83-W55-H80)も友情出演しているが、物凄く短い時間なので彼女目当ての人は注意。
 一見まともそうな田畑智子(B75-W58-H77)演じる佳代も実は…ある意味「情熱的」だ。
 この3人の恋愛模様はあまりにも痛々しいが、恋愛は客観的に見たら大なり小なりこんなものかもしれない。
 そして、痛々しさが切なさに変わっていくのが、この映画の最大の魅力かもしれない。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月23日 (金)

「ザ・ウォーカー」

Thewalker  すいません、「ザ・ロード」とごっちゃにしてました~。
 おそらく「ザ・ロード」を観た時には「ザ・ウォーカー」とごっちゃにしてました~…というギャグをやると思うのだが、それはお約束ということで生暖かい目で見てやってちょうだいよ。

 戦争によって文明が崩壊したアメリカ大陸。
 30年間旅をしている男イーライ。
 彼の目的は世界で一冊だけ残る本を運ぶため西に向かっている。
 ある日、立ち寄った町にはカーネギーという男が独裁者として君臨しており、一冊の本を必死に探していた。
 探している本がイーライの持っている本だとわかり、イーライに譲るように頼むが当然拒否される。
 それなら実力行使ということになるが、イーライも強く、戦いはエスカレートしていく…。

 久しぶりの世紀末SF。
 何故、イーライは西に向かうのか?
 本は何なのか?
 目一杯風呂敷を広げてくれるが、途中で予想ができてしまう。
 そしてそれらの真実がわかっても、日本人故の悲しさか微妙な思いをしてしまうのだった。
 じゃあ世紀末SFなので、マッドマックスや「北斗の拳」のようなモヒカン野郎が「ヒャッホー」と言いながら走っているような無法者達のアクションを期待してしまうと、思った以上に少ないのでがっかりしてしまうのだ。
 主演はデンゼル・ワシントン、共演はゲイリー・オールドマン。
 しかし、ゲイリー・オールドマンも「「レイン・フォール/雨の牙」とか微妙な映画の出演が多いのは狙っているのか?
 しかし、自分の中では「フラッシュダンス」以来かもしれないジェニファー・ビールスが懐かしかった。
 監督は「フロム・ヘル」のヒューズ兄弟。
 色々つっこみたいところはあるが、寓話だと考えれば納得するしかない。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月22日 (木)

「エアベンダー」

Airbender  「シックスセンス」以降、当たりなしで、本当の意味で一発屋監督M・ナイト・シャマラン。
 個人的にはアメコミファンとしては「アンブレイカブル」は大好きなのだけど、それ以降は微妙な作品が多い。
 おそらく多くの人が「シックスセンス」のように最後はとんでもないオチを期待してしまうので、普通の映画では納得できなくなっているのかもしれない。
 ひょっとしたら彼もそれに答えようとしていたのかもしれないが、観客のむやみやたらと高い期待が、徐々にトンデモ路線になってしまったのかもしれない。(いや、実際にはよくわからないが…)
 そんなシャマランの新作は、ニコロデオンの人気TVアニメ化。
 しかし、日本ではそのことをあまり触れていない。
 確かにニコロデオンはスカパーからも撤退したし、基本的に、あのチャンネルに出てくるアニメキャラはキモいので、日本人受けはしない。
 この映画のアニメは「スポンジボブ」のようなものではなく、比較的日本のアニメに近いんだけどね。

 氣・水・土・火の4つの王国によって均衡が保たれていた世界。
 各王国には、それぞれ国の要素“エレメント”を操る使い手“ベンダー”がいて、その中でも4つ全てのエレメントを操ることができる者は“アバター”と呼ばれ、世界に調和をもたらす唯一の存在といわれていた。
 輪廻転生により各国順番に現わる今のアバターは、氣の国“エアベンダー”の少年アンだったが、彼はアバターは家族が持てないと聞いて逃げ出したヘタレで、氷の中に閉じ込められてしまう。
 その間に火の王国が反乱を起こして世界の秩序は崩壊!
 アンは水の国の兄妹カタラとサカによって発見され、100年後に救い出される。
 宿命と向き合い、世界に平安を取り戻す決心をしたアンは、アバターとしての、さまざまな試練に立ち向かっていく…。

 正に金のかかったカンフーくんで、「カンフーくん」もたいがいなものだったが、この映画も真剣つまらない。
 壮大な話のはずが、映画はダイジェスト版のような感じで進んでいく。
 いや、もちろん壮大な話であれば、「ロード・オブ・ザ・リング」のように上映時間3時間×3本にしろというわけでもなく、抽出して膨らませるという方法もあるわけで、例えば「スター・ウォーズ」のエピソード4が、長編の一部を抜粋してたたみこむように見せていく演出だったはず。
 この映画も状況説明を文字で説明して核心に入っていくので同じ方式のはずなのに、盛り上がりが全くない。
 例えばサカとどっかの国のお姫様の恋愛も、言葉による説明で終わっているため、後半のお姫様が命をかけるところに全くの切なさが出ない。
 もっといえばカンフーくん、いやアンも苦悩を感じさせない。
 おそらく続編を作る気満々なので、状況説明だけで、全く話が始まっていないのだ。
 しかし、これでは続編を観たいという気持ちにもならないから困ってしまうのだ。
 ところが、あまりにもつまらない展開に、実は最後にとんでもないドンデン返しがあると考えてしまう。
 ひょっとして、全ては植物人間のアンの夢だったとか、精神病院の中の話だったとか考えたが、結局中途半端に次回に続くみたいな感じで終わり。
 正直、続かなくてもいいし、続くんだったら監督は違う人を希望!
 あと、「タイタンの戦い」と同じで、全く3Dの意味がないのが、作品のつまらなさを倍増させているのは言うまでもない。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月21日 (水)

「新・監禁逃亡3 ~美姉妹・服従の掟~ 劇場版」

Kankintoubou3  シリーズ第3段…といってもそれまでの2作を観ていない…ような気がする。
 ほら、この手の映画って似たようなタイトルに似たような内容が多いからわからなくなるんよね~。
 随分前にエロ映画観にいって、それが前に観たことに気づくのに結構時間がかかったことがあったくらいだしね。
 さらにいうと前に観たような感じがするだけで、実際にはどうかわからない。
 この手の映画は一人で観るので、誰も証明してくれないし、もっといえばそれ以前に友達がいないので、映画なんかここ数年は一人で観ているよ(泣)
 この映画も、別に観たいわけでもなく、タイミングが合ったから観ているだけで、前にも言ったかもしれないけど、自分の映画のスタンスは選ばない、時間が合えば観るだしね。
 
 冒頭、姉の子供が誘拐されるというエロ映画らしからぬ展開で始まる。
 妹が警察に通報したのだが、結局、子供は殺され犯人は逃亡。
 そのことが妹の心の重荷になっていた。
 事件から2年後、やっと立ち直りかけた姉妹だが、目覚めると、手足の自由を奪われて監禁されていた…。

 あ、もちろん、監禁されてエロいことをされるのはお約束なのだが、なんと、これが予想以上に面白い。
 エロは中学生が喜ぶような緩いものなのだが、話展開が面白い。
 何しろ何故、姉妹が監禁されることになったかの謎解きが、SAWシリーズのような感じで、最後は予想もしない展開にびっくり!
 エロ映画と侮るなかれ。
 出演は伊東遥(B81-W58-H87)と水元ゆうな(B88-W59-H86)。
 この二人って、新東宝のエロ映画にいそうな感じだな。
 監督はのカワノゴウシ。
 意外な拾いものなので必見!

