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2010年6月19日 (土)

「幸福の黄色いハンカチ デジタルリマスター」

Shiawasenokiiroihannkachi  DVDが普及し、好きな映画が安くいつでも好きな時に観ることができる現在、名画座の数が少なくなっていくのは当然だろう。
 映画館で旧作を上映する場合、はレンタルと同じ値段か、DVD化されていないものが動員しやすい。
 しかし、映画ファンを動かす最大の呪文、それはデジタルリマスターだ。
 別に何が追加されたりしているわけでもないし、ひょっとしたらDVDにするためのついでかもしれない。
 だけど、何かを期待してしまうのだ。
 「幸福の黄色いハンカチ」はあまりにも有名で今更説明する必要もないだろう。
 オチだって、ダース・ヴェイダーが誰の父親かと同じくらい有名だ。
 自分は最後に観たのが「水曜ロードショー」での放送だから、細かいところなんかすっかり忘れていて逆に新鮮なものがあった。
 さすがに映像は美しく、もしこれが当時のフィルムだったら赤っぽく劣化していただろう。
 しかし、何より驚くのは出演者の高倉健、倍賞千恵子(B82-W59-H84←1966年時)、桃井かおり(B86-W64-H87)、武田鉄矢、渥美清が目茶苦茶若け~
 「座頭市THE LAST」ではすっかり婆さんの倍賞千恵子だが、この時は色っぽくて若い。
 もっとも本当の彼女の凄さはシリーズ1作目の「男はつらいよ」を観れば、彼女が松竹のアイドルだということがわかってしまう。
 とにかく目茶苦茶かわいいのだ。
 失恋した花田欽也(武田鉄矢)は真っ赤なファミリアを購入し、フェリーに乗て、北海道へいく。
 失恋したのでセンチメンタルジャーニーというわけだ。。
 彼の部屋に貼ってあるポスターがランボルギーニ・カウンタックなのに涙。
 そういえば、当時はスーパーカーブームだったなあ。
 北海道にやってきた欽也は女の子をナンパしまくりで、とりあえず朱美(桃井かおり)という女をゲット!
 一方、網走刑務所からは、刑期を終えた島勇作(高倉健)は、久しぶりのビールとカツ丼、ラーメンを食べていた。
 自分も服役はしていないが、随分昔に入院していたので食事制限をしていた。
 退院してからの外での飯が何よりもうまかったのだが、健さんの演技はそれが切実に表現できていてびっくり!
 この3人が偶然知り合い一緒に旅をすることになる。
 これでもかというくらいファミリアが目立っている。
 世界的タイアップ映画と言われている007シリーズでもここまでは徹していない。
 道を走っていると公開当時の様子がよくわかる。
 さすがに公開されてから33年経っているので、現在と生活が微妙に違うことを感じる。
 店先でコカコーラとファンタの看板はやたらめったら見かけるが、ペプシの看板が見えたのは一回だけだった。
 当時のコーラは、王冠の裏にスーパーカーが印刷してあって、当たりがでると立体ポスターがもらえたりしたので、子供達が飲みまくっていた。
 あとすっかり忘れていたけどハイシーの看板なんか今よっぽど田舎でも見かけるかどうかだ。
 缶ジュースもプルトップじゃないしね。
 3人で旅館に泊まるのだが、健さんが柔らかい布団に嬉しそうに寝てたのが、刑務所の寝床が堅いことを思わせる。
 当然、欽也は朱美を旅館で口説こうとする。
 その時の朱美のセリフが決まって「キスだけ」というのが火星田マチ子みたい…ってあれは「Bまでなら」か(笑)
 途中でヤクザっぽい男と小競り合いがあるのだが、演じているのがたこ八郎。
 今はお亡くなりになり、最後の方は「だこで~す」としか言ってない感じがするのだが、この映画の彼の動きを見れば、元ボクサーであることがわかるくらいパンチにキレがある。
 途中で勇作が車を運転するのだが、検問で引っ掛かり無免許であること、その理由が服役中に更新できなかったからということが欣也と朱美にわかってしまう。
 彼の無免許運転は、連行先に当時の事件の担当係長がいて、何とかしてくれる。
 ちなみに係長を演じているのが渥美清で、当時は「男はつらいよ」シリーズ以外の映画にもちょこちょこ出ていた。
 勇作の素性はわかっても3人で旅を続けることになる。
 そこで欣也と朱美は勇作の過去を知ることになる。
 実は、スーパーのレジ係だった光枝(倍賞千恵子)と不器用なため話をするのに半年以上かかっていることや、やっとの思いで結婚したが、実は彼女がバツイチ&流産経験あり、そのことでやけになって喧嘩したら相手が死んで刑務所に入ったことなど。
 ちなみに光枝が妊娠したかどうかを勇作に知らせる手段が、庭の竿に黄色いハンカチをつけておいたというのが、この映画のタイトルの元になっている。
 今だったらメールがあるので、この話は成り立たないかもしれない。
 服役中の勇作は、面会に訪れた光枝に離婚を申し出る。
 彼女は若いし美人だし、今のままだと不幸なので、自分と一緒にいるよりいいだろう、何しろ不器用な男ですから。
 しかし、そうはいいながらも、勇作は出所した時に光枝に葉書を出していた。

 もし、まだ1人で暮らしていて、待っててくれるなら黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ…云々みたいなことを書いて。

 そんなわけで、ハンカチがあるかどうかが後半の最大の緊迫感なわけだ。
 まあ、この出演者で、光枝が猟奇殺人で死んでいたなどの終わり方はしないんだけどね(笑)
 意外にハンカチがあるかどうかを引っ張るかと思いきや、意外にあっさり見せてしまったのには驚いた。
 あれ、こんなだったかなあと思ったが、実はハンカチよりも、光枝の反応にポイント置いていたことがわかった。
 引いた絵で彼女が泣き崩れる様子の方が効果的だ。
 久しぶりに観て、この映画が当時の賞を総なめしたのはわかるような気がした。
 映画の再評価もさることながら、さすがに初公開から33年経つと、当時の状況の解説がないとわからないかもしれない。
 健さんが武田鉄矢にやたらと「大将」と言っているが、これは武田が「あんたが大将」を歌っていたことが前提となっている。
 ピンクレディーの話題が出てくるのは、当時としては当然で、キャンディーズと比較されることが多かったのは映画の中の会話からもわかる。
 車もミラーが窓についていないし、ほとんどミッションだったはずだ。
 映画というのはタイムマシンでもあることをつくづく感じる。
 監督は今更説明するまでもなく山田洋次。
 今回のデジタルリマスター版の公開劇場は少ないが、今観ても面白いので全国順次公開して多くの人に観てもらいたい。

参加してます。よろしくで~す
   

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