「天使の恋」
「恋空」を観た時はあまりの惨さに驚き、その年のダメ日本映画の第1位になってしまったが、その後に出てくるケータイ小説の映画化を観る度に実は、あの無理無理な妄想みたいな話がケータイ小説の形であることがやっとわかってきた。
つまり韓国映画がベタであるのがお約束であるのと同じなのである。
だから運命というご都合主義や、いじめ、自殺、レイプなどはケータイ小説の必要アイテムであり、そういうジャンルなのだ。
だからそれが受け入れられないとケータイ小説の映画化は観ない方が良い。
この映画は「恋空」や「赤い糸」を超えるアクセスを誇るケータイ小説小説の映画化だ。
過去のトラウマから他人を信じることが出来ない女子高生が、ある日、どこか寂しげな大学講師と出会い、運命的に恋におちるが、彼には彼女を受け入れられない理由があった…。
もう思いっきりケータイ小説のお約束を守った話展開!
前半はあまりにもベタすぎて失敗したかなあと思ったが、意外にも後半が恥ずかしながらも純愛映画として話が成立している。
というのも、女子高生が彼を愛する何が何でもの度合いが物凄く高く、「僕の初恋をキミに捧ぐ」でもそうだが、彼女の彼への恋へのボルテージが高くて勢いがあると、何となく許せてしまうのだ。
しかし何よりもヒロインを演じる佐々木希(B80-H58-H82)が目茶苦茶かわいい。
今までガムのCMで踊っているだけかと思いきや、これだけ美しい娘だとは思わなかった。
そして彼女がひたすら愛する大学講師役に谷原章介。
「ラブ☆コン」や「ハンサム★スーツ」で笑わせているイメージが強いので、マジな二枚目役はちょっと意外だった。
共演に「仮面ライダーW」でちょっとうざい山本ひかる(B76-H58-H82)や、これまた懐かしい鶴光が出演している。
監督はこれが長編デヴューとなる寒竹ゆり。
最後は意外な展開でちょっと斬新!
いやもちろんツッコミ所は満載なのだが、ケータイ小説というボーダーの低いジャンルの中では比較的検討していると思うのだけどなあ。
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» 天使の恋 映画館では傘を差さないでね [労組書記長社労士のブログ]
【 64 -13- 1ヶ月フリーパスポート=12 】 日曜の仕事帰りに見た映画。
うっかり気を抜いている時に目にはいると「どきっ!」ってしてしまう、佐々木希のセミヌードが超まぶしいあのポスターの映画。。。
「僕の初恋をキミに捧ぐ」よりももっとマニアックなファン層の映画かもとびびりながら入館してみたら、意外と男女・世代、まんべんない感じで安心した。
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