「陰獣」
江戸川乱歩といえば子供の頃は、少年探偵団や怪人二十面相の小説だが、中高生になるとエログロ小説も執筆していることも知る。
そのイメージを定着させたのは「土曜ワイド議場」だろう。
必ずエロシーンが盛り込まれているために、エロビデオが普及していなかった時代に重宝していた人は多いはず。
しかし、全部観ているわけにもいかないので、助平シーンを算出するため、乱歩の小説を読んだ人も多いだろう!
「陰獣」は、かつてあおい輝彦と香山美子で映画化されており、香山のヌード目当てで観た人も多いはず。
そして、今度は「エマニエル夫人」の国フランスの監督が映画化となれば、興味を持つのは当たり前だ。
日本の推理小説家・大江春泥を敬愛するフランス人作家アレックスが、新作のプロモーションのために来日。
その時に大江と会いたかったが、人前に姿を見せない大江に会うのは無理だった。
そんな中、京都を訪れたアレックスはフランス語を話す芸妓と出会う…。
フランス人が作っているので、フランス語を話す芸妓とか無理無理なところもあるが、そこらへんはお約束ということで軽く流そう。
出演はブノワ・マジメル、「ローグ アサシン」や「MW」などの海外が舞台の時に出てくる石橋凌。
そして、ヌード要員に源利華…って誰?
自分は異国の人が描く日本に興味を持って観にいったのだが、さすがに今の時代に「007は二度死ぬ」のようにはなるわけもなく、「土曜ワイド劇場」のような普通でちょっと無理目のサスペンスで終わってしまった。
ちょっと残念!
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