2016年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」 | トップページ | 「ダレン・シャン」 »

2010年3月26日 (金)

「アイガー北壁」

Aiga  昔、知人を山の遭難で亡くした。
 死体は見つかっていない。
 おそらく、今も永遠に溶けないであろうどこかの雪の下で眠っているのかもしれない。
 この映画を観た時に、そのことを思い出した。
 ベルリン・オリンピックを目前に控えた1936年夏。
 ナチス政府は国力誇示のため、ドイツ人によるアイガー北壁初登頂を大きな目標に掲げ、成功者にはオリンピックと同じ金メダルを授与すると約束していた。
 登山家として知られてきたトニー・クルツとアンディ・ヒンターシュトイサーの2人は、麓で見物客の色々な意味での期待を背負いながらアイガー北壁への挑戦を開始!
 一方、すぐ後をオーストリア隊が追いかける。
 最初は楽勝だと思われたが、メンバーの負傷や急な悪天候に見舞われ、登頂よりも生き残るための戦いになっていく…。
 アイガーというと、クリント・イーストウッドの「アイガーサンクション」を思い出す。
 自分も昔、登山をしようとしていたのだが、これが本当に命懸けであり、自分の体力と装備で登ることができる山が決まってしまうわけで、思った以上に苛酷だ。
 決まったルートを歩くのが精一杯で、道なき道を行ったり、ましてやこの映画のように岸壁を登るは素人には絶対に無理!
 最初はドイツ版「剣岳」みたいな話かなと思ったのだが、登頂は最初の方だけで、後はひたすら下山を中心に描かれている。
 とにかく観ていて息が詰まってそうであり、ちょっと降りるだけでも物凄く時間がかかるし、暖かい暖房の効いた劇場でも物凄く寒く思えてきてしまう。
 さらに彼らを見守る麓のホテルは暖かく、熱々のスープを飲んだりしており、その対比が、山での苛酷さを際立たせてしまうのだ。
 ほんのちょっと先に見えているのに救うことができない状況は、へたなホラー映画より怖いものがあり、クライマックスの救出劇は観ていて本当に苦しくなっつぃまうのだ。
 出演は、ベンノ・フユルマンとか、ヨハンナ・ヴォカレクとか全く知らないし、 監督のフィリップ・シュテルツェルという舌をかみそうな名前も聞いたことがない。
 見終わった後は、自分が山に登ったような疲労感があった。
 結局、命懸けであろうが、どこまでいっても趣味の世界であり、そこで起こることは事故責任、いや自己責任でしかないのも忘れてはならないことなんだろうなあ。
 おそらく自分の知人もこんな状態だったのかと思うと、いたたまれなくなってしまった。
 

参加してます。よろしくで~す
   

« 「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」 | トップページ | 「ダレン・シャン」 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185540/47910406

この記事へのトラックバック一覧です: 「アイガー北壁」:

» アイガー北壁 [LOVE Cinemas 調布]
前人未到のアルプスの難所・アイガー北壁の初登頂に挑む若き2人のクライマーたちの壮絶な運命を描き出した実話ベースの山岳ドラマだ。出演は『スピード・レーサー』のベンノ・フュルマンと『グッバイ、レーニン!』のフロリアン・ルーカス、『バーダー・マインホフ 理想の果てに』のヨハンナ・ヴォカレクドイツの人気俳優。監督は本作が長編二作目となるフィリップ・シュテルツェル。... [続きを読む]

» アイガー北壁 (試写会) [風に吹かれて]
なぜ登る公式サイト http://www.hokuheki.com3月20日公開公式ツイッター http://twitter.com/eiger_hokuhekiベルリンオリンピック開催直前の1936 [続きを読む]

» アイガー北壁 [ケントのたそがれ劇場]
★★★★  この作品は、ナチス政権下1936年に実際に起こった、山岳史上最大の悲劇を映画化したものである。舞台の中心は、当時前人未到のアルプスの名峰・アイガーだ。ことにこの山の北壁は、高さ1800mの岩壁で、ウォーカーバットレス・北壁、マッターホルン北壁と... [続きを読む]

» アイガー北壁(2008) NORDWAND [銅版画制作の日々]
生きて、還るーーー 久々のドイツ映画は、壮大なスケール作品でした。自然を相手にどこまで闘えるのかしら?なんて思ったけど。。。やっぱり自然ほど怖いものはない、と改めてまた痛感しましたよ(汗)伝説の登山家トニー・クルツの死闘は、こんなに凄かったんだと衝撃を受けましたわ。その昔、登山をやっていました。とはいっても岩壁と万年雪の山への登山経験はありません。クライミングも少し体験したことがあります(笑)それも一日の挑戦でリタイアしたもので。。。。お恥ずかしい話です。あ!そうそう冬山の経験もちょこ... [続きを読む]

» ■『アイガー北壁』■ [〜青いそよ風が吹く街角〜]
2008年:ドイツ=オーストリア=スイス合作映画、フィリップ・シュテルツェル監督&脚本、ベンノ・フュルマン、フロリアン・ルーカス、ヨハンナ・ヴォカレク、ウルリッヒ・トゥクール、ジーモン・シュヴァルツ、ゲオルク・フリードリヒ出演。... [続きを読む]

» アイガー北壁 [映画的・絵画的・音楽的]
 『アイガー北壁』を、ヒューマントラストシネマ有楽町で見てきました。単なる山岳映画ではないということを耳にしたので映画館に行ってみた次第です。 (1)この映画は、第2次世界大戦直前に、アイガー北壁を登頂しようと試みた男たちの物語です。  とりわけ、登頂の最中の迫真的な映像は、山岳映画として素晴らしい出来栄えだと思いました。  比較するとしたら昨年大きな話題を呼んだ『劔岳 点の記』でしょう。  その映画では、陸軍測量部と民間人パーティとが初登頂を競いましたし、本作品では、ドイツ隊とオーストリア隊とが... [続きを読む]

» アイガー北壁★★★★+劇場37本目:過酷な... [kaoritalyたる所以]
3/21に観に行った映画の2本目ですが、これは凄かった!!で、レビューをアップしそびれて、5月に突入してしまいました。普段は観に行った順番を前後して書かないようにしてい... [続きを読む]

« 「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」 | トップページ | 「ダレン・シャン」 »