「アリス・イン・ワンダーランド」
う~ん、実は子供の時に「不思議な国アリス」も「鏡の国のアリス」も読んだのだけど、実は全く面白いと思えなかった。
何しろ、英語独自のシャレが翻訳するとうまく伝わらないし、注釈でギャグや説明されてもすっかり冷めてしまう。
また、イギリスの生活文化がちょっとわかりにくく、当然ご当地文学なので極東の島国の読者に気を使うわけがない。
実は子供の童話なのに、英語の理解力とイギリスの生活文化の知識が必要とされるのである。
しかし、際だった登場人物や独自の世界観は面白く、モチーフにした作品が多いのは当然だろう。
話は「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」を基に、19歳に成長したアリスの新たな冒険を描いている。
「アバター」を観にいった時に、本編よりもこの映画の予告の猫が出てくる時が一番どよめいたので、期待して観にいった。
IMAXは迫力があるのだが、映画そのものは思った以上に立体感のある場面が少なかったのが残念。
相変わらずアリスの不思議ちゃんっぷりは健在だが、さすが19歳になると、ただの痛い奴になっている(笑)
話は小説を読んでいることが前提で話が進んでいる。
正直、面白いかどうかといわれれば微妙で、小説と同じで根本的なところで何か伝わらないのだ。
まあこれは文化的な相違か。
どちらかというとIMAXの3D映像を観ることが最優先で、話は「不思議の国」と「鏡の国」の後日談としてはうまく練られていると思う。
出演はミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ。
ジョニー・デップってどんな素顔だったかわからないくらいメイク顔ばっかだなあ。
監督がティム・バートンなので、いくらジョニデ目当てで一般受けする展開を期待する方が間違いかも。(それでもバートンにしてはまだ万人向けだけど)
しかし、訳で帽子屋がマッドハッターと言われているのには若干抵抗がある。
ここらへんは小説に倣ってもいいんじゃないの?
« 「第9地区」 | トップページ | 「名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「アリス・イン・ワンダーランド」:
» アリス・イン・ワンダーランド [小泉寝具 ☆ Cosmic Thing]
アメリカ
ファンタジー&アドベンチャー
監督:ティム・バートン
出演:ミア・ワシコウスカ
ジョニー・デップ
ヘレナ・ボナム=カーター
アン・ハサウェイ
【物語】
白ウサギと遭遇したことによって不思議の国へと迷い込んだアリス...... [続きを読む]
» アリス・イン・ワンダーランド [だらだら無気力ブログ]
ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を基に ヒロインのアリスが19歳に成長し、再びワンダーランドに迷い込んで冒険 する様を描いた冒険ファンタジー。 監督は『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートン監督。 ヒロインのアリス..... [続きを読む]
» 現実もまたワンダーランド。『アリス・イン・ワンダーランド』 [水曜日のシネマ日記]
童話「不思議の国のアリス」のその後を描いた作品です。 [続きを読む]
» 現実もまたワンダーランド。『アリス・イン・ワンダーランド』 [水曜日のシネマ日記]
童話「不思議の国のアリス」のその後を描いた作品です。 [続きを読む]
» アリス・イン・ワンダーランド [★YUKAの気ままな有閑日記★]
「もはやジョニーじゃないっ」初めてジョニーがマッドハッターの扮装をしている写真を見た時に叫んだ私。だけど、映画はと〜〜〜っても楽しみにしていましたティム・バートン監督のアリスの世界ってどんなだろう?って思って。まず公開初日に一人で2Dでじっくり観て、それから家族でゆっくり3Dを観よう―なんて計画してワクワクしていました―【story】19才のアリス(ミア・ワシコウスカ)は、うさぎの穴からアンダーランドと呼ばれる不思議の国(ワンダーランド)に迷い込んでしまう。この世界の住人たちは、皆アリスを知ってい... [続きを読む]
» アリス・イン・ワンダーランド [LOVE Cinemas 調布]
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」、「鏡の国のアリス」をベースにその後のアリスの新たな冒険を描いた作品。『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートン監督とジョニー・デップの7度目のコンビによる不思議なファンタジーが魅力だ。主演のアリスを『ディファイアンス』のミア・ワシコウスカが務める。ヘレナ・ボナム=カーターやアン・ハサウェイといった豪華な共演陣も注目だ。... [続きを読む]
» アリス・イン・ワンダーランド [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
『アリス、戦う─ワンダーランドの運命を賭けて。』
コチラの「アリス・イン・ワンダーランド」は、ルイス・キャロルの「不思議な国のアリス」と「鏡の国のアリス」をベースに、その後のアリス(ミア・ワシコウスカ)の冒険を描いた4/17公開のアドベンチャー・ファンタ....... [続きを読む]
» アリス・イン・ワンダーランド [風に吹かれて]
ようこそティム・バートンランドへ公式サイト http://www.disney.co.jp/movies/alice監督: ティム・バートン「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」をベースにした、オリ [続きを読む]
» アリス イン ワンダーランド [映画の話でコーヒーブレイク]
本作は絶対見るぞーっと、初めて前売り券なるものを買いました。
前売りを買うと¥1300で、いろんな特典が付くんですね。
7種類のストラップから一つ選べます。赤の女王をゲット!