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月20日 (火)

「私の優しくない先輩」

Senpai  東京から九州にある小さな島に移り住んできた西表耶麻子は、生まれつき心臓が弱い空想癖のある女子高校生だ。
 彼女の目下の悩みは南愛治先輩に告白できずにいることで、出すあてもないラヴレターを日々書いている状態!
 しかし、その気持ちを体操部の先輩で、ウザくてキモくてクサい不破に知られてしまう。
 不破は頼んでないのに「南先輩への告白大作戦」を勝手に開始!
 夏祭りにタコ焼きやして交流を図るというベタな作戦で、意外に順調に進んでいくように思えたが…。

 いやはやこれはもう正統派80年代アイドル映画である。
 昔は二本立ての一本がこんな感じのアイドル映画だった。
 エンディングのヒロインが歌いながらのエンドクレジットは、大林宣彦監督の「時をかける少女」を意識しているのは間違いないだろう。
 前半はテンポが良くて面白いのだが、後半が失速気味。
 「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」などを手掛ける山本寛の初の実写映画監督作品なので期待したが、いかにもアニメ的なのがイメージ映像と、ヒロインのくどすぎるモノローグだろう。
 正直、モノローグはくどすぎる。
 アニメより情報量の多い実写ではやりすぎだ。
 もちろんあえてやっているのはわかるのだけどね。
 出演は川島海荷(B76-W57-H78)と人気お笑いコンビはんにゃの金田哲。
 アイドル映画として考えると川島海荷にはもう少し華が欲しいところだ。
 

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月19日 (月)

「シュアリー・サムデイ」

Surellysomeday  拝啓 小栗旬様
 
 御無沙汰しています。
 この度は映画初監督おめでとうございます。
 早速、初日に観にいきました。
 チケット売り場は長蛇の列で、座席が取れなかったらどうしようと心配しましたが、多くの人が「借りぐらしのアリエッティ」や監督作品ではなく出演作品の「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ」を観る人達で、ヤツらはともかく座席は解放されていたので好きな席を取ることができました。

 文化祭に向けてバンドを組んで練習していた5人の高校生タクミ、キョウヘイ、カズオ、ユウキ、シュウトだが、今年から文化祭は中止と知り抗議のため教室を占拠!
 校長に文化祭復活を約束させるのに成功したが、ハッタリの爆弾が爆発し、全員学校を退学処分になってしまう。
 3年後、5人はそれぞれの煮え切らない人生を歩んでいた。
 ある日、ヤクザになったカズオが運んでいた3億円が盗まれてしまう。
 カズオのボスは奪われた現金と奪った女を、明日までに連れて来ないと命はないと脅迫してきた。
 偶然、巻き込まれた他の4人はピンチはチャンス(@フレッシュプリキュア)とばかり、3億円取り戻して、バカで最強だった自分達を取り戻そうとするが…。

 こんなような粗筋だったと思いますが、私が語るまでもなく公式HPや情報誌を見ればわかりますよね。
 いかにもなヤクザと妙に調子のいい話展開。
 今まで自分が観た映画ややりたいことをとりあえず入れた感じ。
 8ミリフィルムの時代から続く、学生の自主映画がこんな感じなのですが、それを商業映画でやってるんですよね。
 わかります。
 確かに小栗さんは若いのでやりたいんですよね。
 狙ってるんですよね。
 その意味では学生の自主映画を金をかけたら、こんな感じですみたいな雰囲気は物凄く出ていると思います。
 正直、面白くありませんでした。
 今流行の映像テクニックを駆使してますが、最後まで徹底していません。
 登場するヤクザがあまりにも現実味がなく、ファンタジーと言い張るだけの雰囲気がないため緊迫感が欠けまくりです。
 本当はうまくやったら「アフタースクール」みたいな感じになると思うのですが、非常に残念です。
 出演は小出恵介さん、勝地涼さん、鈴木亮平さん、ムロツヨシさん、綾野剛さん、ヒロインに小西真奈美さん(B80-W59-H88)。
 特別出演や友情出演が豪華で、井上真央さん(B79-W60-H80)上戸彩さん(B82-W58-H84)、岡村隆史さん等で、小栗さん本人もチラっと出ていましたね。
  正直、上戸彩さんは必然性がなかったですね。
 ここらへん友達が出てくる自主映画っぽいです。
 人気俳優の小栗旬が初監督というだけで話題になますが、当然最初から叩くのが目当ての人もいるでしょう。
 一番いやなのは観ないで文句を言っている人です。(私は観ないで文句はいいません)
 今回は確かに仕方ないところもありますが、もう少し年を取って挑戦すればまた違うと思います。
 役者目線での演出もあると思いますので、作品に恵まれている小栗さんならきっといい作品ができると思うので頑張って下さい。
 心から応援してます。

 ……てな手紙を、以前フライデーに激写され、所属していた人気グループをやめたにもかかわらず破局したタレントが書いているのかもと想像しました。
 自分は彼女が所属していたグループのコンサートも行っていた位のファンだったけど、ここ最近はちょっと路線を模索中というか、乏しいオタク知識を披露して顰蹙を買ったりして痛々しいのが残念。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月18日 (日)

「借りぐらしのアリエッティ」

Karigurashi  昔、「小学一年生」という学習雑誌に「わんぱくミューたん」という小人が主人公の漫画があったことをを思い出した。(誰も知らないだろうなあ)

 郊外のある広大な古い屋敷の床下に住み、生活に必要なモノはこっそり借りてきて(?)暮らす小人のアリエッティと彼女の父と母。
 人間に見られたら引っ越すのが掟だ。
 夏のある日、アリエッティは、病気療養のためにやって来た12歳の少年・翔にその姿を見られてしまう…。

 借りぐらしとかいうけど、本当は借りパクじゃないの?とツッコミを入れている人は多いはず。
 確かに何らかの形で返している様子はないし、これでは子供達に悪影響を与えそうだ(笑)
 前半の家の中を動き回っている時は面白かったのだけど、後半がイマイチ。
 いや本当はアリエッティ達を捕まえようとしている家政婦からの脱出劇や、少年との別れ等山場はあるはずなのに意外と盛り上がらない。
 恐らく人物描写があっさりというより説明不足なところがあったり、行動が不自然だったりするからだ。
 その中でも家政婦の動きが不自然だ。
 例えばカラスが少年の部屋の網戸に頭を突っ込んで暴れまくるのだが、部屋に散らかりまくる羽根を片付けようとしないのはダメダメ家政婦だからとしてもし、少年を外から鍵をかけて部屋から出さないようにしたりするのは不自然極まりない。
 もちろん、少年が小人の味方で逃がすからという理由もあるかもしれないが、それ以前に彼女が小人にこだわる理由が明確に説明されていない。
 残念なことに登場人物の行動の整合性がないため観ていて居心地が悪く、それを感じさせないだけの勢いもないので困ってしまうのだ。
 幸いなことに上映時間が94分と短いので、考えているうちに終わってしまうのが救いか。
 実はアリエッティと病気の少年の話より、途中で出てくる小人の青年スピラーの方が少ない出番ながらもキャラが立っていた。
 「未来少年コナン」のジムシーを思わせるが、彼のアリエッティに対しての心遣いが微笑ましい。
 例えば最後のコオロギの足ではなく木苺のところとかね。
 おそらく彼とアリエッティが結婚して次の世代を作っていくのではないくのかもしれない。
 声の出演はアリエッティに志田未来(B78-W57-H78)、 病気の少年に神木隆之介、アリエッティの両親に三浦友和と大竹しのぶ(B80-W60-H83)。
 家政婦は樹木希林(B84-W64-H89←「寺内貫太郎一家」出演時)で、スピラーは藤原竜也。
 意外に志田未来が上手なのには驚いた。
 樹木希林は誰が聞いても彼女とすぐわかる。
 う~ん、本当に面白くなりそうなのに惜しい。
 それでも「ゲド戦記」に比べれば遥かに良いんだけどね。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月17日 (土)

