2016年1月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 「ソフィーの復讐」 | トップページ | 「海角七号/君想う、国境の南」 »

2010年1月20日 (水)

「今度は愛妻家」

Aisai  1978年に「野性の証明」でデヴューし、その後は角川の戦略により着々と人気を獲得!
 1981年の「セーラー服と機関銃」公開前後がおそらく経歴の中ではピークだった薬師丸ひろ子(B80-W60-H84)。
 これまでのアイドルとは違ったタイプであり、例えば最も人気のあった時期に大学受験勉強のため芸能活動休止という前代未聞のことをやってしまったために、頭の悪い中学生の「芸能人になるから勉強なんてしなくていいんだよ」という言い訳を成立させないようにした。
 その後、角川から独立、玉置浩二と結婚→離婚、今はそれなりに地道に女優業を行っている。
 一見、彼女の人気がなくなったようにも思えるが、今までが異常すぎただけで、芸能人としては極めて売れっ子の部類であることは言うまでもない。
 多くの人が彼女が一番かわいくて良かった映画は「セーラー服と機関銃」だというが、自分は彼女が一番魅力的だったのは「メインテーマ」で、映画が面白かったのは「Wの悲劇」だと思っている。
 確かに「セーラー服と機関銃」は興行的に大当たりしたが、玄人受けする映画であり、当時観た人に面白いかと聞かれれば純粋に面白かったと答える人は少ない。
 その理由の多くが相米慎二監督の長回しに居心地が悪かったからで、後に原田知世(B76-W57-H80)のテレビドラマの方が面白かったという人が意外に多い。
 しかし、映画が微妙でも許されているのは、彼女の魅力が全開していたからなのは言うまでもない。
 ちなみに「ねらわれた学園」も異常なヒットだったが、これは同時上映がたのきんトリオの「ブルージーンズメモリー」だったからで、お互いがお互いの人気を利用した企画の勝利であることは今更説明するまでもないだろう。
 そんな彼女も「ALWAYS三丁目の夕日」では母親役を演じており、もうそんな年齢なんだなあと思うと感慨深いものがあった。
 「今度は愛妻家」は、久しぶりに彼女のアイドル時代の片鱗を垣間見ることができる貴重な映画だ。
 かつては売れっ子カメラマンだったが、今は写真も撮らずにダラダラ過ごしている夫と、正に世話女房タイプの妻。
 そんな2人の結婚10年目を描いたもので、最初は夫婦のほのぼの物かなと思いきや、後半の予想しない展開には驚き!
 しかし、それが最大の見所ではなく、その後が本当の核心というのには驚いた。
 そして思い起こせば、それまでのものが全て巧妙な伏線が張り巡らされているのだ。
 それでいて、夫婦の愛情が痛い程伝わってくる。
 これには泣けた。
 薬師丸ひろ子は、若い時と違ったかわいさがあり、彼女が永遠のアイドルであることを認識した。
 共演で、ぐうたらな夫役には豊川悦司との掛け合いも絶妙だ。
 もっともトヨエツの役作りがやりすぎでおしゃれなトニー谷にしか見えないのが笑える。
 しかし、何よりも光っていたのがオカマ役の石橋蓮司であることは言うまでもない。
 間違いなく助演<女優>賞ものだ。
 監督は「北の零年」や「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲。
 色々な意味でもう一度観たい映画だ。

参加してます。よろしくで~す
   

« 「ソフィーの復讐」 | トップページ | 「海角七号/君想う、国境の南」 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185540/47341009

この記事へのトラックバック一覧です: 「今度は愛妻家」:

» 今度は愛妻家 [LOVE Cinemas 調布]
脚本家・中谷まゆみ原作の同名の舞台劇を実写映画化。結婚10年目を迎える夫婦、自堕落な生活を送る元売れっ子カメラマンと、おっとり型の妻を描いたドラマだ。監督は3月に『パレード』の公開も控えている行定勲。主演は『20世紀少年』の豊川悦司、共演に『ALWAYS 三丁目の夕日』の薬師丸ひろ子、同じく『20世紀少年』の石橋蓮司、『彼岸島』の水川あさみ、『ゴールデンスランバー』の濱田岳とベテランと若手の実力派が揃う。... [続きを読む]

» [映画][2010年]今度は愛妻家 [タニプロダクション]
GO [DVD] 出版社/メーカー: 東映 発売日: 2002/07/21 メディア: DVD クリック: 22回 Amazon.co.jpで詳細を見る クローズド・ノート スタンダード・エディション [DVD] 出版社/メーカー: 東宝 発売日: 2008/03/28 メディア: DVD クリック: 50回 Amazon.co.jpで詳細を見る 世... [続きを読む]