でも・・・前売りを買うとネットで座席確保ができず、当日行って窓口で席を確保しなくっちゃぁならないんですね。
本作のような人気作品は早めに行かないと席を確保できませ〜ん{/hiyo_shock2/}
もう前売りはや〜めた。
{/m_0080/} {/m_0081/} {/m_0082/} {/m_00... [続きを読む]
» 映画「アリス・イン・ワンダーランド」甘くないワンダーランドにアリスが再び転がり落ちた [soramove]
「アリス・イン・ワンダーランド」★★★★
ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ主演
ティム・バートン 監督、109分、
2010年4月17日公開、2009,アメリカ,ディズニー
(原題:Alice in Wonderland )
→ ★映画のブログ★
どんなブログが人気なのか知りたい←
『不思議の国のアリス』の続編をティム・バートンが
こんな楽しい映画にした。... [続きを読む]
» [映画『アリス・イン・ワンダーランド(日本語吹替版)』を観た] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆正直、期待していなかった。
理由は二点。
先ずは、『アリス』の物語は、そもそもが、子供が読むと摩訶不思議な世界を楽しめるのだろうが、理由を求めたがる大人にとっては、非常に不条理で物語を楽しむものではないからだ。
それで、映画として2時間を持たせるのは辛いだろう、と。
続いて、これは、少女アリスの物語の続篇体裁で、つまり、成人したアリスが出てくるのが「永遠の少女」でなくてはならないアリスの物語には不似合いだと考えたのだ。
しかし、面白かった。
記憶に残らずとも、夢の物語として... [続きを読む]
» 「アリス・イン・ワンダーランド」 [ひきばっちの映画でどうだ!!]
「アリス・イン・ワンダーランド」
ユナイテッドシネマ豊島園にて。
原作・ルイス・キャロル
監督・ティム・バートン
ティム・バートン監督がルイス・キャロルの原作「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」を基に、実写とモーションキャプチャ(現実の人や物体の動きをデジタル的に記録する技術)によって作り上げたオリジナル・ダーク・ファンタジーであります。
アリスを演じるのは、オーストラリア出身の新星、ミア・ワシコウスカ(脱力系とでも申しましょうか、いい味出... [続きを読む]
» アリス・イン・ワンダーランド 予習しとけばよかった〜 [労組書記長社労士のブログ]
【{/m_0167/}=18 -6-】 予習が必要だった。
「ふしぎの国のアリス」は、自分自身が子どもの頃に映画を見た覚えはあるし、娘が小さい時にディズニーの絵本を何度も何度も読み聞かせたことがあるが、正直、もう内容はほとんど覚えていない。(その娘とは昨夜大喧嘩(怒)←上の娘)
梅田の東宝シネマズでは、3Dしか選択肢がなかった(・_・、)
『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートン監督とジョニー・デップが、映画史上最も摩訶不思議な世界への扉を開く。ルイス・キャロルのあまりにも有名な小説「... [続きを読む]
» アリス・イン・ワンダーランド [C'est joli〜ここちいい毎日を〜]
アリス・イン・ワンダーランド10:米◆原題:ALICE IN WONDERLAND◆監督:ティム・バートン「チャーリーとチョコレート工場」「スリーピー・ホロウ」◆出演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ◆STORY◆想像力....... [続きを読む]
» 「アリス・イン・ワンダーランド」ああ、こりゃ楽しい~! [シネマ親父の“日々是妄言”]
[アリス・イン・ワンダーランド] ブログ村キーワード
“ジョニー・デップ&ティム・バ-トン 7度目のコラボ!”「アリス・イン・ワンダーランド」(ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ・ジャパン)。「不思議の国のアリス」の映画化ではなく、正確にはその後日談をオリジナル・ストーリーで映画化。相変わらずの“ティム・バートン ワールド”全開の映像世界に、吾輩もうクルンクル~ンでございましたわ。
19歳のアリス(ミア・ワシコウスカ)は、パーティー会場で、亡父の会... [続きを読む]
» アリス・イン・ワンダーランド [to Heart]