「Beautiful Islands ビューティフル アイランズ」

Beautifulislands  南太平洋のツバル、イタリアのヴェネチア、アラスカのシシマレフ島。
 この3つの島に共通しているのは、気候変動の影響で、近い将来に消えてしまうかも知れないという危機に直面していることだ。
 ふ~ん。
 いや本当に申し訳ないけど、遠い外国で50年先かもしれない将来のことなんて、ど~でもいいですよ。
 はい、すいません、行動範囲がめっちゃ狭い人間なんです。
 さらに心はもっと狭い。
 まあ、ちょっとこの映画を観たタイミングが悪かったかなあ。
 だってゲリラ豪雨の真っ最中なんだよ。
 いきなり凄い量の雨が降ってきて浸水するんだよ?
 台風なら進路や来る時期もわかるので、対策もできるのだけど、ゲリラ豪雨なんかいきなりで状況もわからないからタチが悪い。
 情報が来た時はもう終わってるというような感じだ。

20100723
 そう考えると、どっかの遠くの国で、ましてや遥か先に水没するなんて全く問題なし。
 そりゃあ子供の頃は水に浸かっている町が楽しそうだと思ったけど、濡れてダメになったものの費用なんか物凄い金額だし、意外に当事者だけが知っていることだけど、下水も浸水するから臭いんだよね~。
 この映画はナレーションとか音楽がない。
 おそらくシンプルな映像が逆に心に響くと考えたのかもしれないが、多くの人はそんなこともわからず退屈だと感じていると思うよ。
 監督は海南友子。
 是枝裕和がエグゼクティブプロデューサーなので観にいったんだけど、ちょっと時節柄タイミング悪かったなあ。
 ヴェネチアを見て「007/ムーンレイカー」や「007/カジノ・ロワイヤル」を思い出した。
 将来は貴重な記録フィルムになるんだろうなあ。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月16日 (金)

「ハウルの動く城」

Howls  「千と千尋の神隠し」以来3年ぶりの宮崎駿監督の新作は90歳の老婆に変えられた少女と美青年の恋を描いている。
 声の出演はハウル役に木村拓哉、ソフィー役に倍賞千恵子(B82-W59-H84←1966年時)、荒地の魔女役に美輪明宏などで、相変わらず「声優グランプリ」に出てきそうな<本職の声優>は出てこない。
 自分は今の声優はうまいと思っていないので、映画やTVで活躍する俳優を起用する方法はありだと思っている。
 話題であり懸念されていたキムタクの声は思った以上にうまく、ハマり役で、必ずしも話題作りだけではないと感じた。
 倍賞千恵子は少女時代と老婆をうまく演じており、実はこんなに若い声を出せるとは思わなかった。
 最初、倍賞千恵子が声の出演で出ると聞いた時、団子屋で仕事をしながら「ハウル、今頃どうしているのかしら」と言うと、トランクを持った腹巻姿のハウルが歩いているシーンをイメージしたが、映画では見事そんなイメージは払拭している。
 主題歌も彼女が歌っている。
 倍賞千恵子の歌は自分的には「宇宙大怪獣ギララ」の主題歌以来のような気がするが、よくよく調べてみると、レコード大賞新人賞をもらっている人なのを知った。
 美輪明宏は「もののけ姫」の時よりも良くて、特に今回荒地の魔女が普通の年寄りになってからが妙にうまい。
 そして何よりマルクル役の神木隆之介が良い。
 子供の声の時はきばりすぎていることが多いのだが、彼はきわめて普通だ。
 「千と千尋の神隠し」の坊の声の時は、まあこんなもんかなあと思っていたけど、今回は大変うまくハマリ役。
 そういえば、彼は「キリクと魔女」にも声の出演をしている。
 「キリクと魔女」といえば、昔、「全編、チンポ放り出しているアニメが公開されてるぞ」と言われ、いそいそと観にいったんだけど、そりゃあアフリカの原住民の話だからそうなんだよね(遠い目)
 我修院達也は昔、郷ひろみの物真似やってたし、「千と千尋」の蛙もうまかったからOKだけど、原田大二郎って犬の声でほとんどセリフらしいものは何もない、どっちかというと「チキチキマシン猛レース」のケンケンみたいな感じだけど、あれでよく出演OKしたなあ。
 この作品は宮崎駿の映画としては、珍しく賛否両論に分かれると思う。
 話がわかり辛く、色々な要素は提示されるが詳細な説明はしていない。
 期待してしまう宮崎アクションもそれほど目立つものはなく、多くの観客は居心地の悪いものを感じるかもしれない。
 とはいいながらも、今までの宮崎アニメの要素は詰まっていて、最初のハウルとソフィーの空を歩くところなんか、「カリ城」の三段跳びだし、話の全体的なイメージは「ラピュタ」や「魔女の宅急便」だし、小道具は「千と千尋」っぽい。
 自分はこの映画を恋愛映画であり、家族の映画であり、老人介護の映画として大変面白かった。
 不親切にみえる展開だが、おそらくこの映画は考えるのではなく感じる映画で、不思議なことに観終わった後は結構じわじわ来るものがある。
 一見、女性向かなと思っていたが、とんでもない話で、実は大変男性向きの話で、この映画の恋愛の描き方は男の考え方である。
 そして、あまりにもファンタジーのセオリー通りに進んでおり、普通ならもっと嘘臭くなったり、いかにもな展開になるはずなのだが、うまく昇華のさせている。
 特にラストのキスシーンは、ファンタジーの定番とはいえ気恥ずかしくなく描いている。
 物語の背景に戦争と言うものがあり、この映画の根本は<戦火の恋>なのだが、実は戦争は言うほど描かれていない。
 いわゆる戦争はいけないというというのを強調しているわけでもなく、どちらかといえば、学生が就職して出て行く社会のような描き方であり、だからこそ動く城に集まってくる人々が家族となっていくところに共感を覚えるのだ。
 だって電話一本で終わってしましそうな戦争だしね。
 そして何よりも城の造詣と動きがすばらしい。
 動きそうもないものが動いているのだけれど、動き具合に説得力がある。
 いや、もちろん全編手放しで面白いと言うわけでもない。
 最後に明かされる案山子のいきなりの正体には、ツッコミは入れたいしね。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月15日 (木)

「プレデターズ」

Predetors  自分は比較的余裕がある時は釣りに行くのだが、年に1~2回は釣り堀に行くことがある。
 この映画を観て、釣り堀に行きたくなってきた。
 1987年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演作に登場して以来、人気キャラのプレデター。
 エイリアンとも戦い、20世紀フォックス地球外生物夢の共演も果たしている。
 そしてさらにパワーアップしたプレデターの登場だ

 何故かよくわからないが、ジャングルにいる8人の男女。
 CIAの凄腕スナイパーやロシア特殊部隊の隊員、さらにはヤクザや死刑囚と立場は違えど、共通点は戦闘と殺しの達人だ。
 やがて、彼らがいるのは、地球ではなくどこかの惑星でであることがわかる。
 さらには、そこはプレデターの狩猟場であり、彼らは狩猟を楽しむために連れてこられた獲物だったのだ…。

