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2010年5月 7日 (金)

「息もできない」

Ikimodekinai  言葉よりもすぐ手が出る借金の取り立て屋と、気の強い女子高生。
 どちらも父親に対しての愛憎を抱え込んでいた…。 ポスターや宣伝だとヤクザと女子高生の恋愛物っぽく見えてしまうのだが、そんな話ではない。
 もし、ベタな話を期待して観にいってしまうと痛々しい暴力描写と生々しい感情表現で圧倒されてしまう。
 とにかく全編に渡って緊張感が漂っており、それはいつ出てくるかわからない暴力ではなく、いつ爆発するかわからない感情である。
 父親への許し難いと同時に許したい複雑な借金取り立て屋の感情、心を病んだ父と、グレた弟への女子高生の感情、さらには借金の取り立て先の崖っぷちの人々などを含めて、ギラついているのだ。
 そして、それらは映像を通して痛い程伝わってくるものがあり、殴られている場面よりも、痛く心に響いてくるのだ。
 ふらふらしている手持ちカメラは気持ち悪くなるので好きになれないが、剥き出しの心と緊張感を出すためには効果的だ。
 韓国映画にありがちな因果な人間関係も、ベタな展開にしていないのが良い。
 監督のヤン・イクチュンは韓国インディー映画界で俳優として活躍してきて、これが長編初監督らしい。
 女子高生役のキム・コッピは、初々しいなあと思ったら、実年齢が24歳なのには驚いた。
 昔のビニ本のモデルとは違うなあ。
 ぺ・ドゥナでもそうだけど、20歳を越えても女子高生役が無理のない女優はいることを改めて認識。
 ちょっと前まで、もう韓国映画を観るのはやめようかなと思っていたら、「クロッシング」やこの映画のような作品が出てくると、やめれないので困ってしまうのだ。

参加してます。よろしくで~す
   

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