「戦場でワルツを」
ババンババンバンバン
は~レバノンノ
1980年代、よくわからない遠い国の戦争だが、新聞やテレビで「レバノン」の名前が出てくるので覚えてしまい、こんな意味のない替え歌を歌っていた小学生は各都道府県に1人はいただろう。
しかし、極東のバカな子供の替え歌以上に当事国は大変なのだ。
この映画は、1980年代のレバノン戦争を題材にアニメーションを使ったドキュメンタリー。
アカデミー外国映画賞を「おくりびと」と競っていたので、どれほどのものか興味があったのだが、あまりにも一般公開が遅い!
まあ公開されるだけマシか。
元兵士の映画監督が自分の失われた記憶を取り戻すために、旧友たちを訪ねていくうちに、自分がサブラ・シャティーラ虐殺事件に関係していることを知る。
記憶の中の戦争は現実と幻想が混在しているが、真実は変わらず心に深い傷を残してしまう。
その境界線がない状況を描く意味ではアニメを使う手法は正解であり、だからこそ現実の様子を写した写真の衝撃は大きい。
ただ、残念なことにイスラエルは遥か遠くの国であり、その複雑な背景は調べてもよくわからない。
だから、自分はこの映画の言いたいことの半分も理解できているかどうかは疑問だ。
しかし、一方ではこの作品がアカデミー賞候補って戦争をテーマにするとノミネートや受賞しやすいのかなあ…って考えるのはひねくれすぎ?
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