 いつも地球にやってきては人間を狩りまくるプレデターだが、たまにはお膳立てされた場所で狩りを楽しみたい。
 つまり、今回はプレデターの釣り堀の話なのだ。
 釣り堀には鯛が放流されているのと同じように、人類最強の殺し屋集団が集められており、それを狩るというもので、この映画を観て自分が釣りにいきたいと思ってしまうのも責めることもできないだろう。
 でも結局最強の人間は1作目のシュワちゃんなので、彼を越えるのは難しい。
 それに集めた人間が特殊部隊とか仕方ないとしてもヤクザって発想が中学生レヴェルすぎだろ。
 いきなりお互い知らない者達がジャングルにいるというツカミはOKだったのだけど、話が進むにつれて釣り堀とわかってきたら急に面白くなくなってきた。
 本能の赴くままのエイリアンと違って、プレデターは見た目が不細工なだけで、文明はあるし極めて文化人で、人間を狩るのが好きなだけであり、これはもう魚を釣るのが好きと変わらない。
 ひょっとしたらプレデターの星では「釣りバカ日誌」みたいな映画があって、会社ではダメ社員だが、地球人を狩るのが三度の飯より好きな主人公のドタバタ劇があるかもしれない。
 出演はエイドリアン・ブロディや、トファー・グレイス などちょっと微妙なキャスティングだが、一番の有名所はマトリックスシリーズでお馴染みローレンス・フィッシュバーンだろう。
 さぞかし重要な役回りかと思って期待していたら、釣り堀の主みたいな存在で、最終的には武器を補充する係にしかすぎなかったのにがっかり。
 監督はツッコミ所満載の正統派B級映画「アーマード 武装地帯」のニムロッド・アーントル。
 しかし、多くの映画ファンはロバート・ロドリゲスが製作なので、期待しすぎてしまうんだろうなあ。
 おそらくプレデターがいれば話は何でもありなので続編はすぐにできると思うぞ

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月14日 (水)

「レポゼッション・メン」

Repomen  「銀河鉄道999」は鉄郎とメーテルが機械の体を無料でもらえる星に行く話だが、結局は機械の体より限りある命だからこそいいんだみたいな展開になっていく。
 その当時はそうだよなあと納得していたが、人間ドックの結果や、体が思った以上に動かない現実を知るにつれて、機械の体が欲しいと思ってしまう。
 この映画は機械の体というより、人工臓器が普及している世界の話だ。

 ユニオン社の人工臓器で延命が可能となった近未来。
 しかし、人工臓器は高額なため、人々はユニオン社が用意する高利のローンを組まなければならい。
 滞納した場合は、ユニオン社の回収人であるレポメンが、有無を言わさず強制的に人工臓器を回収していく。
 ユニオン社の腕利き回収人であるレミーと相棒ジェイクだが、レミーは妻がこの仕事に反対のためやめる決心をしていた。
 最後の仕事で機器の故障がが原因の事故で気絶したレミーが目覚めると、彼の身体にはユニオン社の高額な人工心臓が埋め込まれていた。
 やがて返済も滞り、ついには自分がレポメンから追われる身となってしまう…。

 健康に自信がない自分としては、人工臓器欲し~と真剣に思ってしまう。
 いや年老いたご両親をお持ちの人なんかもっとそう思うはずだ。
 強制で無理矢理臓器回収よりも、寿命が伸びているので、細く長く金利を取った方がいいと思うし、定期的に専門店で更新しないとダメみたいな設定にしておいた方がいい…って何を真剣に考えてるんだか(笑)
 生きながらにして臓器をえぐって回収する人間が、回収される側となって追いかけられるというサスペンスを楽しむべきものであって、臓器ビジネスを真剣に考える映画ではない。
 主人公が何故人工臓器をつけられることになったかという謎解きもあり、これに関してはちょっと疑問なところもあるのだが、最後のオチが途中で予想はつくとはいえ面白い。
 まあ細かいことはいいんだよっつうことで。
 出演はジュード・ロウ、フォレスト・ウィテカー。
 監督はミゲル・サポチニク…ってすいません、全く知らない人です。
 人工臓器いいなあと思っていたら、劇中に好きな夢を見ることができるという「コブラ」のトリップムービーみたいな機械も出てきて、望めば死ぬまで自分の好きな夢を見ていられるらしい。
 う~ん、自分としては人工臓器よりもこっちの方が欲しいと真剣に思う。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月13日 (火)

「逆襲!スケ番☆ハンターズ~地獄の決闘~」

Img7090916250001  3年ぶりに帰ってきたアサミは、師匠でもある猪熊のバーに行くが、立ち退きを迫る地元ヤクザ小龍会によっ様子が変わっていた。
 猪熊はアサミを初代やくざハンター美樹のアパートに隠すが、小龍会の用心棒アキラにより、美樹は息子と共に殺される。
 さらには猪熊のバーも焼かれてしまう。
 愛する者を失ったアサミは小龍会への復讐を誓う…。

 その昔、東映に女番長やら女囚さそりなどの不良少女(といっても演じる女優はいい年齢)のシリーズがあったが、この映画はそれを現在に復活させようとしている。
 歴史に残る名画にはならないが、プログラムピクチャーとしてその時代に観た映画が現在に蘇るのは悪くない。
 しかし、その場合、パロディに徹するか、過去の作品をもとにさらに昇華させるかのどちらかが理想的だ。
 この映画はパロディっぽいが、ピンキー映画を現代風に昇華させているところがある。
 その意気込みは伝わってくるのだが、映画としての流れが悪い。
 そのため、テンポが悪く、悪い意味での自主映画っぽいのだ。
 例えば、フィルムの紛失シーンがあるのだが、「プラネット・テラー in グラインドハウス」だとテンポがあるので、いきなりそういう場面になった途端にその映画の元ネタが、2~3本立てB級映画ということを思い出させて滲み出る笑いがあるのだが、この映画の場合、さらにそのコピーであり、紛失したフィルムに何があったかと想像を巡らせるものでもないので面白みがないのだ。
 話ネタは面白いのに、うまく生かされていない感じがして惜しい。
 主演の亜紗美(B86-W58-H84)はいかにも不良少女にいそうな感じがしてナイスキャスティング!
 共演は一時期ホラーの女王だった三輪ひとみ(B84-W56-H82)。
 しかし、熟女好きは、年の割りには胸が豊満な吉行由実 (B90-W62-H90)をチェックしてもらいたい。
 監督は奥田真一。
 この手の映画は嫌いじゃないけど、客席でバカ笑いしている輩は困る。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月12日 (月)

「アデル/ファラオと復活の秘薬」

Adele  あれ、リュック・ベッソンってもう監督はやらないって言ってなかったけ?
 やっぱりデマか。
 だって新作が公開されているくらいだしね。
 つうことでアデってきました~。

 時は1911年。
 ジャーナリストのアデルは、仮死状態の妹の命を救うため、王家に伝わる復活の秘薬を入手しようとエジプトに来ていた。
 しかし、宿敵のマッドサイエンティストのデュールヴーに邪魔されてしまう。
 一方、パリではジュラ紀に絶滅した翼竜プテロダクティルスが現われ、人々を恐怖に陥れていた…。

