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« 「時をかける少女」(2010) | トップページ | 「東のエデン 劇場版 II Paradise Lost」 »

2010年3月19日 (金)

「花のあと」

Hanaato  藤沢周平の短編時代小説の映画化。
 江戸時代、東北の小藩、海坂藩の組頭・寺井甚左衛門の一人娘である以登は、男にも負けない剣の使い手で、一度だけ竹刀を交えた藩随一の剣士・江口孫四郎に密かに恋心を抱いていたが、彼女にはちょっと品のないというか微妙な片桐才助という許婚がいるし、孫四郎にも許婚がいるので、当然叶わぬ恋だった。
 数カ月後、以登のもとに藩命で江戸に向かった孫四郎が大事なお役目で失態を演じてしまい切腹したとの報せが届く。
 しかし、それは藩の重臣、藤井勘解由による陰謀だった。
 以登は、藤井勘解由に敵討ちを果たそうとする…。
 実は原作となる小説を読んでいないので、叶わぬ恋の話かと思いきや、復讐劇だったのはちょっと意外だった。
 さらにいうと女だてらに剣の腕が立つヒロインなので、今時の自由恋愛をしようとする女性の話かとも思った。
 例えていうなら「はいからさんが通る」の紅緒さんみたいな感じを想像していたのだけど、この映画のヒロインは時代と状況をわきまえた女性だった。
 いやはや久しぶりに奥ゆかしい中にも情熱的な時代劇を観ることができて気分が良かった。
 さらに意外だったのは、以登の許婚である片桐才助が人は良さそうだが、大飯食らいでちょっと品性がなく、見た目も微妙なのだが、実は相当な切れ者であり、孫四郎の切腹の原因をつきとめたりして、実は将来的に家老まで上ぼり詰めてしまう。
 おそらく以登の孫四郎への想いも知っているだろう。
 実は大物であり、以登の父親もそれはわかっていたみたいで、彼女だけが後で気づく。
 まあ若さ故といったところかもしれないが、結局本当に好きな人とは一緒になれないが、客観的な女としての幸せは掴めたというのが、妙にリアルで少し泣けるものがあった。
 年とったヒロインの回想という設定が、マッド・マックス2みたいで良いのだ。
 主演の北川景子(B76-W55-H76)は、日本髪と厚い唇が微妙だったのだが、剣士姿はかっこいい。
 実写版セーラームーンの放送時は小松彩夏(B84-W58-H87 )より格下扱いだったが、今や彼女が出世頭になってしまった。
 共演の甲本雅裕は最初はウッチャンナンチャンのナンチャンにしか見えなかった。
 宮尾俊太郎は好青年の役だが、一方では妙に色気がある。
 市川亀治郎は…ごめんなさい、しばらくコロッケだと想ってました。
 監督は「青い鳥」の中西健二。
 そうえいば「青い鳥」もこの映画もある意味いじめがネタになっているのね。
 うっかりタイトルを「ハナノアナ」と言いそうになるのは週刊少年マガジンの「A-BOUT!」を読んでいるからかな・・・ってマニアックでネタすまん。

参加してます。よろしくで~す
   

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コメント

何気に男の子向け映画でしたな。「非モテ」に優しい。

ところで検索フレーズ3位が「スパイダーマン 乳首」になってます(苦笑)

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