「処刑山 -デッド・スノウ-」
極寒の冬山を訪れた8人の医学生が、冷凍ゾンビ化したナチスの残党たちに襲われるスプラッター・ホラー。
ノルウェーの映画らしいが、おそらく自分は初めて観ると思う。
ノルウェーというと、性に開放的な国だよなあと30年前の中学生みたいなことを考えていたのだが、明らかにスェーデンとごっちゃにしてますね、テヘ。
ゾンビネタは話が作りやすいのか、多くの作品がある。
その中には傑作珍作駄作と千差万別だが、この映画は間違いなく傑作だ。
医学生なのに頭悪そうな男女の学生が山に遊びにくるというお約束は守りつつも、極寒の雪山という設定で密室状態にし、白い雪で赤い血がよく栄える。
ゾンビも、ナチスというのが、いかにもヨーロッパの国らしいが、世界的にはナチスは絶対的な悪なので、彼らが襲ってきたらいやだが、奴らがやられようとも気にならず気分爽快かもしれない。
意外に笑えるところが多くの、予告でもお馴染み「海にしておけば良かった」のセリフには笑えるが、おそらく海に行けば行ったでヴァイキングのゾンビが来るのは言うまでもない。
こういう映画がひっそり公開されるのは残念だが、ノルウェー映画というだけでハードルが高いのに、ゾンビがナチスで、スタッフや出演者に有名人が誰もいないのは宣伝が難しいから仕方ないんだろうなあ。
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雪山は、臓物(はらわた)の薫り
サべイランス鑑賞後、処刑山を鑑賞。女性客は私以外1名のみでした。やはりこの手の作品は男性ファンが圧倒的に多いようです。女性である私はちょっとおかしいのかしら、、、、。でも結構好きなんですよ(笑)
ノルウェー作品だそうです。そういえば、最近ヨーロッパでもインパクトのあるホラー、サイコという種類の映画が多いですね。最近観たかなり印象的なものは、やっぱりフランスの「マータ―ズ」かしら?本作はマータ―ズのような衝撃的な作品ではありませんが。怖いというより、面白いという感... [続きを読む]
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