世界はもう、マトモではいられない…。
原題 ALICE IN WONDERLAND
製作年度 2010年
上映時間 109分
製作国・地域 アメリカ
原作 ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』/『鏡の国のアリス』
脚本 リンダ・ウールヴァートン
音楽 ダニー・エルフマン
監督 ティム・バートン
出演 ミア・ワシコウスカ ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム=カーターアン・ハサウェイ クリスピン・グローヴァーマット・ルーカス
声の出演 アラン・リックマン マイケル・シーンティモシー・スポール... [続きを読む]
» 『アリス・イン・ワンダーランド 3D字幕版』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト「アリス・イン・ワンダーランド」□監督 ティム・バートン □脚本 リンダ・ウールヴァートン □原作 ルイス・キャロル □キャスト ジョニー・デップ、ミア・ワシコウスカ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ■鑑賞日 4月22日(木)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> ティム・バートンは日本のコントが好きで、密かに志村けんのバカ殿がきっと好きなんだと思う(笑) それは、ジョニー・デップの白... [続きを読む]
» アリス・イン・ワンダーランド [Movies 1-800]
Alice in Wonderland (2010年) 監督:ティム・バートン 出演:ミア・ワシコウスカ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ、ジョニー・デップ 声:アラン・リックマン、マイケル・シーン、ティモシー・スポール、クリストファー・リー 19世紀の作家ルイス・キャロル作の有名児童小説の後日談を描くファンタジー映画。 19歳になったアリスは再び不思議の国に落ち、旧友達と再会し、自分自身を知ることで、圧政を布く赤の女王と対決する決意をする。 意外に普通のファンタジーで、それなりには面白... [続きを読む]
» 「アリス・イン・ワンダーランド」感想 [狂人ブログ ~旅立ち~]
1865年の出版以来、全世界で愛され続けるルイス・キャロル原作のベストセラー児童文学「不思議の国のアリス」。その後日談を、「シザーハンズ」「チャーリーとチョコレート工... [続きを読む]
» 【99.6Kg】 「アリス・イン・ワンダーランド (3D)」を観てきました♪ [街のクマさん 炎のダイエット日記]
おはようございま~す♪
金曜日、土曜日とブログ更新をしておりませんでした。最近は、もうこういう場合は過去分はスルーしてしまうのですが、今回はきちんと遡って2回に分けて更新したいと思います。... [続きを読む]
» 「アリス・イン・ワンダーランド」 変な子の成長物語 [はらやんの映画徒然草]
何かとタイミングが合わず観あぐねていましたが、やっと観てきました。 大好きな監督 [続きを読む]
» アリス・イン・ワンダーランド [映画、言いたい放題!]
ブログネタ:好きな童話、絵本は?
参加中
「アバター
」で予告を観た時から観たいと思ってました。
「アバター
」よりも3Dが面白かったんですよね。(爆)
原作本の「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」とも
子供の頃、家にありました。
絵本ではなくて、児... [続きを読む]
» アリス・イン・ワンダーランド(感想161作目) [別館ヒガシ日記]
アリス・イン・ワンダーランドは劇場で鑑賞し
結論は満足も結末より仕事驚きだ
内容は6歳の時にの穴に落ちたアリス [続きを読む]
» アリス・イン・ワンダーランド 3D <ネ... [HAPPYMANIA]
ティム・バートン&ジョニー・デップ 最高っっ ティム・バートンの 世界観が好きな方には めっちゃお勧めな 作品しかも 3Dで観るに限るじぇ ワタクシ すっかりめっきりワ... [続きを読む]
» 『アリス・イン・ワンダーランド』が挑戦したものは? [映画のブログ]
意外や、面白い映画だった。
なんて云うと、お叱りを受けそうだが、ティム・バートンやテリー・ギリアムの作品は下手に期待するとはぐら... [続きを読む]
コメント