「アーマード 武装地帯」
イラクから帰還した元軍人のタイは、今は現金輸送の警備会社に努めている。
ある日、同じ職場の仲間から現金強奪計画の仲間に入るように誘われる。
チーム6人で協力し、現金輸送車で運ぶことになっている4200万ドルを強盗に襲われたことにしようという計画だ。
死んだ両親の残した家が差し押さえにあい、弟の養育にも金が必要なタイは犠牲者が出ないことを条件に計画に乗るのだが、当然この手の話でうまくいくはずがなく、目撃者の殺害を皮切りに悪い方向に話が進んでいく…。
予想どおり、何が何でも金が欲しい連中と、警察に自主しようという主人公の攻防戦が展開するのはいうまでもない。
外から強い装甲車なので、当然中に閉じこもっていれば安心、でもいつまでもそんなところに居られない。
さらに定時連絡でばれる前に現金強奪は終えたい。
この四面楚歌の状況をいかに打破していくかが見所。
もちろん、現金輸送のやり方が雑だったり、コースはずれた時点ですぐにわかるだろ!とかツッコミ所はあるのだが、出演者がくせ者揃いで、まあこいつらなら仕方ないかなと思わせてしまうのが凄いところだ。
何しろマット・ディロン 、ジャン・レノ、ローレンス・フィッシュバーン、フレッド・ウォード…って、違う意味で豪華!
マット・ディロンなんか懐かしすぎて涙出ちゃったよ。
つうかこれが80年代なら「ロードショー」で思いっきり盛り上げてくれるはずだ。
そして、すっかり名優なのに、何故かB級作品出演が多いジャン・レノ、「マトリックス」以外に印象が薄いローレンス・フィッシュバーンなどが出演している。
しかし、自分が何よりも嬉しかったのがフレッド・ウォード。
好きだったんだよ~、「レモ/第1の挑戦」。
残念なことに第2の挑戦はなかったけど、せめて日本語吹替版DVDは出て欲しい。
サントラも好きだったけど簡単に入手できそうもないんだよねえ(泣)
ところが、これだけのメンツが揃って主人公を演じているのが誰か知らないのは申し訳ないとしかいいようがない。
監督はニムロッド・アーントルという、これまた誰か知らない人で、これ程デートに向かない映画も珍しい。
つうかそもそもこの映画は年寄りのおばちゃんは出てきても若い女性が出てきていない。
普通いるよねえ、お色気要員。
これじゃあ誰相手にしている映画か全くわからないが、こういう男汁出まくっているのがたまにはいいんだよなあ。
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