「わたし出すわ」
このタイトルを聞いて何となくあみんの歌を思い出している世代も多いと思うが、言うまでもなく、それは「待つわ」だ。
森田芳光監督の最新作は、東京からいきなり帰ってきて高校時代の友達の願いを叶えるため、何の迷いもなく次々と大金を出す女性のヒロインの話だ。
大変面白いというか最後まで飽きずに見ることができたのは、ヒロインが何故大金を持っていて、何故湯水のごとく友達のために使うのか?という謎で話を引っ張っているからだろう。
だから前半はかなり引き込まれる展開になっている。
後半の展開には賛否両論だと思うが、自分は悪くないと思っている。
というか、基本的に森田監督の映画の独自の雰囲気が好きなのだ。
出演は小雪(B83-W58-H85)、黒谷友香(B83-W60-H85)、井坂俊哉、山中崇、小澤征悦、小池栄子(B91-W-59-H87)、仲村トオルなど。
ここ最近、小雪と仲村トオルの出ている映画ばっかり見ているような(笑)
小雪の表情の少ない顔はこの映画の役にハマっている。
おそらく、自分だったらどうするだろう?と考える余地を作っている演出なので、人によってはダレてしまうかもしれない。
あと現実味のない雰囲気も、もし大金がもらえたらという妄想話に合っているので、これはこれでありだと思っている自分はおそらく少数派だろうなあ。
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