 女版インディ・ジョーンズを期待すると脱臼するくらい肩透かし。
 あえていうとアクションらしいアクションは最初の方のエジプトにアクションのみで、残りはゆる~いコメディが続いていく。
 さすがに監督が映画界の中学生リュック・ベッソンの映画だと考えれば想定範囲内なのかもしれない。
 しかし、ベッソンって「レオン」以降はダメな映画ばっかりで、特にここしばらくは中学生の考えそうなバカ映画ばっかり。
 さらにヒロインが不細工な奴ばっかりで、この映画のヒロインを演じるルイーズ・ブルゴワンは歴代のベッソン映画ではまだ比較的美人かもしれないが、それでも微妙だ。
 まあそれ以前に、インディ・ジョーンズやハムナプトラなどの映画をパクったような感じなのに、劣化コピーにしかなっていない。
 中学生や高校生がお父さんのビデオカメラで自分の好きな映画を真似みたいな映画で、文化祭ならOKかもしれないが、商業映画ではいかんだろ(笑)
 結局、こんだけ大騒ぎして妹を救うためって他人に迷惑かけすぎだっちゅうの。
 もちろん、登場人物が動くための、何が何でもの度合いが高い程に映画は面白くなっていくのだけど、この映画はアデルが妹を救うために何をやってもいいとう条件が成り立っていないし、その妹もあんなギャグの設定では主人公を応援できんでしょ。
 とりあえずベッソンには期待しないけど、「96時間」とか「パリより愛をこめて」のようなヨーロッパ・コープ制作の他の監督作品には期待しているので、彼らのプロデュースだけに専念してくれ。
 続編もできそうな終わり方だけど、監督がベッソンなのは勘弁してほしい。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月11日 (日)

「トイ・ストーリー3」

Toystory3  おもちゃの持ち主のアンディも今や17歳。
 おもちゃで遊ぶこともなくなり、大学へ進学するため引っ越しの準備が進んでいた。
 アンディの一番のお気に入りだったウッディだけが引っ越し先へ持って行かれるが、他のおもちゃたちは屋根裏部屋に片付けられることにはずだったが、手違いでゴミに出されそうになる。
 アンディにがっかりした彼らは託児施設に行く決心をする。
 しかし、そこはおもちゃを破壊する凶暴な幼児がいて、たたきつけられたり落書きされたり、バラバラにされたりして、正におもちゃの地獄だった。
 託児所から唯一人脱出に成功してアンディの家に向かおうとしたウッディだったが、仲間たちに危険であることを知り、アンディのところにいくか、仲間を救いにいくのか究極の選択に迫られる…。

 誰しもいつかはおもちゃを卒業しなくてはいけないことが前提として話を進めているが、すいませ~ん、全く卒業してませ~ん。
 昔買った超合金のブレーンコンドル(当然ミサイル紛失)がまだ家にありま~す。
 昔集めたシールとかも普通にありま~す。
 卒業するどころか、大人になってなまじ金があるので迷いもなく好きなもの買ってま~す。
 腰が太くて巻けないのに仮面ライダーのベルトも買っちゃいました、テヘ。
 おそらく日本にはこんな卒業どころか留年しまくりの大人が沢山いると思う。
 しかし、そんなマイノリティーは無視し、一般的に考える大人になったらおもちゃで遊ばないことが前提となっている。
 1作目から14年、2作目から11年ぶりの新作。
 しかしブランクを感じさせない。
 逆にそれを生かしてアンディが大人になったという設定が面白い。
 子供は純粋に楽しみ、大人は昔の自分を観ているようで懐かしく感じるだろう。
 特にアンディと同じ年齢で、リアルタイムで1作目と2作目を観た人は感無量かもしれない。
 アクションも盛り沢山で笑いどころもあり。
 個人的にはバービーとケンが笑えた。
 日本人だとリカちゃんの方が人気だけど、やっぱりアメリカはバタ臭いバービー人形が人気なんだなあ。
 さりげなくトトロもいたけど。
 監督は今回が長編単独デヴューのリー・アンクリッチ。
 声の出演は自分が観たのは吹替版なので、トム・ハンクスの声がどうとか言えないけど、吹替版は悪くなかった。
 3Dで観たけど、全くもって3Dの必要はなし。
 もうそろそろ3Dでなくてもいいかなと思い始めている自分なのさ。
 
 

参加してます。よろしくで~す
   

 

 
 

2010年7月10日 (土)

「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」

Hangover  笑いはその国の言葉や文化による違いがあるので、必ずしも本国で大ウケでも日本で笑えるかどうかはわからない。
 解説されて状況がわかっても笑うことはできない。
 だからコメディを楽しむには今以上の国際化が必要であることは言うまでもない…っていきなりしめてどうするの?
 この映画はDVDでスルーされるはずだったのに、ゴールデン・グローブ作品賞をもらってしまったので劇場公開が決まったらしい。
 当然DVDは発売延期になってしまったので楽しみにしていた人はがっかりかもしれないが、自分はあまりDVDは観ないので、逆に知らないで終わった可能性もあるので良かった。

 結婚式を目前に控えた花婿を連れてラスベガスへ繰り出したはいいが、翌朝は前夜に何をしたか全く覚えていないくらいの二日酔い。
 部屋に赤ん坊と一頭の虎がいて、花婿の行方不明、
 一体何があったのか?
 とんでもない証拠品だけを頼りに消えた花婿を探しだせるのか!?

 昔はアメリカの結婚式事情というのがよくわからなかった。
 特にブラインドメイドは本国ではそれだけでドラマができてしまう程なのだが、日本ではほとんど浸透していない。
 逆に外国人が結納を知らないのと同じかもしれない。
 そして、結婚を控えた花婿のために男友達が集まってハメを外すというのも定番で、それだけでドラマができてしまう。
 いわゆるバチェラー・パーティーというやつだ。
 自分はトム・ハンクスの映画で初めてその存在を知った。
 そこで「アメリカンヒーロー」のTVスペシャルでラルフ・ヒンクリー先生が結婚前に友達とストリッパーを呼んで乱痴気騒ぎをしていたの理由がやっとわかった次第だ。
 おそらく、アメリカの日常では普通のことなんだろうなあ。
 正直、異常に盛り上がっているクリスマスとか、仮装し練り歩くハロウィンとか、ちょっと日本人には理解ができない(笑)
 この映画の面白いところは、乱痴気騒ぎが中心ではなく、その後に話を持ってきて、ミステリー仕立てにしているところだろう。
 何しろ、普通に騒いだ後なら絶対にありえないことばかりが次々起こっているのだ。
 それらがどうしてそうなったかが謎解きされていくので、最後まで目が離せない。
 これは脚本のうまさだと思う。
 記憶喪失といっても、二日酔いという誰しも経験しそうなのが逆に緊迫感が出ている。
 自分も日本酒飲み過ぎて、ゲロまみれで倒れて警察にご迷惑をかけたことがあるが、そこに至るまでの記憶がすっぽ~んとないので、この映画が他人事に思えないのだ。
 もっとも人に迷惑をかける酒は最低なので慎むように。
 酔っているから何でも許されるわけでもないのだ。
 出演は、ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス、ジャスティン・バーサなんだけど言われてもピンと来ない。
 それよりも脇役の最強の大物の出演に驚いた。
 あと、ヘザー・グラハムの老けっぷりに。
 監督はトッド・フィリップス。
 彼の「スタスキー&ハッチ」を観たかったんだけど、DVDスルーってどうよ?
 往年のスタハチファンに失礼だろ!(ひっそり公開されていたらすいません)

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月 9日 (金)

「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」

Tumetai  な、長いよ、タイトル。
 かつては腕利きの殺し屋で、今はパリのフランス料理店のオーナー・コステロには、マカオに中国人と結婚した娘がいる。
 ある日、何者かが、彼女をの家を襲い、夫と2人の子供を殺害、娘も瀕死の重症で入院してしまう。
 娘の復讐を誓ったコステロは、偶然、宿泊していたホテルで3人組の殺し屋と出会い、彼らに復讐を依頼する。
 やがて確実に犯人を追い詰める3人組みとコステロの間に友情のようなものが芽生えてくる。
 しかし、コステロは過去に頭に受けた銃弾がもとで記憶障害になっており、この復讐さえも急に忘れてしまう可能性があるのだった…。

