「白夜」
これは大変つまらない。
映画を観ているのが罰ゲームに思えてきた。
別れた恋人に会うために会社を辞め、リヨンへやって来た女とバックパッカーとして海外を放浪する青年が、赤い橋の上で偶然出会ったて恋に落ちるという話で、メインの出演者は男女二人で、たった1日(実質10時間)の話という条件だが、それこそ演出の腕の見せ所のはずが、全体を通して何がいいたいかがよくわからず、もっと言えば、男女の恋愛が成り立つ展開でもないので、始終居心地が悪い。
登場人物の男女も見ていていやな人だしね(特に男)
しかし、何よりもダメなのは全編揺れまくっている手持ちカメラの映像で、さらにはそれで望遠撮影までしているものだから、大きなスクリーンでは大変気持ち悪く、吐きそうになてしまった。
もちろん意図的なのだが、それにしても観客の身体を不調にさせてまでのものなのかどうかは激しく疑問、いやそれ以前に映画を使ったテロに近いものがある。
上映時間85分という短い時間なのに、できる限りスクリーンを細目で見ながら、早く終わることをひたすら願う映画なのである。
出演は。EXILEのMAKIDAIこと眞木大輔と吉瀬美智子(B80-W59-H86).
この二人は悪くないのだが、二人の演技だけで引っ張るのは無理がある。
監督の小林政広の前の作品「愛の予感」を観た時、あと1回この監督の映画観て同じようなものだったら、これからは絶対に観ないと思ったのだが、さらにつまらないので、おそらくこの監督の映画はもう見ないと思う。
この手の映画を面白いといえるのが、かっこいい映画ファンだろうが、自分はかっこよくなくてもいいので、気分よく映画が観たい。
あと、エンドクレジットで、やたらとプロデューサーの肩書が多いのに驚いた。
« 「さそり」 | トップページ | 「クララ・シューマン 愛の協奏曲」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「A Film About Coffee(ア・フィルム・アバウト・コーヒー)」(2016.01.06)
- 2015年映画雑感(2016.01.05)
- 2015のダメ映画②(2016.01.04)
- 2015のダメ映画①(2016.01.03)
- 2015年日本映画ベストテン(2016.01.02)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
同意!!!!
オレ、吉瀬美智子ファンなんで観に行きましたが、このやるせなさをどこにぶつけていいのか分かりません。観たこと自体が間違いだったのか、と思います。
この映画を面白いと言えるカッコいい映画ファンなんていないんじゃないですか?いたらアホですよ。
吉瀬ファンでも、観てるうちにだんだんヤになってしまいます。鎖骨がいいけど。
なんなんすか、この小林政広ってお方、なめてますよ、客を。海外の映画祭ばっかり行ってる人なんでしょ、そんなに偉いか、海外の映画祭に行くことが。ちゃんと普通に映画撮れよ、と言いたいです。
なんでこんな映画が出来ちゃったんでしょうかね。
投稿: 映画探偵 | 2009年10月 1日 (木) 22時27分