「つむじ風食堂の夜」
小さな食堂を中心に、そこに集う個性豊かな常連客の人間模様を描いた田篤弘の同名小説を映画化。
ちょっとどこか懐かしい感じがする。
この手の映画は、どこか浮世めいたところがあり、登場人物もやたらめったら個性的で、普通に存在したらかなりうざい。
さらにいうとセリフが演劇的で思わせ振りだ。
だからこそ、観る人を選ぶわけで、波長が合えばたまらなく心に残るだろうが、ダメな場合はかなり白けてしまのだ。
自分は残念なことに波長が合わなかったために居心地が悪かった。
なんというか、食堂に個性豊かなといえば聞こえはいいが、性格がてんでバラバラの連中が集まって会話というにがわざとらしいし、それならそれで説得力のある必然性が欲しいなあと思ってしまうのだ。
ファンタジーだということはわかているのだけど、そのための雰囲気というか世界観がイマイチの感じがした。
まあ、おそらく自分だけがそう思っているんだとは十分わかってますからっ。
出演は八嶋智人、月船さらら(B85-W60-H88)、下條アトム、スネオヘアー、芹澤興人、田中要次、生瀬勝久。
監督は篠原哲雄。
本当に良い話だとは頭でわかっているのだけど、自分の心に響かないんだよねえ。
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