「大洗にも星はふるなり」
憧れの女性からクリスマスイヴに会いたいという手紙をもらって、真冬の海の家に来たら自分を含めて6人の男がいた。
彼女の真意は?
海の家の撤去を求める弁護士も現われて、誰が彼女の本命かを決める展開になっていく…。
「キサラギ」と同じように密室劇に近い話で、海の家を中心に極めて演劇的に話が進んでいく。
時々あまりにも演劇的なノリが鼻につくものの、各登場人物のキャラが立ちまくっているので大変面白い!
何故ヒロインが男たちを呼び出したのかという謎を中心に、いかに自分が愛されているかを語る男たちの妄想ぶりが面白い。
さらに真冬の海の家というシュールな場所も良い。
出演は 山田孝之、山本裕典、ムロツヨシ、小柳友、白石隼也、安田顕、佐藤二朗。
その中でも山田の壊れっぷりが面白く、さらに冷静沈着だが笑える弁護士役の安田顕も良し!
佐藤二朗は「幼獣マメシバ」の怪演のインパクトが強すぎて、この映画ではまだまだ薄い。
監督は福田雄一。
ヒロイン役の戸田恵利香(B75-W56-H78)は顔出しせずに、想像におまかせがいいのだが、そうなると映画の売りが一つなくなるし、やっぱ男だらけの映画では商業的にダメなんだろうなあ。
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