「ボックス!」
高校アマチュア・ボクシング部を舞台に、怠け者で勝気な天才肌の体育科の高校生と、彼に誘われてボクシングを始める進学科の少年という幼馴染みだが性格が対照的な2人が、ボクシングを通してお互い成長していく!
実は予告編を見た時に「キッズ・リターン」の焼き直し?と思ったり、どちらかが体を壊してボクシングをやめなくてはならないというベタな話かと思ったりして、正直全く期待していなかった。
ところがボーダーが低かったせいか栄光と挫折を描いた真っ当なスポ根青春映画だった。
おそらく、予告編のミスリードで相当損をしている。
ボクシングの場面も思った以上に悪くなく、むしろ迫力はあったと思う。
天才は努力しなくても手に入れているから捨てるのも簡単、だけど努力して手に入れたものはすぐに捨てれない…みたいなセリフは妙に説得力があった。
そして、残念なことに若い時はそれがわからない。
まあ、そううことを考えるのが年とった証拠かな(苦笑)
勝気な天才肌の高校生を演じる市原隼人が、役にドンピシャに合っていて、実は自分的には彼の主演映画に「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」以外に当たりなしだったのだが、これは久しぶりの当たり!
共演の高良健吾は役柄上どうしても「キッズ・リターン」の安藤政信と比べてしまうのだが、市原とのバランスを考えると悪くない。
ヒロインの谷村美月(B80-W56-H80)、妙に肥えてしまったのだが、これは劇中で市原に「ブタ」とか言われているので役作り…だと信じたい。
監督はここ最近は連続的に監督作品が公開されている李闘士男。
意外に面白かったので同じボクシング映画で山下智久が主演の実写版「あしたのジョー」は期待…できるのか?
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