 久しぶりに男汁出まくりの映画。
 ここ最近、こういう映画を観ていなかったので嬉しい。
 今の時代、こんな奴いねえよというツッコミは甘んじて受けよう。
 確かに、この映画に出てくるような男はいない。
 何しろ友情のため、損得を考えたら損することが大きいことをしてしまう。
 例えば、昔の松本零士先生の漫画を読んで、今だと微妙なものを感じてしまう時がある。
 本当ならそれに近いものを感じるはずなのだが、スタイリッシュなアクションがそれを感じさせない。
 むしろ、ベタであるはずの男の友情、プロフェッショナル魂、仲間との絆が、実用性とは程遠い芸術的な銃撃戦で許せてしまうし、むしろかっこいいとさえ思えてくるのだ。
 やっぱり、監督が「エグザイル/絆」のジョニー・トーだしなあと納得してしまっている。
 出演もアンソニー・ウォンだしね。
 香港・フランス合作なので、フランス人としてジョニー・アリディが出演。
 まあ、個人的には彼の存在はいいとしても、記憶障害の話はいらないと思う。
 あ、だからといって全面否定ではないので念のため。
 アウトロー達の戦いとはいえ、殺しを家庭に持ち込まない徹底ぶりが笑えるけどかっこいい。
 乾いた銃の音が腹に響くので、劇場で観ることをオススメ。
 まあ今のホームシアターは下手な映画館より良い音響なんだけどね。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月 8日 (木)

「SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~」

Sr2  予告編の「宇宙人かよ、お前」が面白かったので観にいったら、きちんとした青春映画だった「SR サイタマノラッパー」。
 その続編ができたことには驚いたが、舞台は埼玉から群馬に移り、主演は女子ラッパーで、前作のIKKUとTOMは申し訳程度の出演だ。

 今は亡き伝説のラッパー・タケダ先輩に憧れ、彼が生前に繰り広げたという伝説のゲリラライブの聖地を探して群馬にやって来た埼玉のラッパー、IKKUとTOM。
 そこで自称タケダ先輩の一番弟子のアユムは、IKKUとTOMを見てラッパー魂が再燃!
 高校時代に結成していた5人組ラップ・グループ“B-hack”を復活するべく、かつての仲間たちに声を掛けてる。
 しかし、借金まみれの旅館を継ぐ者、ソープ嬢、アユミでさえも家の蒟蒻工場で働き、それどころではなかった…。

 IKKUとTOMは本当に出演時間が少なく、実は出演しなくても話は成り立ってしまう。
 もはや続編というための目印にしかすぎないのだ。
 とにかく見ていて痛々しいのは前作と同じだが、女子の場合はもっと痛々しい。
 女性蔑視だと怒られそうだが、女のピークは振り返れば17歳から25歳前後が一番無敵の時であり、その時期に何もないとそれ以外の人生は下り坂だ。
 この映画の女子ラッパー5人も一番楽しかったのが高校時代の文化祭で、その後はプロになるわけでもなく、群馬という何もない田舎でくすぶっていく。
 現実はラップで訴えたところで何も変わらない。
 伝説のタケダ先輩の跡地でライヴをやるにしても、費用はバカ高く、意味があるのかどうかは微妙だ。
 女は結婚があるからいいという人もいるかもしれないが、そこに至るまでや、結婚した後も大変なのだ。
 より好みしている場合ではないけれど、より好みしないでどうする?と問い返したい。
 話は二番煎じの感じは強いが、青春のどん詰まり感は1作目より遥かに出ていると思う。
 監督は前作に引き続き入江悠。
 長回しは健在だが、不思議とそれを感じさせないのが良い。
 最後は明らかに日本全国(おそらく田舎)を回る気満々で、男はつらいよ化を狙うのかも(笑)

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月 7日 (水)

「ロストクライム -閃光-」

Lostcrime  三億円事件は、その鮮やかな手口と、事件が未解決のため、多くの人々が事件の全貌に想像を膨らませている。
 特に時効直前になると、あらゆるメディアで特集を組んでいた。
 特に漫画はここぞとばかりネタにしていくる。
 自分が思い出すだけでも「少年ジャンプ」では「1、2のアッホ」や「こち亀」でネタにされていた。
 テレビだって、時効直前まではワールドカップくらい盛り上がっていた。
 時効が成立すると、あっと言う間に興味は薄れ、今や過去の歴史的犯罪の一つとなって伝説化しつつある。
 この映画は三億円事件の真実を追う刑事たちの話だ。

 隅田川で絞殺死体が発見される。
 出世したい若手刑事・片桐は、定年間際の刑事・滝口とコンビを組まされて事件を調べるのだが、上層部の指示も無視して勝手に動く溝口には困ってしまう。
 やがて、滝口から殺された男は三億円事件の最重要容疑者の一人だったことを告げられる。
 ところが、これが警察組織を揺るがす事実とつながっていく、
 さらにはフリージャーナリストの宮本も絡み、何故、三億円事件が解決しなかったかが明らかになっていく…。

 世の中には想像力を刺激する面白い未解決の事件が多くの存在する。
 それらを状況証拠を元にいかに話を作っていくかがクリエイターの腕の見せ所だ。
 例えば初期の「ゴルゴ13」は、ケネディ大統領の暗殺の犯人が彼ではないかと匂わす話がある。
 今も連載しているので、デューク東郷ってどんだけじじいなんだよ?と思ってしまうが、当時としてはタイムリーなネタだったのだ。
 この映画は、最初から最後まで三億円事件に話を絞っているので、最後まで興味深く最後まで観ることはできた。
 少なくとも中途半端だった「初恋」よりも自分的には好きだ。
 この映画での三億円事件の真相は、当時の容疑者をかけあわせて新しい要素を入れた感じで、状況の作り方がうまく納得してしまう。
 そして、本来なら解決しているはずなのに時効を迎えたかについてのハッタリも面白く、ひょっとしてと思わせる説得力もある。
 ただ残念なことに、登場人物が若手の刑事と初老の現場一筋の刑事などのテンプレートで、特に若手刑事がどうして何もかも犠牲にして三億円事件の真実を追うのか心理的な動きがうまく描かれていない。
 そのため、観ていて居心地が悪いのだ。
 若手刑事を演じるのは渡辺大、老刑事役は奥田瑛二。
 しかし注目は、川村ゆきえ(B87-W59-H87)、烏丸せつこ(B87-W57-H86)、かたせ梨乃(B92-W61-H89)という新旧巨乳女優夢の共演で、特に川村ゆきえは渡辺大に無理矢理やられたりして文字通り体を張っている。
 ここらへんは写真週刊紙でも特集されていたかもしれないが、やっぱり動いているのを見るべきだろう。
 若手に負けじとかたせ梨乃もお色気シーンがあるが、大きなBCGの跡が年齢を感じさせる(泣)
 監督は「誘拐報道」の伊藤俊也。
 やっぱり全編に漂う何故今更三億円事件?という雰囲気があるのも確かだ。
 やはり映画と言えども時代との合致は必要だ。
 それを越えるだけの力がこの映画にはないのが惜しい。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月 6日 (火)

「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」

Od3  かつては絶好調だったフジテレビだが、ここ最近は映画の興行成績もイマイチの作品もあり、さらには本業のテレビ放送の広告収入が落ちてきている。
 しかし、フジテレビには他局がうらやむ最強コンテンツがある。
 それが「踊る大捜査線」だ。
 再放送をすれば、下手な新作ドラマより視聴率を取るし、映画も1作目と2作目ともに100億円を越える興行成績。
 うまく小出しにしていけば、細く長い商売になる最強コンテンツだ。
 そして、もしもの時は新作という最終兵器があるわけなのだが、今がその時期なのか、劇場版最新作が登場!
 
