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2010年5月21日 (金)

「イヴの時間 劇場版」

Timeofeve  21世紀になれば、月面基地とロボットは当たり前のように存在していると思っていたが、実際には月面基地以前に普天間基地が問題となっており、ロボットは工場には存在するが、人型は万博の受付にいたくらいだ。
 昔は、人間そっくりなロボットと友達になれたらいいなあと思っていたが、いつの間にか自分に都合のいい便利な異性のロボットがいないかなあと気持ちが変遷していった。
 おそらくこの思想に最も近いのがオリエント工業のラブドールなのだが、ある意味実用性はあるものの、一緒に外に連れていくには、まだまだ根性がいる。
 おそらくどっから見ても人間と見分けがつかなくなるまでは無理だろう。
 この映画はアンドロイドが家電として扱われる近未来の話だ。
 この世界のアンドロイドは頭上のリング以外は人間と全く変わらない外見だ。
 そのためアンドロイドに特別な感情を抱く人もいて、ドリ系と言われている。
 高校生のリクオは、自宅で使っているアンドロイドのサミィの行動記録の中に不審な文字列があることに気づく。
 親友のマサキと、行動記録を頼りにいきついた場所は人間とロボットの区別をしないというルールの喫茶店「イヴの時間」だった。
 そこではアンドロイドは、リングを外し、人間と見分けがつかなくなっている。
 そこで知り合った常連客と交流するうちにリクオのアンドロイドへの考えが変わっていく…。
 思った以上に面白い。
 アンドロイドが生活に根付いたらこんな感じなんだろうなあというリアルさが全編に漂っているのだが、いかにもなSF的未来世界ではなく、あくまで生活感あふれる設定が良い。
 それでも、ロボット三原則とかアシモフの時代からの定番ネタをきちんと取り込んでいるのが良い。
 確かに今でも二次元のキャラにのめり込む人がいるくらいだから、アンドロイドに入れ込む人は絶対にいるだろう。
 だからといって、それをキモいの一言で片付けているわけでもなく、前向きに扱っているのに好感が持てる。

 第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
 第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
 第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

 ロボット三原則は、一種の愛情物語に変換できるということがよくわかったし、このアニメが紛れも無くそれをテーマにした傑作だ。
 監督は吉浦康裕で、ネットで配信していたアニメを再構成したらしい。
 う~ん、これはオリジナルの方も観なくては。

参加してます。よろしくで~す
   

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