» 「今度は愛妻家」大切な人にありがとうと言いたくなる [soramove]
「今度は愛妻家」★★★★ 豊川悦司、薬師丸ひろ子主演 行定勲監督、131分 、 2010年1月16日公開、2009年                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「北見俊介(豊川悦司)はかつては売れっ子のカメラマン、 今は仕事もせずいわばプータロー生活。 クリスマス直前のある日、俊介は妻のさくら(薬師丸ひろ子)に せがまれて沖縄へと2人で出かける。 しかし、その日を境にさくらと俊介に微... [続きを読む]

» 『今度は愛妻家』 試写会鑑賞 [映画な日々。読書な日々。]
かつては売れっ子カメラマンだったが、今や仕事をせずプータロー同然の生活を送る俊介は、健康マニアの妻さくらに日々ニンジン茶を注がれ、子づくり旅行をせがまれていた。やがて、クリスマス直前のある日、二人は沖縄旅行に行くことにするが、その日を境に俊介とさくらに微... [続きを読む]

» 今度は愛妻家(試写会) [必見!ミスターシネマの最新映画ネタバレ・批評レビュー!]
[今度は愛妻家] ブログ村キーワード ↓ワンクリックの応援お願いします↓ おみくじ評価:大吉 2010年2本目です。 【あらすじ】 かつては人気のカメラマンだった北見俊介(豊川悦司)は、今は仕事をせずに、気ままに生きる典型的なダメ亭主。 そんな夫に文句を言いな..... [続きを読む]

» 『今度は愛妻家』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「今度は愛妻家」□監督 行定勲 □原作 中谷まゆみ □脚本 伊藤ちひろ□キャスト 豊川悦司、薬師丸ひろ子、石橋蓮司、水川あさみ、濱田岳、城田 優、井川 遥、津田寛治、奥貫 薫■鑑賞日 1月16日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> 夫婦のことは夫婦にしかわからない。 その切り取った二人の生活に幸せと言える日々はない。 しかしながら、当然のようにひとつ屋根の下で生活する二人のどちらかが欠けたとき、 改めてその... [続きを読む]

» 「今度は愛妻家」 [お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法 ]
(2010年:東映/監督:行定 勲) 中谷まゆみ原作の同名の舞台劇を、若手実力派の行定勲監督により映画化。 世話好きで美しい妻・さくら(薬師丸ひろ子)との結婚生活も10年目、かつては売れっ子カメラマン... [続きを読む]

» 『今度は愛妻家』 [『映画な日々』 cinema-days]
1年間写真が撮れずにいるカメラマン そんな仕事もしないぐうたら亭主に 愛想を尽かした女房は... 【個人評価:★★★☆ (3.5P)】 (劇場鑑... [続きを読む]

» 今度は愛妻家 [映画的・絵画的・音楽的]
 『今度は愛妻家』を渋谷TOEIで見てきました。  どうもなかなか評判が良さそうなので、足を運んでみた次第です。  この映画には、大きく言って問題が二つあるかもしれません。  一つめは、戯曲の映画化という点です。  映画の設定場所が雑司ヶ谷の鬼子母神近くと酷く具体的で、かつ沖縄の海岸をバックにしたエピソードが出てくるものの、わざわざそんな映像を出さずとも済みそうでもあり、また、写真家の家の中の場面が長く、人の出入りが2か所のドアを通じてなされるようなところから(上手と下手でしょう)、どうやら戯曲を... [続きを読む]

» 【映画】今度は愛妻家 [★紅茶屋ロンド★]
<今度は愛妻家 を観ました> 製作:2009年日本 ランキング参加中 ちょっと久しぶりの邦画です。 公開してたときから観たかった作品。大ヒットはしてなかったと思うけど、ちらほら聞く評価はとても良いものばかりで、すごく気になっていました。レンタル新作だったけど、我慢できずに借りてきちゃった。 人気カメラマンだった俊介は、仕事をしなくなって1年。今では浮気を繰り返しダラダラ毎日を過ごすダメ亭主だった。そんなダメ亭主の俊介をいつも世話していた妻のさくらとは結婚10年を迎えていた。 ある日さくら... [続きを読む]

« 「ソフィーの復讐」 | トップページ | 「海角七号/君想う、国境の南」 »