 あれから7年。
 青島は強行犯係係長に昇進し、新湾岸署への引っ越しを仕切っていた。
 開署式まで3日と迫っている中で、銀行の金庫破りやバスジャック事件が発生、さらには青島やすみれらの拳銃が3丁盗まれ、連続殺人事件もへと発展していく…。

 さすがに大ヒットシリーズの新作ということもあって、劇場は満席状態!
 レギュラー出演者はもちろん、TVシリーズのゲストやスピンオフの登場人物も登場してお祭り状態になっている。
 しかし、さすがに7年という時間は大きく、熟成というよりも腐りつつあったのではないかと思ってしまう。
 正直、期待しすぎたのかあまり面白くない。
 制作側としては、かつてのノリでやろうとしているのだが、完全に時代からずれた感じがしてしまう。
 当時は新しいと思ったものが、今回の新作までに他のドラマや映画で再構築し発展して、いつの間にか本家が追い越され古くなってしまったのだ。
 登場人物を演じる役者も年を取りすぎた感があり、それは「まだまだあぶない刑事」を観た時にも感じた寂しいものが漂っている。
 もちろん、時代や演じている俳優の状況に合わせた話を作り演出をすればいいのだが、張り巡らされた伏線が中途半端に回収されたりするので大変テンポが悪い。
 その最大の失敗が青島の病気の件で、1作目の焼き直し感が強く、かといってうまく昇華しているわけでもないので、伏線とオチのもっていくタイミングが悪く、泣けないし笑えないしどっちつかずで困ってしまうのだ。
 さらにTVシリーズでは最先端っぽかったパソコンを使った犯罪も、時代が追いつき今では湾岸署レヴェルで解決しそうな感じでもなく、一方では掲示板の書き込みとか今更なものもあったり微妙だ。
 相変わらず小ネタはテンコ盛りだが、制作サイドのあまりのどや顔が鼻についてしまうし、自分もそういうのを楽しむ年齢でなくなったのかもなあ。
 いやもちろん、自分はTVシリーズも映画も好きなので、あの雰囲気が復活しているのは嬉しいのだけど、ちょっと違和感を感じた。
 主演は言うまでもなく織田裕二。
 レギュラーの深津絵里(B83-W57-H83)、ユースケ・サンタマリア、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁…なのだが、スリーアミーゴスはともかく、織田や深津は本当に年とったと思った。
 織田との仲が悪いと噂の柳葉敏郎は出ないかもと思ったが余計な心配だった。
 ただ、織田とのツーショットは少しだけだ。
 これらのレギュラーの他に新しく和久さんの甥の役で伊藤淳史、警視庁刑事部捜査一課管理補佐官警視役で小栗旬が出ている。
 和久さんを演じていたいかりや長介が亡くなったのでCGで出てくるという噂は嘘でした。
 さらにスピンオフの内田有紀(B82-W58-H83)が青島の部下になっていて、寺島進が演じる木島丈一郎もちょっとだけ登場。
 実は自分は彼らのスピンオフはあまり面白いと思わなかったんだけどね。
 監督は。「UDON」、「少林少女」、「曲がれ!スプーン」とはずしっぱなしの本広克行。
 この人、シチュエーションコメディが好きみたいだが思うほどにうまくいってない感じがする。
 その最たる映画の「曲がれ!スプーン」の劇中テレビスタッフが湾岸署にいたけど・・・どうでもいいや。
 とりあえず、今までのシリーズをおさらいしていくとより楽しめる。
 しかし、庵野秀明が「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」で、焼き直しではなく、さらに面白く昇華したのに、一番影響を受けていたこのシリーズがレヴェルダウンしているのは残念でならない。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月 5日 (月)

「こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」

Komadori  「オバケのQ太郎」で正ちゃんが、何かにつけて「~がやってくるヤァヤァヤァ」と言っていたが、これはもちろん連載当時「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」という映画が公開されていたからなのだが、当然、この映画のタイトルもそれにあやかっている。
 双子の演歌歌手として一世を風靡し、70歳を越える今でも現役で活躍するこまどり姉妹の並木栄子(姉)と並木葉子(妹)を追うドキュメンタリー。
 双子の芸能人というと、怪獣映画の好きな自分はザ・ピーナッツとリンリンランランを思い出すが、こまどり姉妹は名前は知っていても、何を歌っているかあまり知らない。
 人に歴史ありというか、こまどり姉妹も怒涛のごとく激しい人生を送ってきている。
 1938年2月16日、北海道で炭鉱労働者の父親の下に双子として生まれ、敗戦まで樺太で育つが、終戦後は帯広市→釧路市と炭坑町を転々とし、銭函で借金が払えず夜逃げ。
 1951年に上京して、父親に連れられ、三味線を片手に流しをして、1959年にスカウトされてデヴュー。
 人気がピークの1966年、公演中の葉子を18歳の男が舞台に駆け上り刃物で刺した。
 ところが、犯人は栄子のファンで、結婚してもらえなかったので心中しようと考えたが、間違えて刺している時点で、愛情が全く感じられない
 それ以上に昼の連ドラでありそうな双子とりかえネタもリアルだと怖い。
 葉子は重症だったが、なんとか復活。
 その後、両親が死んだり、栄子の癌、脱税問題など「娼婦と淑女」のような波瀾万丈名な人生を送ることになる。
 映画は二人のインタヴューとリサイタルのMC、彼女らの歌を交えて展開していく。
 よくある編集方法とは言え、イメージ映像の使い方もうまいし面白い。
 そして昨今では珍しいフィルムでの撮影も評価したい。
 監督は片岡英子。
 キャッチコピーの「これが双子(ふたり)の生きる道」も頓知(←死語)が効いていて面白い!

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月 4日 (日)

「イエロー・ハンカチーフ」

Yellowhanke  山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」をアメリカ映画でリメイク。
 ちょっと前に日本版のデジタルリマスターを観たので、アメリカでどうリメイクされたかが楽しみ。

 時代 1977年→今
 舞台 北海道→アメリカ中南部
 高倉健→ウィリアム・ハート
 桃井かおり(B86-W64-H87←「もう頬づえはつかない」出演時)→クリステン・スチュワート
 武田鉄矢→エディ・レッドメイン
 倍賞知恵子(B82-W59-H84←1966年時)→マリア・ベロ

 話は基本的に同じ。
 アメリカで映画化となると、ちょっと派手になっているので、銃撃戦があったり爆発があったり、刑務所に入った理由が一人死なせたからではなく、一つの町を丸々殲滅に変わっているのかと思ったが、ジョエル・シルバーが作っていないのでそんなことはなかった。
 むしろ、逆に刑務所に入る原因の殺人が、健さんに比べて、過失姓が強い。
 日本版でお馴染みのビールをうまそうに飲んだり、やわらかい布団に嬉しそうに寝る場面はなかった。
 ビールはアメリカ版もあるのだが、、いかにも刑務所出て久しぶりの1杯という切なさが出ていない。
 時代設定が今になっているため、当然のように携帯電話が普及している。
 つまり黄色いハンカチをぶらさげなくても、すぐに連絡がつくという便利な時代になったために、あえてハンカチを使う理由付がいるのだ。
 それに関しては、周りで人が聞いているから等のちょっと強引な理由にしているが、不自然なほどの違和感なし。
 どちらが面白いかというと、思い入れのある分日本版の方が面白い。
 あえて映画化する理由がよくわからず、どう考えても「HACHI」と同じような匂いがプンプンするので困ってしまうのだ。
 監督はウダヤン・プラサッド…って誰?
 日本版の出演者がちょっとだけ出ているが、相変わらずのけだるい喋り方ですぐにわかる。
 この話はどこの国でも作ることができるので、世界のそれぞれの国で作ってほしい。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月 3日 (土)

