「しんぼる」
2007年北野武の「監督・ばんざい」と松本人志の「大日本人」が同日に公開され、お笑い映画対決と話題になったが、両作品ともどうしようもないつまらなさで、自分は当時、この2本をハシゴして観てしまい大変気分がブルーになってしまい、間違いなくその年のダメ映画のランク入りをしてしまった。
その松ちゃんの長編監督第二作目が公開!
もし、この映画がつまらなかったら、もう松ちゃんの映画は絶対に観ないことを心に決めて劇場にいく。
メキシコのプロレスラーの家族と、四方を白い壁で囲まれた部屋に閉じ込められたパジャマ姿の男の話が交互に展開していく。
パジャマの男のエピソードは「CUBE」を思わせるものがあった。
結論から言うと、「大日本人」よりはまだましくらいかなあ。
1~2箇所くすっと笑えるところがあっただけでも、「大日本人」よりも良いと思う。
正直、このネタだと短編の方がよく、残念ながら松ちゃんには長編を手掛けるほどの演出力はまだない。
この話を深読みすることはできるが、それはかまれすぎて騙されているだけで、非常にわかりやすい話であり、実は深読みするだけの情報量がないのだ。
一方で、松ちゃんの世界を普通に笑わせるのには、やはり浜ちゃんのツッコミ存在が大きかったんだなあと実感した。
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TB有難うございました。
松本監督の第2弾となりました。
才能や感性は他の人にはないものを
持っているなって思うのですが、
ただ、興業的に成立していかないと
今後の作品が苦しくなる予感がしています。
この作品を受け入れる人は、多くはない
気がしました。
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
投稿: シムウナ | 2009年9月23日 (水) 11時28分