「劇場版 ブレイク ブレイド 第二章/訣別ノ路」

Bb2  映画なんか1回しか観ないし、そんな金があれば違う映画を観る…という人が多いはず。
 ところが、アニメ映画ファンは違う。
 前売りが複数種類あると全部購入するし、リピートキャンペーンがあって、2回目と3回目のプレゼントが違えば、ちゃんとゲットする。
 「なのは」を観にいった時に、公開して3日目なのに、もう2回目のプレゼントをもらっている人がいて驚いたことがある。
 自分も好きな映画は2回以上観たことがある。
 シネコンが普及する前は入れ替えがなかったので、2回連続で観ることがあった。
 だけど、それは1回の入場料で外に出なければ何度観てもいいというシステムあっての話であって、1回ごとに入場料を支払うシネコンとは違うのだ。
 当然、それだったら違う映画を観ようと思ってしまうのは、普通の考えだろう。
 だけどアニメファンは違う。
 同じ映画を金払って短期間で2回以上観ることなんて、当たり前のことなのだ。
 何しろそういう特典のシステムが成り立つくらいだからだ。
 自分ができることといえばシリーズ物の新作ごとの特典を狙うくらいだ。
 つうことで、なんと生まれて初めてキャンペーン特典をゲットしてしまった。
 1作目を観た時にもらった引換券を2回目の時に出すとフィルムがもらえるというもので、財布に引換券を入れておいて良かった。 (しかし最近多いなあフィルムプレゼント)
Bb2_5  まあ、そんなに目茶苦茶ほ欲しいものではないが、もらえるものはもらうのが自分のモットーだ。
 しかし、DLPで上映しているのにフィルムというのも若干違和感がないこともない。
 さて、肝心の映画の方だが、大変面白い。
 戦争の理由付がきちんと説明されているのに感心。
 この手の話は申し訳程度の理由で戦っていることが多いが、架空の世界の話なのに戦争の理由が政治的に筋が通っている。
 さらにライガットは、ゼスの部下リィの一騎打ちが迫力満点で、これだけでも観る価値ありである。
 もっといえばロボットの全速力疾走という珍しいものも見逃せない。
 最後は1作目同様、画面にQRコードを出してデジタル特典ありだ。
 3作目が早く観たいのだが、いつ公開するの?

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月 2日 (金)

「マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔」

Kingofpop  妊娠してギャルルがダメになりその時は物凄く叩かれた辻ちゃん(B78-W62-H78←出産前)だが、子供を産んだ後はカリスマママとして大活躍!
 これはイメージ戦略がうまくいったからだろう。
 同じように、マイケル・ジャクソンもあれだけ色々なスキャンダルを巻き起こして叩かれていたのに、亡くなった途端に物凄くいい人になっている。
 最初は2週間限定だった「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」が予想以上のヒットで、すぐにDVDも発売されているのに、今でもどこかで上映されている。
 特に命日前後は大盛り上がりだ。
 当然、2匹目のドジョウを狙うのは当然だろう。
 この映画はマイケル・ジャクソンが、生前、信頼するマネージャーらに依頼し撮影された貴重なフィルムらしい。
 故郷に帰ってきて周囲の人達との触れ合ったり、バースデイ・パーティーで御機嫌なマイケルの様子を見ることができる。
 マイケルの日常を見たいファンにはたまらないものがあるかもしれない。
 しかし、「THIS IS IT」と同じように音楽を期待すると超肩透かしである。
 何故なら彼の楽曲は1曲も使われていないからだ。
 基本はマイケルをひたすらヨイショしているだけで、ファンが「アイラブマイケル」を連呼しているのを繰り返しているだけなのである。
 それも同じ人のセリフをバラして編集しているだけなのだ。
 真剣つまらない。
 どれくらいつまらないかというと、他人の家のホームビデオを2時間近く見せられていると思えば、わかるだろう。
 いやもうマイケルの凄さは「THIS IS IT」で十分わかったし、実は彼の素顔なんかどうでもいいっつうか、あの白い顔が素顔ではないだろう。
 自分が観たいのはプロのパフォーマーとしての彼だし、映画館の大きなスクリーンと腹に響く音響設備でライヴが観たい。
 もうドキュメントは飽きたよ。
 あきらかに便乗ダメ映画の極みなので、この映画を観るくらいなら、違う映画を観る方か、家で寝ていた方が良い。
 ひょっとしたら寝ていて見る夢の方が面白いかもしれない。
 本当にマイケル信者以外はかなり辛いと思う。

参加してます。よろしくで~す
   

2010年7月 1日 (木)

「宇宙ショーへようこそ」

Uchuishoheyoukoso  金のなかった学生時代は映画は入場料が高かったので、観る映画を絞り込んでいたのだが、その反動が来たのか今は時間の都合さえあえば片っ端から適当に何でも観ている。
 だから観る映画を選ぶため資料だった映画雑誌を読むのはやめた。
 予告編と自分の今までの映画経験で何とかなるしね。
 ところが、中にはどういう人達をターゲットにしているかわからない映画もある。
 この映画もそうで、予告編は一度も観ていないし、タイトルは、科学館や博物館で上映している教育用アニメのように思える。
 しかし、上映時間が136分で、レイトショーもあるわけで、ちょっと判別がつかない。
 
 全校生徒わずか5人の小学校では、夏休みになると子どもたちだけで合宿を行うのが恒例となっていた。
 行方不明になった飼育しているうさぎを探して裏山に行った彼らは、巨大なミステリーサークルを発見。
 そこにいた怪我をしている一匹の犬は、なんとバウバウ大臣(藤子先生の漫画で喋れる犬の話があったんだよ)のように話すことができる。
 実は犬に見える宇宙人で、遥か彼方の惑星プラネット・ワンからやって来たのだ。
 怪我を手当してくれたお礼に5人を宇宙へ連れてってくれるのだが…。

 後で調べたら第9回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞作「かみちゅ!」の舛成孝二監督の初の劇場版らしい。
 しかし、自分は「かみちゅ!」を観たことがないので、この監督がどれくらい凄い人なのか全く知らない。
 正直、子供たちが宇宙人に連れられて宇宙旅行…ってどんだけベタな話なんだよ?と思って観ていたら、これが意外に面白い。
 この手のベタ、というか王道の話を作るというのは相当演出の力がないとできないことを実感。
 物語を構築する時にキャラを立たせなくてはならないので、性格が違うけど仲良しみたいな設定があるが、実際には性格が合わないと必要以上のつきあいはしない。
 だからこそ、必然性を持たせなくてはいけない。
 しかし、この映画の5人の子供は年齢も性格もバラバラであり、普通なら一緒に動かすには、説得力のある設定が必要なのだが、田舎の分校の生徒で恒例の全校合宿、大人は合宿中はやってこない=宇宙人が来ても平気…などの至極単純だが筋が通っている設定がうまい。
 その後なら宇宙だろうがどこにいってもOK!
 言葉や重力などの面倒臭い設定も、科学的にはどうかはわからないが、うまく処理しているので違和感がない。
 アクションは迫力満点だが、一方では子供にありがちな微妙な心理をうまく描いている。
 例えば、ぎくちゃくしている従姉妹の関係とか、ああなるほどと思ってしまうのだ。
 子供達を演じるのは、本当にその役に近い年齢をキャスティングしたらしいが、よくありがちなきばった演技でなくて良い。
 しかしそれ以上に、「クレヨンしんちゃん」のヒロシでお馴染み藤原啓治の演技のうまさを改めて感じた。
 おそらく、公海2週目あたりから一気に上映回数が減りそうだが、見逃すのには惜しい正統派SFなので、お見逃しなく!

参加してます。よろしくで~す
   

« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »